2021年もあとわずかとなりました。
いつも当サイトをご覧いただき、誠にありがとうございます。
昨年に引き続き、今年も思うような釣りが楽しめなかった人も多かったかもしれません。
特に、バス釣りのハイシーズンとなる春先から夏にかけては、コロナの猛威が厳しい状態でした。それは決して他人事ではなく、身の回りでもコロナ過の影響を受けた方が大勢居られると思います。
引き続き、徹底した感染予防対策など、皆で協力し合って少しでも良い状況に向かっていければいいですね。
そうした中でも、2021年のバスフィッシングは消えることなく、今までと変わらない熱気で盛りあがりました!
海外で躍進する日本人選手たち、様々な新製品の登場、新しいルアーやメッソッドなど、バス釣りは人生のレクリエーションとして欠かせないものになっているのではないでしょうか。
そこで本記事では、2021年に当サイトで最も注目度が高かったバス用アイテムや情報を紹介します。
2021年 バス用リール まとめ
2021年は、新しいバス用リールが数多く登場しました。
当サイトで注目度の高かったリールを紹介します。
1位:ダイワ アルファス SVTW
今年、最も注目が高かったリールは、ダイワの「21アルファス SVTW」。ライトバーサタイルなベイトリール「アルファス」が、2021年新製品としてフルモデルチェンジされた製品です。
アルファスは、比較的軽量なルアーを得意とするベイトリール。その特性はそのままに、回転の立ち上がりが早い32㎜径SVスプールを搭載し、ベイトフィネスに近い領域のルアーまでトラブルレスに扱えます。
最も特徴的なポイントは、ダイワの次世代コンセプト「ハイーパードライブデザイン」を採用した点。その恩恵となるアルミハウジングの高剛性ボディと新規設計のギアシステムは、小型リールとは思えない巻き心地・巻き上げパワーを実現しています。
ハイギアモデルであっても、従来のバーサタイルリール機に引けを取らない、あるいはそれ以上のリーリングを堪能できました。
加えて、十分なラインキャパがある事から、ビッグベイトを含むバーサタイルな用途にも最適。本体がコンパクトで十分軽量なこともあり、現代のバスフィッシングにおいて最も使い勝手の良いパフォーマンスを発揮してくれますね。
個人的にも、2021年に購入した製品の中でベストバイなアイテムだと思いました。
2位:シマノ 21 アンタレス DC
技術的な要素を含め、2021年モデルで要注目だったベイトリールが「21アンタレスDC」です。
遠投に有利な大径スプールを採用し、圧倒的なロングキャストが可能。大口径なスプールは扱いがやや難しい面もありますが、それをデジタル制御のDCブレーキによってオートマチックな使い心地を実現しています。
CPUの高速化...というスマホやPCのような進化を遂げた事も特徴。デジタル制御のレスポンスが向上し、キャスト中の横風など、急な状況変化にも対応力が上がっています。
前モデルで若干ピーキーとも言われていた「遠投用:Xモード」が扱いやすくなった点も見逃せませんね。
フラッグシップモデルとして、飛躍的な進歩を遂げた21アンタレスDC。トラブルレスで扱いやすく、巻き上げパワーも圧巻!
