出典:SHIMANO
「一生を通じてバスフィッシングを楽しむ人の為に。」
バンタムは、シマノのバスフィッシング専門ブランド。
その名を掲げた「バンタム」のバスロッドは、生粋のバスアングラーをターゲットとした製品です。
1尾にたどり着くプロセスがバスフィッシングの醍醐味。だからこそ、バスフィッシングの本質を楽しむアングラーがロッドに求めるのは、掛けた魚を逃さない余力と粘りのあるパワーではないでしょうか。
「タフなコンディション下における唯一のバイト」「千載一遇のタイミングで訪れたビッグバス」など、様々な戦略やアプローチを経てたどり着いた1尾に対し、安定したロッド性能でファイトをサポートする事がバンタムロッドの理念。
単にパワフルで強いだけではなく、「キッチリ曲がって粘る」「高負荷でもガッチリ耐える」といった、モンスタークラスなビッグバスとのファイトに研ぎ澄まされた性能です。
バスとの優れたファイト性能だけに留まらず、そこに至るまでのキャスティングやルアー操作といった基本性能も高バランス。バスフィッシングの本質を追求し、質実剛健なバスロッドとしてバンタムは完成されています。
そのバンタムロッドが、2022年にフルモデルチェンジ!「22バンタム ロッド」として生まれ変わり、新登場します。
多様化する現代のバスフィッシングシーンにおいて変わらぬ安定的なパフォーマンスを発揮し、過酷なフィールド環境を酷使できるパワーを纏ったロッドへと進化。それは、闇雲に最新技術を盛り込むだけではなく、1尾を追い求めるバスフィッシングの醍醐味を、さらに快適でストレスフリーに楽しめる事を追求した特性です。
本記事では、2022年注目の新製品「バンタム ロッド」の魅力や特徴、機種ラインナップを紹介!
目次
バンタム ロッド 2022年モデル | 特徴と魅力
公式サイト出典:SHIMANO
2022年 NEWバンタムロッドは、2つの点で全面的に生まれ変わりました。
1つは、機種の特性に応じ、1ピースや2ピースといったロッド構造をフレキシブルに採用した点。スムーズなテーパーが必要な機種は1ピース、バットパワーが求められる番手はショートバットワン&ハーフと呼ばれる特殊な2ピースであったり、穂先とバット側でバランスを追求したモデルにはセンターカット2ピースが採用されています。
もう1つは、最新の素材やロッド製法によって、パワーと耐久性が大きく向上した点。ガチガチに固めた仕上がりではなく、前述のフレキシブルなロッド構造によって、粘りながら曲がる、どんな負荷にも負けない...など、ロッドの要所ごとに最適なバージョンアップが施されています。
前モデルでもパワーのあったバンタムロッド。それを更に強化する事で、ロッド調子に力強い余力が生まれたと言えますね。
パワーや耐久性を向上させつつ、モデル全体で重量が抑えめになっている点も見逃せません。
大きく生まれ変わったバンタムニューロッド。その特徴を順に紹介していきます。
1ピース&2ピース、ロッド構造に捕らわれない最適解
▲機種の特性に応じて、1ピースと2ピース構造を使い分けている 出典:SHIMANO
昔からバスロッドは、全体がスムーズに曲がりやすい1ピースモデルが伝統的な構造。特に、バンタムのようなハイエンドクラスは1ピースが主体となります。
しかし、そうしたバスロッドの既成概念に捕らわれる事無く、「22バンタム ロッド」には、多数の2ピースモデルがラインナップされました。
特筆すべき点は、同じ機種・番手で1ピース版と2ピース版が存在するのではなく、ロッドの特性に応じた構造で設計されている点。つまり、持ち運びしやすい利便性だけを追求した訳ではありません。
2ピースのジョイント構造だからこそ引き出せる特性を、必要な機種に採用したと言えます。
最近の2ピースロッドは性能が向上していて、1ピースモデルに近い使用感を実現できるようになりました。
加えて、素材や製法の進化により、各ピースごとに最適な設計が可能。1ピースモデルとは異なる、2ピースのジョイント構造だから可能となったロッド調子や特性があります。
「バンタム ロッド 2022年モデル」は、ロッド構造をフレキシブルに設計し、各機種で求められる究極の性能を実現。新技術やテクノロジーを盛り込むだけではなく、実釣において真に必要な特性を設計面からも突き詰めた新シリーズに仕上がっています。
開発に携わったプロスタッフによると、3ピースや4ピースを含め、今後さらにロッド特性を追求したマルチピース構造もあり得るとか。ロッド性能を追求する大胆な改革ですよね。
22バンタムロッドは、機種の特性に応じて、次のようなロッド構造を採用しています。
・曲がりがスムーズな1ピース
・バット側が短いショートバットワン&ハーフの2ピース
・ティップ側が短いショートティップワン&ハーフの2ピース
・標準的なセンターカット2ピース
それぞれのロッド構造の特性は次の通りです。
1ピース:スタンダードコンセプト
バスロッドのスタンダードとも言える1ピースモデルは、ジョイン構造の継ぎが無いため、ロッド全体の曲がりがスムーズ。幅広いルアーや釣り方に対応しつつ、十分なバットパワーも備えています。
6フィート9インチ以上のモデルはグリップ着脱式(継数2)のようですね。
※採用モデル:165MH、168M、170MH、172H、264ML、267L、269M、274M+
2ピース:ショートバットワン&ハーフ / リフトパワーアップコンセプト
グリップ部分の上部に継ぎ目を設定し、バット側が短く、穂先側の長い2ピース構造。ジョイント構造でバット部分のロッド径がアップするので、強靭なバットパワーを実現します。
繊細な穂先を備えつつ、ロッド根本のバットは強い特性を合わせ持つ事が可能。キャスティング時の負荷を強いバットが支えるので、重量級ルアーのキャスタビリティも向上します。
※採用モデル:163ML-2、168XH-SB/2、1711MH+-SB/2
2ピース:ショートティップワン&ハーフ / フッキングパワーアップコンセプト
ベリー付近に継ぎ目を設定し、穂先側が短く、バット側の長い2ピース構造。継ぎ目部分のロッド径がアップするので、ベリー付近の調子が鋭いフッキングパワーを実現します。
