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釣れない時のコツとヒント | おすすめビッグベイトの使い方

ビッグベイト

皆さんは日頃、「ビッグベイト」を使われていますか?

琵琶湖や池原ダムなど、ボートでの釣りをされる方であれば馴染のルアーかもしれませんが、野池や小規模なフィールドで使われることは少ないのではないでしょうか。
また、ビッグベイトは釣れないと諦めてしまっている方もいらっしゃいますよね。

その主な理由としては次が挙げられます。

  • ライトリグや小型プラグの方が釣りやすい
  • ビッグベイトは難しい
  • ビッグベイトで釣れる気がしない

本記事では、そんな敬遠されがちなビッグベイトの魅力と、より簡単に使っていただくための方法を紹介します。
まだビッグベイトに挑戦されたことの無い方や、ビッグベイトで釣れないと思っている方は、是非参考にしてみてください。

ビックベイトとは?

説明するまでもないかもしれませんが、ビッグベイトはとても大きなルアーです(笑)
小型~レギュラークラスのビッグベイトでも、1oz(28g)~2oz(56g)ほどの自重があるルアー。
その形態も様々で、次のようなビッグベイトが存在しています。

  • ジョイントされたボディのプラグ
  • ワームのようなソフト素材で作られたスイムベイト
  • 羽系と呼ばれるクローラーベイト

さらにジョイントタイプのプラグは、「サスペンドタイプ(沈む物)」と「フローティングタイプ(浮くもの)」の物に分類。
単に大きいだけでなく、用途や特徴に応じて、さまざまな機能で細分化されているルアーです。

ビッグベイト向きなシチュエーションとは

ビッグベイトが向くシチュエーションとしては、他のルアー同様に朝まずめ・夕まずめが効果的。ですが、その大きさからくる意外性は、どんな時間帯のバスにでもスイッチを入れるパワーを兼ね備えています。
ビッグベイトのブーム初期に比べると落ち着いてはきましたが、ライトリグやスモールプラグを見切ったバスにも、意表を突いた存在感でアピールできますね。

季節的にもオールシーズンで実績があり、特に食欲が上がるアフタースポーンを過ぎた6月以降や秋頃がおすすめ。
秋の荒食いを終えても、まだ食べ足りていないビッグバスが初冬に炸裂する事もあります。

バスが居着いていそうなカバーやストラクチャー(ブレイク、ブッシュ、岩盤など)があれば、どんな状況でもチャンスがあるルアーと言えますね。

ビッグベイトのメリット

ビッグベイトをあまり使う気にならない...と思っている方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、ビッグベイトで釣りをする代表的なメリットを紹介します。

集魚力が半端ない

ビッグベイトは、ルアー自体の大きさがあるので、波動も大きく、離れた位置のバスからも発見されやすいのが特徴。
キャストしたポイント周辺に、やる気があるバスがいれば、かなりの確率でルアーをチェイスしてきます。
バイトまで持ち込めるとは限りませんが、バスの存在を確認するルアーとして強い力を持っていると言えます。

釣れる魚が大きい

ルアー自体の大きさがあるため、ほぼ小さいバスは食ってきません(たまにアタックしてきますが…)。
なので、高確率で釣れる魚がデカい事が、ビッグベイト最大のメリットと言えます。

もちろん、ワームや小型のハードルアーでも大物は釣れます。
ただ、アプローチする場所や誘い方が合っていないと、先に小型サイズを釣り上げてしまい、ビッグバスに警戒心を与えてしまう事も。
ビッグベイトであれば、デカバスだけに狙いを定めて攻略できますね。

最高の満足感と充実感を味わえる

ビッグベイトは、使い手が増えた現在でも、周囲があまりやっていない釣りであり、独自のスタイルをやり通している充実感の高い釣り。
そのスタイルで釣れた時は、他の釣り方とは違った最高に爽快な気分になれます!