特に遠投を多用するアングラーには、手放せなくなるアイテムです。
3位:ダイワ 21 ジリオン SVTW
バーサタイルベイトリールで手堅い人気だったのが「21ジリオン SVTW」。2020年に話題となった「シマノ 20メタニウム」に匹敵する注目度でした。
発売当初こそ、同じく2021年製品として登場したハイエンドモデル「スティーズ リミテッド SVTW」に話題が集まりましたが、ほぼ同等のパフォーマンスを質実剛健なクオリティで完成させている事などから、徐々に人気が高まってきました。
バス用のバーサタイルベイトリールとして、トラブルレスに扱いやすく、トータルパフォーマンスに優れた製品ですね。
4位:ダイワ 19 スティーズ CT SVTW
2021年を通じて、記事のアクセス数が多かったベイトリールが「スティーズ CT SVTW」です。
2019年モデルなので発売から年数が経っていますが、ベイトフィネスに匹敵する軽量ルアーへの対応力と、バーサタイル性能を両立させているバランスが再評価されているのかもしれません。
昨今の厳しいフィールド事情を考慮するなら、ある程度太めのラインキャパを確保しつつ、小型ルアーや軽量リグを扱いやすい特性が求められていると言えそうですね。
シャロースプールが別売のカスタムパーツとして発売された事で、よりベイトフィネス専用機に近い使い心地も実現。海外では、ハイパードライブデザインを採用し、よりパワーアップした「スティーズ CT SVTW 70」が発売されたので、日本国内でも派生形が登場しそうな予感がします。
2021年 バスロッド まとめ
2021年は、コストパフォーマンスに優れた本格派バスロッド「ブレイゾン」がフルモデルチェンジ!自分も実際に使ってみましたが、非常に使いやすく、バス用に特化したロッドとして十分すぎる性能を堪能しました。
また、魚種を問わないフリースタイルロッドも注目が高かったですね。
バスだけではなく、渓流やソルトのルアーフィッシングがブームになりつつある現状を反映していると思います。
1位:シマノ スコーピオン ロッド
今年アクセス数が最も多かったバスロッドが「シマノ スコーピオン」。2019年に現行品が発売されて以降、根強い人気があります。
シマノのスコーピオンは、魚種を問わないフリースタイルロッド。世界中の様々な釣りを熟知されている村田基さん監修モデルです。村田基さんの代表作としては、同じくフリースタイルなロッド「ワールドシャウラ」が有名。ただ、かなりのハイエンドモデルで価格帯も高額です。
現行のワールドシャウラには及ばないものの、スコーピオンロッドはワールドシャウラの初代モデルと同等の強さ・パフォーマンス。かなり価格性能比に優れたロッドと言えますね。
バスフィッシングのトーナメントといった大会で勝つためのロッドではありませんが、ルアーを正確にキャストする・掛かった大物をバラし難い..といった基本的な実釣性能に優れている点も特徴。バス釣りを楽しみつつ、他の魚種に挑戦してみたい方におすすめなロッドです。
2位:ダイワ ブレイゾン
ダイワのバスロッド「ブレイゾン」は、本格的なバスフィッシングを楽しみたい方に最適なベーシックモデル。用途に応じた機種が揃っていて、比較的手に入りやすい価格帯が魅力の製品です。
そのブレイゾンが2021年にフルモデルチェンジ。新製品情報が発表されて以来、当サイトでも注目が集まっていました。
カーボンモノコックリアグリップやエアセンサーシートなど、最新技術とテクノのジーで性能も向上。カーボン含有率がやや低いものの、感度や操作性も十分なパフォーマンスを備えています。
実際に何本か使用してみましたが、適度な粘りがあり、非常に使いやすいロッド特性。初心者や入門者でもキャストやルアー操作が快適で、ベテランの方でも満足できる実釣性能があると感じました。
外見がスタンダードな飽きのこないデザインで、仕上がりも丁寧。所有感も十分で、長く愛されそうな製品ですね。
3位:リベリオン
昨年に引き続き、注目が非常に高いバスロッドシリーズが「ダイワ リベリオン」。202年に発売した当初は、派手なプロモーションが賛否両論でしたが、その性能は確かなものがあります。
全機種で共通して使いやすく、感度やキャスト精度に優れたパフォーマンスを発揮できる事に加え、ベイトフィネスやパワーフィネス、ビッグベイト用やミドスト・ホバスト用など、専門特化したモデルが多い事も特徴。穂先の立ち上がりが鋭いファーストテーパーモデルや、王道に使いやすいレギュラーテーパーモデルなど、各モデルが基本性能を抑えつつ、プラスαな特性が光ります。