ルアーアクションをスポイルしない繊細な穂先を備えつつ、優れたフッキング性能を合わせ持つ事が可能。巻物用ロッドのしなやかさを保ちつつ、フッキングパワーを向上させる事に成功しました。
※採用モデル:168ML+-G/2、170M+-G/2
2ピース:センターカット / ロッドバランスアップコンセプト
ロッド中央のセンターに継ぎ目を設定し、均等な長さで分割された2ピース構造。高いバットパワーを備えつつ、ティップ側をワンランク繊細で軽量に仕上げることで、優れたロッドバランスを実現しました。
細かいロッド操作やルアーアクションでも、軽量で繊細な穂先が快適な操作性を発揮します。
※採用モデル:168L+-BFS/2、264UL-S/2
有り余るパワーとタフネス
▲基本構造「スパイラルXコア」と強化構造「ハイパワーX」の組み合わせ 出典:SHIMANO
2022年のニューバンタムは、シマノ最高峰のブランクス製法を採用。最新技術「スパイラルXコア」と定番技術「ハイパワーX」を組み合わせ、前モデルと比較して10%以上の強度アップが図られています。
そのパワフルなブランクスに、強固なステンレス製ガイドフレームを搭載するなど、とことん耐久性を重視した構成。有り余る程のパワーとタフネスで、自己記録のバスに挑戦し続けるアングラーに高い信頼感を与えてくれるロッドです。
目で感じ手に伝わる、歴史と実用性
出典:SHIMANO
22バンタムロッドは、カーボンモノコックグリップに代表されるシマノ最新素材ではなく、あえてコルクグリップを採用。長期間十分な性能を保ちつつ、コルクは使い込むほど傷や経年劣化が「味」として刻まれます。
最新テクノロジーではなく、あえて伝統的で趣のあるグリップは、長年使い込む事を想定した道具だからこそ。コルクに刻まれる風合いは、アングラーの思い出と歴史を示す証ですね。
出典:SHIMANO
味のあるコルクグリップを基本としつつ、バンタムのロッドにはEVAグリップモデルもラインナップ。168XH-SB/2、1711MH+-SB/2の2機種は、ビッグベイトなどの大型ルアーを力強く振り抜けるように、雨などのタフコンディションでも滑りにくい硬質なEVAグリップが採用されています。
基本理念を尊重しつつ、実使用における譲れない性能には妥協しない。モンスターをターゲットとしたスペシャル仕様になっています。
その他、採用技術
「バンタムロッド2022年モデル」は、次のような技術・テクノロジーを採用。一部の技術は、必要な機種のみに搭載されています。
スパイラルXコア
世界に類を見ない、シマノ独自の最新ロッド製法が「スパイラルXコア」です。
通常、複数のカーボンシートで製造されるロッドを、単一シートのみで構築。それを軽量なカーボンテープで隙間なく、重なり合う事なく2重に締め上げる事で、軽量かつ高強度なロッドを完成させました。
いわゆる、X状にテープで締め上げる強化構造とは異なり、ロッドの根幹となる基本構造を改革したテクノロジーです。
ロッドの要所に応じて、カーボンテープの締め上げ角度を調整する事で、強化構造程ではないものの、ネジレやブレを抑制。ブランクス単体でも、ロッド本来のパワーや調子を発揮しやすい特性です。
そのスパイラルXの素材に、東レ(株)のナノアロイテクノロジーをプラス。従来のスパイラルXと比べ、ネジリ強度10%アップ、つぶれ強度15%アップを達成しました。
ハイパワーX
キャストやファイト時のネジレを抑制する強化構造が「ハイパワーX」です。ロッドの曲がりが釣り人の意図する方向性を保持し、ブランクス本来の性能がフルに発揮されます。
ロッドの基本構造「スパイラルX」と組み合わせる事で、そのメリットはさらに向上。軽く丈夫で、ロッドの曲がりを思い通りにコントロールしやすい特性を実現しました。
エキサイトトップ
オートマチックにシェイキングを演出しやすい特殊設計の穂先。少ない操作で揺れ動くベリーがやや重めのティップに追従する事で、細かいルアー操作を持続させやすい特性です。
目で見える感度や、手元に伝わる情報も向上。魚に対するアプローチが大きく変わるテクノロジーです。
※274M+に採用
タフテック∞(インフィニティ)
新開発のソリッドティップ。一般的なソリッドに対し、巻き込み強度3倍、巻き込み量5倍を実現しています(シマノ従来品との比較)。
※264UL-S/2に採用
CI4+
カーボン繊維で強化された軽量かつ高強度の樹脂素材。リールシートなどに採用されています。
22バンタムロッド | 機種ラインナップ
ニューバンタムロッドのラインナップを紹介します。
スムーズな曲がりの1ピースモデルに加え、2ピースのジョイント構造だからこそ実現した機種も充実。
いずれの機種も、パワーや頑丈さをアップさせつつ、軽量化を研ぎ澄ませる事で操作性も向上しています。
ベイトロッド | 1ピース
22バンタムのベイトロッド1ピースモデルを紹介。機種によっては、グリップ着脱式の2ピース構造のモデルもあります。
165MH | ジグ&ワーム、フロッグやペンシルを巧みに操作
性能・スペック(ジグ&ワーム テクニカルプラッキング)
品番 | 全長(ft.) | 全長 | 継数 | 仕舞寸法 | 自重 | 先径 | ルアーウェイト | 適合ライン ナイロン‣フロロ | 適合ラインPE | カーボン含有率 | ガラス他含有率 | 本体価格 |
165MH | 6'5" | 1.96m | 1本 | 196.1cm | 125g | 2.41mm | 10~30g | 10~20lb | MAX 4号 | 99.6% | 0.4% | 42,000円 |
「22バンタム 165MH」は、ダイレクトにルアーに操作できる強めなティップと、粘りのあるバットが共存するミディアムヘビーパワー・ベイトロッド。ジグ&ワームによるテンポの速いボトム攻略を主体に、ペンシルベイトやフロッグなどトゥイッチを繰り返すハードベイトゲームも最適です。
太軸フックでも的確にバスの上顎を貫通できるフッキング性能も秀逸。
イヨケンこと「伊豫部 健」プロのインプレによると、バスの闘争心にスイッチを入れるテクニカルな操作で、思い通りのアクションを実現できるロッドだそうです。