ビッグベイトでの釣りのデメリット

次に、ビッグベイトのデメリットを紹介。
ビッグベイトは魅力的な釣りですが、他の釣り方よりリスクがある事も確かです。

値段・価格が高い

ビッグベイトアーの中には安い商品もあるものの、ほとんどの価格が2000円以上。
物によっては通常のルアーが2,3個買える値段になるので、お財布に厳しい釣りと言えます。

それだけにビッグベイトには愛着が湧きやすく、釣れた時の喜びが大きいものになるのではないでしょうか。

一日やり続けるのに精神力を使う

時期、場所によってパターンにはまると爆釣することもありますが、そんなチャンスは滅多にありません。ビッグベイトは、数よりもサイズ重視の釣りになるので、とにかく一日やりきる集中力が必要。中々釣れない時間帯が過ぎると、ついつい他のタックルを使ってしまいたくなります。

自分自身、冬にビッグベイトを一日やり続け、ノーフィッシュだった時はかなり精神的に辛かったです…
そこで、ビッグベイトを一日やり続ける自分なりのコツをご紹介します。

常に水中をイメージしながら釣りをする

ただ何となくビッグベイトを巻いていると、時間と共にかなり苦痛になってきます。
そんな時は、水中をイメージしながら巻くと、釣りの楽しさがまる違うものに感じるのでおすすめ。
『こんな感じに魚は見ているだろうな』『こっちがだめなら、違う角度から巻いてみよう』など、少しの考え方で楽しさが変わります。

デカバスは簡単ではない!だからこそ感動がある!

どんなスタイルの釣りでも、ランカーサイズのバスは簡単には釣れません。
むしろ簡単に大物が釣れたら、あまり面白いとは言えないのではないでしょうか。

釣りの回数を重ねると、単に魚を釣るだけでなく、「どんなスタイルで釣ったか?」が楽しみの一つになってきます。
その時々で正解を見つけ出す事もバス釣りの醍醐味ですが、自分のスタイルを状況にアジャストさせる強引な釣り方もまた爽快。
ひたすら信じたスタイルをやり通した結果の感動を想像してみてください。
これだけで、やる気と集中力が全く変わってきます。

圧巻のバイト!一度経験するとやめられない

ビックベイトを巻いてきて、バイトの瞬間!
『ドンッ』といきなりロッドを持っていかれるかのような激しいアタリが手に伝わります。

ビッグベイトに対するバイト時の激しい突っ込みは、一度味わうと本当にクセになります。
デカいルアーと、デカバスのガチ合ったその瞬間の感覚を味わうと、一日巻いていても嫌になりません。

おすすめのビッグベイト3選

それでは、おすすめのビッグベイトを紹介します。
大きいルアーは、水を押す力やアクションの波動が明確。その分、ルアー特性によって魚の反応が極端に異なり、ごまかしが効きにくいジャンルと言えます。
なので、できるだけ実績の高いビッグベイトで実釣体験を重ねるのがおすすめ。

ジョインテッドクロー(ガンクラフト)

最初におすすめしたいのは、元祖S字系ビックベイトとも言える「ジョイクロ」。
ビッグベイトでの釣りスタイルを一般的にも広めた立役者でもあり、非常に実績の高いルアーです。

ただゆっくり巻くだけで、本物の魚のごとく艶めかしく動きます。チェイスがあった場合は、巻く速度を上げるか、ロッドでトゥイッチして間を作るかすると効果的。

サイズは様々ありますが、オリジナルサイズの178が最もおすすめです。
ベイトに合わせて小さいサイズも有効ですが、『大は小を兼ねる』とも言えるビッグベイト。
バスの視点から様々な見せ方をする為にも、その実績の高さからも、オリジナルサの178がおすすめです。

躱マイキー(ジャッカル)

次におすすめしたいのがジャッカルの「マイキー」。
マイキーには様々なバリエーションがありますが、カバーへタイトにアプローチできる「躱マイキー」がおすすめです。
オリジナルのマイキーより根がかり回避能力に優れ、カバーでも強いアピール力を発揮。
サイズ的(140mm, 31.5g)にも一番使いやすいサイズのビックベイトです。

潜行深度は約1.5mとそれほど深くないので、ディープからバスを浮かせると言うより、オカッパリやシャロー向けかもしれません。

ラストエース168(エバーグリーン)

「ラストエース」は、これまで見てきた中で一番使いやすいと感じているスイムベイトです。
その理由は、その大きさの割にとにかく操作しやすく、アクションを付けやすい点。