ファーストテーパーのビッグベイトロッドや巻物用グラスコンポジットモデルなど、一見すると「え?」と疑問視が湧いてしまいそうな番手もありますが、実際に使ってみると、クイックに反応する穂先とロッド全体がしっかり曲がる絶妙な設計。比較的入手しやすい価格帯の中で、使いやすさと独自性能がバランスよくまとまっている製品です。
小池貴幸プロが、アメリカのトーナメントでリベリオンを使っていた事からも、その実力をうかがい知ることができますね。
4位:ポイズンアドレナ
私自身意外だったのですが、2021年度はシマノのバスロッド「ポイズンアドレナ」にも注目が集まりました。
特にセンターカット2ピース版が人気だったようで、2018年に登場して以来、非常に長い人気を得ています。
超ハイエンドモデルとまでいきませんが、ポイズンアドレナは比較的高価で高性能なロッド。様々な事情で釣りに行く機会が制約される中、持ち運びに便利な2ピース版の需要が高まっているのかもしれません。
ポイズンアドレナであれば、センターカット2ピース版でも優れたパフォーマンスを期待できるので、携帯性と実釣性能のどちらも妥協しないアングラー向けですね。
2021年 バス関連記事 まとめ
その他、バス関連で人気のあった記事を紹介します。
1位:バス釣り用 PEライン
2021年、PEラインの記事に人気が集まりました。
水に馴染みやすい高比重PEラインに、比較的手頃な価格帯で「ピットブル G5」が新発売された事などからも、バス釣りでもPEラインの需要が高まっているようですね。
2位:ベイトリールのブレーキ設定
最近のベイトリールはブレーキ性能が高く、メカニカルブレーキやテクニカルブレーキの重要性が低くなっています。
スプールのガタがギリギリ無いセッティング、いわゆる「ゼロポジション」が推奨されていますが、よくよく取扱説明書を見てみると、メーカーや機種によってその設定は微妙に異なるようです。
お手持ちのベイトリールがイマイチ使いにくいと感じている方は、取扱説明書を再確認してみてはいかがでしょうか。
3位:ゲーリーヤマモト 「ヤマタヌキ」
2021年春先にゲーリーヤマモトから新発売されたワーム「ヤマタヌキ」。その独特なシルエットもさることながら、SNSなどでは非常に好調な釣果を叩き出しているようです。
自分自身、2021年はヤマタヌキでいい釣りを堪能できました。
小粒で高比重、オカッパリのベイトタックルでも使いやすい設計がいいですね。
しっかりとしたアピール力を備えつつ、強すぎない波動でバスに口を使わせてくれます。
4位:青木 大介 選手「バスマスターオープン」初優勝!!
2019年よりアメリカのトーナメントに参戦している青木大介プロ。日本国内での圧倒的な強さとは裏腹に、海外では厳しい成績が続いていました。
しかし!遂に2021年、バスマスターオープンで初優勝!!
その後も順当に好成績を収め、アメリカのトーナメントで上位カテゴリとなる「Bassmaster Eliteシリーズ」への昇格が決まりました。
本当におめでとうございます!!
まとめ
いよいよ今年もラストスパート。
2022年の釣りに向け、皆さんそれぞれの思いを抱いているのではないでしょうか。
年が明ければ、さまざまな新製品も発表されると思います。
新しい道具やメソッドを求めてもいいですし、変わらない定番テクニックで状況にアジャストし続けるのもいいですね。
それぞれのスタイルや方法・戦略で、2022年の釣りも最高に楽しんでいきましょう!
もちろん、残り僅かな2021年のラストチャンスに挑むのも正解です!!
来年も引き続き、よろしくお願いいたします。
よいお年を!
その他、おすすめの関連記事
2021年は、マルチピースのパックロッドが非常に充実した年だと感じました。
1本のバスロッドとして本格的な性能を備えつつ、コストパフォーマンスの高い製品から超ハイエンドモデルまで、非常に充実したラインナップです。
いずれも手軽に持ち運べるのがメリットで、仕事帰りや旅先のフィールドなど、今まで以上に釣りを楽しむ機会と場所を増やしてくれるアイテム。おすすめの記事をまとめているので、参考にしてみてください。
自分自身で実際に使用してみたインプレも記載しています。
また、魚種を問わないフリースタイルロッドも2021年の注目製品。特に「スコーピオン XV」は、世界中で様々な釣りを経験されている村田基さんとシマノの技術が無ければ、実現していなかったと思えるロッドですね。
非常にコストパフォーマンスに優れていて、小学生から大人まで楽しめる機種がラインナップされています。
バスフィッシングの攻略、ソルトやトラウトなどのルアーフィッシング入門、各種タックルのインプレやおすすめ商品も紹介しているので、興味をお持ちの方はご覧ください。