竿先を下に向けた縦さばきでも水面を叩きにくいショートレングスで、ピッチングなども軽快なリズムで撃ち続ける事が可能。取り回しの良さが際立つ1本ですね。
ワームやフロッグといったスナッグレス性能の高いルアーで、カバーやストラクチャーを効率よく攻略される方におすすめ。
168M | オカッパリ、ボートを問わないバーサタイルベイトロッド
性能・スペック(バーサタイル)
品番 | 全長(ft.) | 全長 | 継数 | 仕舞寸法 | 自重 | 先径 | ルアーウェイト | 適合ライン ナイロン‣フロロ | 適合ラインPE | カーボン含有率 | ガラス他含有率 | 本体価格 |
168M | 6'8" | 2.03m | 1本 | 203.1cm | 117g | 1.69mm | 7~21g | 8~16lb | MAX 3号 | 99.5% | 0.5% | 42,000円 |
「22バンタム 168M」は、ハードルアー、ワームを問わず、バス釣りで使用頻度が高い10~20gクラスのルアーに最適なベイトロッド。アキュラシーとロングキャスト両方に適した6.8フィートの長さは、オカッパリでもボートでも使いやすい特性に仕上がっています。
スパイラルXコアを採用した事で、軽量化しつつパワーアップという相反する性能を向上。ファーストムービングルアーを正確にトレースし、フックアップ後も安定したパワーでファイトを展開できる1本です。
「伊豫部 健」プロの解説では、キャストや振り抜きのキレがアップ。空気抵抗の大きな若干投げにくいルアーも高い精度で投げれるようになっているそうです。
シャープな操作感で、ポッパーなどもキレのあるアクションで操作可能。バンタムロッドのベイトモデルとして、最初の1本におすすめな番手です。
170MH | 操作性と飛距離のバランスに長けたヘビーバーサタイル
出典:SHIMANO
性能・スペック(バーサタイル)
品番 | 全長(ft.) | 全長 | 継数 | 仕舞寸法 | 自重 | 先径 | ルアーウェイト | 適合ライン ナイロン‣フロロ | 適合ラインPE | カーボン含有率 | ガラス他含有率 | 本体価格 |
170MH | 7'0" | 2.13m | 2本 | 182.8cm | 125g | 1.98mm | 10~30g | 10~20lb | MAX 4号 | 98.3% | 1.7% | 44,000円 |
飛距離と操作性をバランスよく確立させたセミロングレングスのミディアムヘビーなベイトロッドが「22バンタム 170MH」です。
ジグやワーミングといった撃ち物に加え、1oz以下のハードルアーにも対応できる緩やかなファストテーパー仕様。極端な竿調子ではなく、ロッド全体を使い切るデザインによって、「安定した飛距離を生み出すバットパワー」と「喰わせの間を生み出すベリー」、「小さな変化を逃さないティップ」を兼ね備えています。
170MH は、伊豫部プロ・イヨケンさんのマストアイテム。伊豫部プロは、主にライトフリップを主体で使用されているようです。
撃ち物であれば、3/16oz(約5g)~3/8oz(約10.5g)を主軸に、7/16g(約12.6g)まで対応。バズベイトやミドルサイズのスイム&ビッグベイト、中量級スピナーベイトやスイムジグなども守備範囲に。
スパイラルXコアを採用した事で、操作性と力強さの両面が向上。ピッチングの竿さばきや、フックアップした時のパワーどちらも向上しているそうです。
撃ち物を多用される方は勿論、これからジグ&ワームを極めたい人にもおすすめなアイテム。細部まで考え抜かれた基本性能の高さと、使いやすさに磨きがかかった1本です。
バランスの良い特性なので、ヘビーバーサタイルロッドとしてもいいですね。
172H | 撃ち物にも対応するフロッグスペシャルロッド
性能・スペック(ジグ&ワーム テクニカルプラッキング)
品番 | 全長(ft.) | 全長 | 継数 | 仕舞寸法 | 自重 | 先径 | ルアーウェイト | 適合ライン ナイロン‣フロロ | 適合ラインPE | カーボン含有率 | ガラス他含有率 | 本体価格 |
172H | 7'2" | 2.18m | 2本 | 187.3cm | 130g | 1.82mm | 14~42g | 12~25lb | MAX 5号 | 98.9% | 1.1% | 45,000円 |
「22バンタム 172H」は、ソフトなティップとストロングなバットが共存する”フロッグスペシャル”のパワーベイトロッド。軽量化とパワーを磨き上げた事で、フリップやピッチング動作の負荷も軽減し、3/8oz前後のテキサスリグなどをカバー奥へ撃ち込む用途にも対応します。
ニューバンタムを象徴する強靭なバットは、太軸フックでもバスの上顎を一気に貫通させるフッキングパワー。
「伊豫部 健」プロのインプレでは、レギュラーサイズのフロッグでオープンウォーターからカバー寄りでも軽快な操作が可能。ヘビーパワーでありつつ、負荷がかかれば全体で曲がり込むレギュラーテーパーなので、キャスタビリティに優れ、遠投しやすく、ファイトでは魚に主導権を与えない特性となっているそうです。
パワーアップしつつも軽量化された事で、手数が物を言うフロッグゲームでも集中力を切らさずに攻め切る事が可能。その圧倒的なパワーはカバー撃ちにも抜群の威力を発揮します。
フロッグを主体としたパワーゲームでヘビーカバーを鮮やかに攻略したい方におすすめ。10g前後の撃ち物にも使えるので、様々なシーンで活躍の機会が多そうですね。
スピニングロッド | 1ピース
22バンタムのスピニングロッド1ピースモデルを紹介。機種によっては、グリップ着脱式の2ピース構造のモデルもあります。
264ML | 小型ハードベイトを巧みに操るスピニング
性能・スペック(テクニカルハードベイトスピン)
品番 | 全長(ft.) | 全長 | 継数 | 仕舞寸法 | 自重 | 先径 | ルアーウェイト | 適合ライン ナイロン‣フロロ | 適合ラインPE | カーボン含有率 | ガラス他含有率 | 本体価格 |
264ML | 6'4" | 1.93m | 1本 | 193.1cm | 95g | 1.82mm | 4~12g | 4~8lb | MAX 1.2号 | 99.6% | 0.4% | 42,000円 |