ビッグベイトを始めた頃は、まずタダ巻きから使ってみると思います。
ですが、少し慣れてくるとアクションをつけ、自分のイメージする動きで釣りをしたくなります。
そうした時、自分がイメージする思いのままの動きを付けやすいのがラストエース。
ただ泳ぐ魚、逃げる魚、ベイトを追う魚、どんなパターンにも操れるスイムベイトです。

ビッグベイトの使い方 | ルアーを引いてくるイメージ

ビッグベイトの捕食パターンは大きく次の2種類があります。

  • チェイスしてきて後ろから食うパターン
  • ルアーの下から食い上げてくるパターン

バスがビッグベイトにチェイスしてくるパターンは、何かしらのカバー、ストラクチャーについているパターンが多め。
チェイスがあってもバイトに至らない事も多いので、障害物のあらゆる方向からアプローチして、反応の違いを見極めてください。
また、できるだけタイトに引いてくることが重要です。
こうした釣り方であれば、躱マイキーラストエースがおすすめです。

そしてもう一方、バスが下から食い上げてくるパターン。
ある程度水深のあるエリアで多いパターンで、何よりボトムにいるバスに気付かせる事が重要です。
なので、サイズが大きく波動が強いルアーがおすすめ。
自分の場合、こうしたパターンではジョインテッドクロー、ジョイクロが最適だと実感しています。

ビックベイトを使う際のおすすめタックル

ビッグベイトの中でも比較的小柄な物であれば、MHやHのバーサタイルロッド・ジグロッドでも扱えます。
ただ、できればビッグベイト専用のタックルを用意した方が快適。
特にパワーロッドはラバージグや底物向けの設計が多いので、大型のルアーをしっかりと投げやすく、巻きやすい専用ロッドは長時間の釣りをストレスフリーにしてくれます。
大物が掛かるワンチャンスにも、しっかり対応してくれるのが専用タックルの魅力!

おすすめのビッグベイト用ロッド

ビッグベイトを使うのであれば、ロッドは7フィート前後の長さで、ヘビーからEXヘビーパワーがいいですね。
ロッド全体に重量を分散させて投げやすく、操作性の高いロッドがおすすめ。

一昔前は7フィート半以上のロングロッドが主流でしたが、さまざまな性能が向上した最近はショートロッドで精度の高いキャスティングを可能とするビッグベイト専用ロッドが増えてきています。
ダイワのリベリオンやシマノ アドレナのビッグベイト用ロッドは、発売以来高い人気で、品切れ状態が続いていました。

シマノ(SHIMANO) ロッド ポイズンアドレナ 169XH-SB/2 ベイトモデル センターカット2ピース
created by Rinker

おすすめのビッグベイト用リール

リールは巻きパワーのある「シマノ カルカッタコンクエスト DC」や「ダイワ リョウガ」などがベストです。
単に巻くだけであれば他のリールでも可能ですが、このクラスのリールは、余分な力を入れなくても強いパワーを発揮。抵抗の強い大きなルアーを丁寧に緻密にトレースする事ができます。

ライン

フロロカーボンなら16lb位、ナイロンなら20lb以上のラインが目安になります。
かかる魚が大きい事と、食った時の最初の突っ込みは半端じゃないので、ラインには十分な強度が必要。

慣れた人であれば、14lbあたりのラインで繊細にアクションさせる場合もありますが、数少ないビッグバスのチャンスに備えて万全な強度を備えておくのが良さそうですね。

まとめ

どんなルアーでもそうですが、水中にあるルアーの存在をイメージすることがキモになってきます。

自分の投げたビックベイトをどんなポジションで見ているのか?
魚がどんな風にルアーを見ているのか?
色々とイメージしながらキャストして巻きつつ、「今か!」と思ってトゥイッチしてみたり、スピードを上げてみたり、そういった細かい経験の積み重ねが釣果に繋がってきます。

ブラックバスは捕食スイッチが1度入れば、食うまで中々捕食モードが切れません。
ビックベイトはそんなスイッチを入れる最高の道具だと思います。
皆さんもぜひどんどんあらゆるフィールドで投げて使ってください。

ロッドやリールについては、こちらの記事も参考にしてみてください。

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