「22バンタム 264ML」は、片手で鋭く振り抜けるショートレングスで、安定した飛距離とキャスト精度を発揮するスピニングロッド。手返し良く、コンパクトなモーションの連続キャストで縦横無尽にストラクチャーを攻略できます。
ティップ先端からパワーのあるローテーパー設定で、1/8oz程度の少し重めのダウンショットによるリアクションや、小型プラグの高速巻きやトゥイッチ&ダートで広く探るシーンにおいて高い操作性能を発揮。
「佐々 一真プロ」のインプレでは、ポッパーやペンシルでのテーブルターン、シャッドやミノーでダートなど、小型ハードベイトを操る釣りで使いやすいそうです。
ショートレングスなロッドの張りが操作性を高め、魚の闘争心にスイッチを入れるアクションが可能。シーズン中はウィードフラット上やボイル撃ちで、水温が下がり始める秋以降はメタルバイブのリフト&フォールなど、活躍の場が多いロッドのようですね。
縦さばきのバーチカルな操作でも扱いやすく、フッキング性能も優秀。ファイト中は魚の引きにしっかりと追従する特性です。
小型のハードルアーでロッドアクションを多用される方におすすめ。少し重めのシンカーを使ったワーミングでも、キレのあるリアクション的な操作が可能なので、強めのスピニングタックルとしても重宝しそうですね。
1ピース全体がしっかりと曲がり、ランカークラスのバスをジワジワと浮かせて捕れるパワーも魅力。
267L | 欠かす事のできないバーサタイルスピニング
性能・スペック(バーサタイル)
品番 | 全長(ft.) | 全長 | 継数 | 仕舞寸法 | 自重 | 先径 | ルアーウェイト | 適合ライン ナイロン‣フロロ | 適合ラインPE | カーボン含有率 | ガラス他含有率 | 本体価格 |
267L | 6'7" | 2.01m | 1本 | 201cm | 95g | 1.73mm | 3~10g | 3~6lb | MAX 1号 | 99.6% | 0.4% | 42,000円 |
「22バンタム 267L」は、スピニングロッドのスタンダードとも呼べるバーサタイルモデル。軽い力でイージーに飛距離を叩き出せる特性で、ノーシンカーはもちろん、ネコリグやダウンショットといったライトリグ全般で着水音を殺したアプローチが可能です。
ファイト中はスムーズにロッドが曲がり、それがリフトパワーへと変換され。ランカーフィッシュとの駆け引きを楽しむ余裕さえ感じられる仕上がり。フィールドを限定しないバーサタイル性の高さは、バス釣りで欠かす事のできないアイテムと言えますね。
「佐々 一真プロ」のインプレによると、小型プラグをロッドワークでさばくのが264MLなら、267Lは長めのLパワーで乗せる様なロッド。プロップベイトなどのストレートリトリーブによる巻きで威力を発揮します。
I字系のプロップベイトにジグヘッド、ミノーやシャッドといった小型軽量なルアーでも、若干長めのレギュラーテーパーが、荷重をしっかりと乗せてロングキャスト可能。十分なプロダクティブゾーンを確保し、魚の追いしろを確保してくれます。
不意のバイトにも、ティップからキレイに曲がって食い込ませるのでミスが軽減。ライトリグ全般にも高相性で、遠投性能の高さはオカッパリでも高いパフォーマンスを発揮します。
22バンタムでスピニングを1本選ぶのであれば、まずはこの267Lがおすすめ。ライトリグから小型軽量ルアーまで、アングラーのスキルを存分に引き出してくれます。
269M | パワーフィネスのバーサタイルを目指したスピニングロッド
性能・スペック(パワーフィネス)
品番 | 全長(ft.) | 全長 | 継数 | 仕舞寸法 | 自重 | 先径 | ルアーウェイト | 適合ライン ナイロン‣フロロ | 適合ラインPE | カーボン含有率 | ガラス他含有率 | 本体価格 |
269M | 6'9" | 2.06m | 2本 | 180.3cm | 107g | 1.77mm | 5~15g | 5~10lb | MAX 1.5号 | 98.8% | 1.2% | 45,000円 |
パワーフィネスのバーサタイルとも呼べるスピニングモデルが「22バンタム 269M」。
スティックベイト、小型フロッグやエラストマー系フローティングワーム、カバーネコ、そしてスモールラバージグの吊るしなど、アプローチに応じて最適なアクションを生み出せる操作性重視な穂先のシャープさが特徴です。
その一方、バットはジワジワと緩やかにパワーアップさせることでキャスト性能とファイトの安定性を実現。これまで技術のある者だけが許されたカバー奥への侵攻を容易にし、「このロッドだから獲れた」と思える機会を演出します。
イヨケンこと「伊豫部 健」プロの解説では、パワーフィネスとしては若干ライト寄りな印象。ちょっとしたカバーや、掛け調子のジグヘッドで威力を発揮するそうです。
イヨケンさんは、PE1~1.5号を主軸に8~14lbのリーダーセッティング。国内でもアメリカでも、切り札的な存在となっているようです。
22バンタム 269M におすすめのリール
1~1.5号のPEを主体とするなら、おすすめのリールは「シマノ 22ステラ 3000MHG」。伊豫部プロも使用する番手の最新モデルです。
3000MHGは、シーバスゲーム用のスタンダードとなるクラスのリール。1.2号のPEラインを150m巻ける小型スプールに、4000番台ボディを組み合わせたパワーが魅力です。
2500Sとスプール互換がある点も見逃せません。
ただ、バス用途では特殊な番手なので、もう少しコストパフォーマンスの高いリールも候補に挙がります。
「シマノ 20ヴァンフォード 3000MHG」なら、比較的手頃な価格で十分な性能を発揮。こちらもバス用途で一般的な2500Sとスプール互換があるので、様々なシーンで使い分ける事が可能です。
274M+ | 遠投性能とシェイクでビッグバスを制するロングパワーフィネス
出典:SHIMANO
性能・スペック(パワーフィネス)
品番 | 全長(ft.) | 全長 | 継数 | 仕舞寸法 | 自重 | 先径 | ルアーウェイト | 適合ライン ナイロン‣フロロ | 適合ラインPE | カーボン含有率 | ガラス他含有率 | 本体価格 |
274M+ | 7'4" | 2.24m | 2本 | 196.7cm | 102g | 2.16mm | 5~21g | 5~10lb | MAX 1.5号 | 96.3% | 3.7% | 47,000円 |
ビッグバスハンターの証と称された名竿「274M」を進化させ、モンスターバスを制するMHクラスのリフトパワーをプラスしたロッドが「22バンタム 274M+」です。
7.4フィートのロングレングスに、ラインスラックをオートマチックに演出する「エキサイトトップ」を搭載。グラス素材を適度に複合させた粘りブランクスで、シェイク&スイミング操作時の揺るぎない水押し性能を発揮します。
「奥田 学」プロの解説によると、アングラーのシェイクをサポートしてくれるロッド。ロッドを振るだけで、エキサイトトップの重めなティップと柔軟なベリーが、ラインを引っ張りすぎない細かなアクションを演出。誰もがカンタンに、繊細かつ丁寧なルアーアクションを持続させやすい特性になっているようです。
スパイラルXコアを採用し、軽量感を持ちながらも従来よりパワーアップしたブランクスは、5g以上の若干重めなルアーやリグにも対応力が向上。操作性もバツグンです。
「陸王スピン」とも称される、そのオカッパリにおける独自性能は秀逸。高比重ワームとPEラインの組み合わせで、70m以上先にある対岸をも射程範囲におさめました。
ロングディスタンスでもキッチリと魚を掛けられるバットパワーも向上。圧倒的な飛距離と力強さ、相反する繊細なシェイク性能で、誰も攻めた事がないポイントを攻略したい方におすすめ。モンスターを取るために誕生した「ロングフィネススピニング」の進化版です!
22バンタム 274M+ におすすめのリール
規格外の遠投性とパワーを備え、それでいて繊細な誘いが可能な「バンタム274M+」。単なるパワーフィネスを超え、何もかもが破格な性能です。
奥田プロは、合わせるリールに「シマノ ステラ C3000XG」をセレクト。PE2号が200mの豊富なラインキャパで、2500番台サイズのボディで最大の巻き上げ速度(94cm/ハンドル1回転)を誇るリールです。
フィネス特化なスピニングリールではありませんが、遠投性能の高い 274M+ にはスピーディーなリーリングが効果的と言えそうですね。
ただバス用途ではあまり多用しない番手なので、フラッグシップモデルのステラは必ずしも必要では無いかもしれません。
次におすすめなリールは、「シマノ 20ツインパワー C3000XG」。高剛性・高耐久を誇るシマノ伝統のブランドで、タフユースな造りとしては比較的軽量(自重215g)な点が魅力です。
ベイトロッド | 2ピース
22バンタムのベイトロッド2ピースモデルを紹介。異なる2ピース構造によって、各機種の特性を最大限活かせる特性に仕上がっています。
163ML-2 | 対ビッグバスシューティングのパワーベイトフィネス
出典:SHIMANO
性能・スペック(テクニカルプラッキング パワーフィネス)
【ショートバットワン&ハーフ / リフトパワーアップコンセプト】
品番 | 全長(ft.) | 全長 | 継数 | 仕舞寸法 | 自重 | 先径 | ルアーウェイト | 適合ライン ナイロン‣フロロ | 適合ラインPE | カーボン含有率 | ガラス他含有率 | 本体価格 |
163ML-2 | 6'3" | 1.91m | 2本 | 130cm | 102g | 1.57mm | 5~15g | 7~14lb | MAX 2号 | 98.2% | 1.8% | 40,000円 |
「22バンタム 163ML-2」は、ライトプラッキングとパワーベイトフィネスを両立させたミディアムライトパワーのテクニカルロッド。力強いパワーファイトを可能とするベイトフィネスです。
独自形態の2ピース構造が、繊細なティップと鋭いバットパワーを融合。力負けしない固めのバットを備えつつ、穂先からベリーはシャープに追従するテクニカルな特性を合わせ持っています。
ジャークベイトや小型トップウォーターなど、ロッドワークを多用するプラグアクションで優れたレスポンスを発揮。太めのラインでベジテーションやマンメイドストラクチャーを狙う、強めのベイトフィネスにも高い適正を示します。
「奥田 学」プロのインプレでも、ズバリ”パワーベイトフィネス”をメインに考えられた1本。対ビッグバス用シューティングロッドだそうです。
フロロの8~16lb、時にはPE1.5号も辞さないシチュエーションで、穂先は滑らかに曲がって操作性が高く、バットは魚の口元をしっかり掛けるパワーを保持。高比重ノーシンカーのワッキーリグなどで行うディープシューティングをメインに、シャローのサイトシューティングでも活躍するロッドのようですね。
高比重ワームやダウンショット、ラバージグ、適合範囲内のプラグにも対応します。
強めのベイトフィネスで、ピンポイントをテクニカルに狙い撃ちたい方におすすめ。ロッドワークを駆使する小型プラグの釣りにも高相性です。
22バンタム 163ML-2 におすすめのリール
163ML-2 は、そのシチュエーションによって合わせるリールやラインのセッティングが多岐にわたります。
「シマノ アルデバランBFS」に代表されるベイトフィネスリール機は勿論、太めのラインを使用する事から「シマノ 19アンタレス」のような頑強なバーサタイルベイトリールもベストマッチ。パワフルなベイトフィネスロッドなので、超軽量なルアーを扱えるアルデバランBFSに限らず、ある程度のボディ重量があり、耐久性に優れたベイトフィネスリール機「シマノ 21SLX BFS」も候補に挙がりますね。
7g前後のルアーが主体なら、バーサタイルベイトリール機にシャロースプールを標準搭載する事で、パワーと軽量ルアーの対応力を合わせ持つ「シマノ 22メタ二ウムシャローエディション」もおすすめです。
168L+-BFS/2 | 射程範囲とフィネスの操作性を高めたベイトフィネス
出典:SHIMANO
性能・スペック(ベイトフィネス)
【センターカット2ピース / バランスアップコンセプト】
品番 | 全長(ft.) | 全長 | 継数 | 仕舞寸法 | 自重 | 先径 | ルアーウェイト | 適合ライン ナイロン‣フロロ | 適合ラインPE | カーボン含有率 | ガラス他含有率 | 本体価格 |
168L+-BFS/2 | 6'8" | 2.03m | 2本 | 104.6cm | 100g | 1.48mm | 3.5~15g | 6~12lb | MAX 1.5号 | 98.4% | 1.6% | 42,000円 |
「22バンタム 168L+-BFS/2」は、バランス向上の為にあえてセンターカット2ピースで構築されたベイトフィネスロッドです。
穂先側を軽量かつ繊細に、バット側をやや強く設計。投げる時に快適、ファイト時は粘って引き寄せられる特性で、連続した数センチ単位のアクションでもストレスフリーな操作性能を実現しました。
やや長めのロッドに仕上げる事で、ティップからベリーが均等にキャストウェイトを受け止め、少し距離のあるカバーへも高い精度で撃ち込む事が可能。フィネスのピンスポット攻略でも優れたフッキングパワーを発揮します。
「山木 一人」プロのインプレによると、設計が自在な2ピースで理想のテーパーを出したモデル。
どちらかと言えば、従来のベイトフィネスは、近距離へのネコリグやスモラバが主体でした。
そのさらに先となる距離の離れた領域まで、投げやすく操作しやすい、掛けやすくやりとりしやすい特性。立木の向こうでバスが掛かった場合でも、長めの竿でタメて寄せてこれる長さに仕上がっています。
長さの恩恵は、シャッド等の巻物で飛距離を稼ぐ意味でも有効。スパイラルXコア採用により、カバーから魚を引き剥がすパワーも十分です。
ベイトフィネスの有効射程距離を広げる1本。いままでより先の領域をベイトフィネスで攻略したい方におすすめです。
繊細なベイトフィネスに、もう少しパワーが欲しいと感じている人にもいいですね。
22バンタム 168L+-BFS/2 におすすめのリール
軽量で繊細な穂先を持つベイトフィネスロッド「168L+-BFS/2」には、ベイトフィネス専用リール「シマノ 22アルデバランBFS」がおすすめ。1g前後のルアーもキャスト可能となる最新性能が魅力です。
リール本体の自重も130gと軽く、距離の離れたピンスポットを刻むような操作が快適ですね。
また、168L+-BFS/2 にはバットパワーがあり、適合ルアー範囲も広め。繊細なアプローチを多用しつつも、超軽量ではない7g前後のルアーが主体となるのであれば、「シマノ 22メタ二ウムシャローエディション」も選択肢に。
バーサタイルベイトリールにシャロースプールを搭載した事で、汎用性を備えつつ、ある程度軽量ルアーへの適合力も高めたリールです。
168ML+-G/2 | 小~中型のハードベイト用グラスコンポジットロッド
性能・スペック(ハードベイト)
ショートティップワン&ハーフ / フッキングパワーアップコンセプト
品番 | 全長(ft.) | 全長 | 継数 | 仕舞寸法 | 自重 | 先径 | ルアーウェイト | 適合ライン ナイロン‣フロロ | 適合ラインPE | カーボン含有率 | ガラス他含有率 | 本体価格 |
168ML+-G/2 | 6'8" | 2.03m | 2本 | 130cm | 112g | 2mm | 5~21g | 7~14lb | MAX 2号 | 88.9% | 11.1% | 43,000円 |
「22バンタム 168ML+-G/2」は、小~中型サイズのハードベイトを泳がせ、バイトを積極的に獲るためのグラスコンポジットロッド。ハードルアー本来のアクションを阻害しないグラスコンポジットの粘りによって、シャローからミドルダイバーによるカバークランキング、中型サイズのバイブレーションやトップウォータープラグなどに最適です。
特徴的なポイントは、ショートティップに分割されたジョイント構造。ロッドのベリー近辺に継ぎ目があり、力点を得やすいフッキングポイントとして設定されています。
この特殊な2ピース構造によって、ショートバイトを拾ってオートマチックにフックを絡めるフッキング性能を実現。ルアーのアクションを活かすグラスの特性と相まって、従来にはない理想的なハードベイト用ロッドが完成しました。
「伊豫部 健」プロのインプレでは、捕食しているターゲットが小さいシチュエーションのバスに対し、小型の巻き物との組み合わせで使用するそうです。
グラスの投げやすさ、ノリの良さを残しつつ、ショートティップに分割された2ピース構造で掛けやすいのが特徴。ライトプラッキングの主軸となるロッドです。
カバークランキングをはじめ、小型~中型のハードルアーを多用される方におすすめの1本。ハードルアー本来のアクションを活かせる専用ロッドだからこそ、出せる結果がありますね。
後述の「22バンタム 170M+-G/2」と双璧を成す、巻物専用ロッドです。
168XH-SB/2 | ビッグベイト・ジャイアントベイトを自在に操るストロングロッド
出典:SHIMANO
性能・スペック(スイム&ビッグベイト)
【ショートバットワン&ハーフ / リフトパワーアップコンセプト】
品番 | 全長(ft.) | 全長 | 継数 | 仕舞寸法 | 自重 | 先径 | ルアーウェイト | 適合ライン ナイロン‣フロロ | 適合ラインPE | カーボン含有率 | ガラス他含有率 | 本体価格 |
168XH-SB/2 | 6'8" | 2.03m | 2本 | 130cm | 172g | 2.14mm | MAX 150g | 14~30lb | MAX 6号 | 97.8% | 2.2% | 46,000円 |
4ozを超えるビッグベイトを自在に操るストロングロッドが「22バンタム 168XH-SB/2」。グリップポジション上部を分割する2ピース構造で、バット部分のロッド径をアップし、強靭なバットパワーを実現。重量級ルアーのキャスタビリティやリフトパワーを高めます。
圧倒的なパワーを備えつつ、ロッドの振り抜き性能と操作性を高めたミドルレングス設計。しっかりと振り切れる事で、ビッグスイムベイトやアンブレラリグの飛距離アップに貢献しつつ、マグナムサイズのトップウォーターによる連続ドックウォークといった下方向へのジャークも可能にします。
「奥田 学」プロの解説によると、ショートレングスが新たな進化を生み出したビッグベイト・ジャイアントベイト用ロッド。リーリングやロッド操作でバスに喰わせるシーンが多くなっているビッグベイトゲームにおいて、キャスト精度と操作性に重きを置いた機種となっているようです。
6~8inchクラスのジャイアントベイトを、水面に引き波を立てるウェイクから、ボトム際のアプローチまで全てを網羅できる1本。絶妙なロッドの長さで、遠投しやすさと、精度の高い連続的なショートキャストの使い勝手を両立しています。
軽さと強さがあり、重量級ルアーのキャスト負荷を軽減する特性。これは、新採用スパイラルXコアの恩恵が大きいようですね。
ビッグベイト・ジャイアントベイトを遠距離から近距離まで広範囲にアプローチされる方におすすめ。テクニカルな操作で喰わせる性能も高く、これからビッグベイトに挑戦される人にも要チェックな製品です。
170M+-G/2 | 中~大型のハードベイト用グラスコンポジットロッド
性能・スペック(ハードベイト)
ショートティップワン&ハーフ / フッキングパワーアップコンセプト
品番 | 全長(ft.) | 全長 | 継数 | 仕舞寸法 | 自重 | 先径 | ルアーウェイト | 適合ライン ナイロン‣フロロ | 適合ラインPE | カーボン含有率 | ガラス他含有率 | 本体価格 |
170M+-G/2 | 7'0" | 2.13m | 2本 | 129.9cm | 122g | 2.13mm | 7~30g | 8~16lb | MAX 3号 | 87.9% | 12.1% | 45,000円 |
ミドル~ディープクランクをはじめ、バイブレーション、スピナーベイト、小型スイムベイトにまで幅広く対応するグラスコンポジットロッド。ルアー本来のアクションを殺さず、テクニカルにレンジコントロールしながら、バイトを積極的に掛けていく巻物特化ロッドです。
穂先の短い特殊な2ピース構造は、ベリー近辺の継ぎ目部分にパワーを生み出す特性。追従性に優れた粘り調子のグラスコンポジットでありつつ、ウィードのハングオフやバイトへのフッキングなど、瞬間的にルアーへパワーを伝える動作に優れています。
イヨケンこと伊豫部プロが、クランキングの主軸とするロッド。ルアーのアクションを活かす粘りと、フッキングがキマリやすいテーパーで、狙ったスポットへのアキュラシーにも優れます。
スパイラルXコアの採用によって、この手のロッドとしては非常に軽量な点も要チェックですね。
潜行深度の深いディープクランクをはじめ、中型~大型のファーストムービングルアー全般におすすめ。規模の大きなフィールドを中心に、巻物を多用される方に是非使っていただきたいアイテムです。
1711MH+-SB/2 | 遠投性能に優れたバーサタイル・ビッグベイトロッド
出典:SHIMANO
性能・スペック(スイム&ビッグベイト)
【ショートバットワン&ハーフ / リフトパワーアップコンセプト】
品番 | 全長(ft.) | 全長 | 継数 | 仕舞寸法 | 自重 | 先径 | ルアーウェイト | 適合ライン ナイロン‣フロロ | 適合ラインPE | カーボン含有率 | ガラス他含有率 | 本体価格 |
1711MH+-SB/2 | 7'11" | 2.41m | 2本 | 130cm | 170g | 1.82mm | 10~100g | 10~20lb | MAX 4号 | 97.9% | 2.1% | 47,000円 |
「22バンタム 1711MH+-SB/2」は、遠投性能と多様なビッグベイト対応力に優れたバーサタイル・ビッグベイトロッド。特殊な2ピース構造は、スムーズに曲がる柔軟なティップで汎用性をアップさせる一方、圧倒的なバットパワーで重量級ルアーもしっかりと背負える仕上がりです。
リップ付きビッグベイトのボトムコンタクトや、スイムジグ、スイムベイトにおけるテールの僅かな動きも感知し、フッキングはワンランク上の粘り強いリフティングパワーを発揮します。
「奥田 学」プロのインプレによると、汎用性を高めたMHプラスパワーセッテにより、マグナムクランクやヘビースピナーベイトも守備範囲に入るそうです。
7フィート11インチに仕上げられたソフトティップと長めのバットは、重量級ルアーをロングキャストしてプロダクティブゾーンを確保。誘う距離が伸びる事で、寸止めバイトも軽減できます。
キャスト時に軸ブレが起こりにくく、高精度のピンポイントキャストからロングキャストまで対応可能。2ピース構造なので、8フィート近いロングロッドでも収納しやすいメリットも。
広大なフィールドを様々な重量級ルアーで攻略したい方におすすめ。遠投性と操作性に加え、大型ルアーのフッキング性能にも優れているので、限られたチャンスを高確率でモノにしたい人も要チェックです。
スピニングロッド | 2ピース
22バンタムのスピニングロッド2ピースモデルを紹介。設計の自由度が高い2ピース構造を活かし、ロッド特性を追求したモデルです。
264UL-S/2 | 繊細なソリッドスピニングのバランスを極めたフィネスモデル
出典:SHIMANO
性能・スペック(ソリッドティップ)
【センターカット2ピース / バランスアップコンセプト】
品番 | 全長(ft.) | 全長 | 継数 | 仕舞寸法 | 自重 | 先径 | ルアーウェイト | 適合ライン ナイロン‣フロロ | 適合ラインPE | カーボン含有率 | ガラス他含有率 | 本体価格 |
264UL-S/2 | 6'4" | 1.94m | 2本 | 99.8cm | 87g | 0.91mm | 1.5~6g | 2~4lb | MAX 0.6号 | 99.1% | 0.9% | 41,000円 |
「22バンタム 264UL-S/2」は、タフコンディションを打ち破るソリッドティップ搭載のフィネススピニングです。
鋭敏かつ鮮やかにバイトを表現する「タフテックインフィニティ」採用のソリッドティップと、チューブラーバットのリニアなフッキングレスポンスで、タフコンディションを打ち破るフィネスロッド。3/64ozクラスのシンカーを用いたダウンショットやネコリグをメインに、ストレスのない操作性と僅かなバイトを絡める柔軟さの両立させました。
2ピースに分割された各セクションを最適に設計し、十分なバットパワーをキープしつつ、ワンランク軽量で繊細な穂先をバランスよくまとめています。
軽量な穂先は、超フィネスの操作性を向上させ、連続的な細かい誘いでもストレスを感じさせない性能。
「佐々 一真」プロが、フィネスで最も出番が多いと評するスピニングロッドです。
ソリッドティップのシェイクでナチュラルに魚を誘いやすく、バイトの食い込みも良好。ソフトティップは軽量リグを飛ばしやすく、コンパクトなスイングでも十分な飛距離を叩き出します。
しっかりとしたバットは、イレギュラーな“飛ばしのリアクション”も演出しやすい特性。中層ではノーシンカーやスモラバをフワフワと、ボトムではダウンショットと、フィネス全般で真価を発揮する1本です。
2ピースのジョイント構造を活かし、細く軽い穂先で持ち重りの少ない高い操作性を実現しつつ、バットパワーも備えた特性。高いバランスでフィネススピニングをやり切りたい方におすすめです。
しっかりアタリを取って、魚をガッチリ掛けられるロッドなので、これからフィネスを極めたい方にもいいですね。
まとめ
出典:SHIMANO
2022年にフルモデルチェンジしたニューバンタムロッドは、余力を感じさせるストロングなパワーを向上させつつ、軽量化やバランスアップによって使用感を高めたバスロッドです。
魚を誘うための動作を持続しやすく、フッキング後に粘り強いパワーを発揮。モンスタークラスなビッグバスとの出会いのチャンスを、確実に仕留める為の進化が随所に施されています。
バンタムロッド2022年モデルは、絢爛豪華な派手さを控えつつ、伝統的でトラッドな外見デザインと、バスフィッシングの本質を追求した特性。魚にたどり着くまでのプロセスを追求する、本物の”バスロッド”を求めている方におすすめです。
※22バンタムロッドの発売日は2022年4月予定。
- 165MH | ジグ&ワーム、フロッグやペンシルを巧みに操作
- 168M | オカッパリ、ボートを問わないバーサタイルベイトロッド
- 170MH | 操作性と飛距離のバランスに長けたヘビーバーサタイル
- 172H | 撃ち物にも対応するフロッグスペシャルロッド
- 264ML | 小型ハードベイトを巧みに操るスピニング
- 267L | 欠かす事のできないバーサタイルスピニング
- 269M | パワーフィネスのバーサタイルを目指したスピニングロッド
- 274M+ | 遠投性能とシェイクでビッグバスを制するロングパワーフィネス
- 163ML-2 | 対ビッグバスシューティングのパワーベイトフィネス
- 168L+-BFS/2 | 射程範囲とフィネスの操作性を高めたベイトフィネス
- 168ML+-G/2 | 小~中型のハードベイト用グラスコンポジットロッド
- 168XH-SB/2 | ビッグベイト・ジャイアントベイトを自在に操るストロングロッド
- 170M+-G/2 | 中~大型のハードベイト用グラスコンポジットロッド
- 1711MH+-SB/2 | 遠投性能に優れたバーサタイル・ビッグベイトロッド
- 264UL-S/2 | 繊細なソリッドスピニングのバランスを極めたフィネスモデル
22バンタム ロッド に合うリール
22バンタムロッドの魅力は、余力すら感じるストロングなパワーと高い操作性。合わせるリールも、基本性能に優れ、タフユースな製品がいいですね。
バンタムは個性的な機種も多いので、そうしたモデルは各ロッドの項目でおすすめリールを紹介しています。
この項目では、シリーズを通じて高相性なリールを紹介するので、参考にしてみてください。
ベイトロッドに合うリール
ベイトロッドのおすすめリールは、同じバンタムシリーズの最新モデル「シマノ 22バンタム ベイトリール」です。
ロープロファイルなベイトリールながら、金属一体成型のコアソリッドボディで高い剛性を誇るストロングバーサタイルモデル。ロープロファイルリールで初採用となるインフィニティドライブや、マイクロモジュールギアといったテクノロジーによって、圧巻の巻き上げパワーを発揮します。
やや大きめな35㎜径のスプールを搭載し、大型ルアーへの対応力や遠投性能が充実。その上で低慣性な最新「MGLスプールⅢ」を採用、ライン放出時の抵抗を減らす調整などによって、バーサタイルなキャストフィールをキープしています。
ストロングなバンタムに最もふさわしいベイトリールと言えますね。
ベイトフィネス用途には、1g前後のルアーまで守備範囲に収めた「シマノ 22アルデバランBFS」がおすすめ。そこまで超軽量ルアーではなく、7g前後がメインとなる場合は、十分なパワーを発揮するバーサタイルベイトリールにシャロースプールを収めた「シマノ 22メタニウムシャローエディション」も選択肢に。
スピニングロッドに合うリール
スピニングロッドにおすすめのリールは、「シマノ 21コンプレックス F6 HG」。ドラグ性能に優れ、ライトラインを十分巻けるキャパシティ(フロロ5lbで130m、6lbで100m、PE1号150m)が、パワフルなバンタムロッドにベストマッチです。
ULパワークラスのフィネスロッドには、極細ラインに特化したドラグ機構の「シマノ 21コンプレックス F4 HG」がおすすめ。両機種とも巻取り速度が早く、バスフィッシングに特化した性能です。
パワーフィネス用途であれば、より力強いスピニングリールが快適です。
おすすめの機種は「シマノ 20ヴァンフォード 3000MHG」。シーバス用途のスタンダードモデルで、4000番台のパワフルなボディを備えた構造が魅力です。
3000MHGは、バス用途で一般的な2500Sスプールと互換性があるので、使い分ける用途にも便利ですね。
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他にも、様々な新製品やバス用アイテムの紹介、攻略法などを記事にしています。
興味をお持ちの方は、参考にしてみてください。