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新技術もある? | シマノ 2021年 ニュー・エクスプライド を大胆予想!!

シマノ 2021エクスプライド 予想

※2022年1月26日追記
シマノの2022年新製品として、エクスプライドのフルモデルチェンジが正式に発表されました。
詳細は下記を参照してください。

現代バスロッドの中核!! | シマノ 2022 エクスプライド ラインナップ紹介
出典:SHIMANO2022年新製品として、シマノのバスロッド「エクスプライド」がフルモデルチェンジ!「22エクスプライド」として...

以下、元の予想記事となります。

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2021年のバスタックル新製品として、シマノのバスロッド「エクスプライド」フルモデルチェンジを大胆予想!
製品サイクルを考えると、モデルチェンジはまだ先になるかもしれませんが、こんな製品があればいいなという期待を込めての推測をまとめてみました。

※本記事執筆時点でエクスプライドのモデルチェンジはアナウンスされておらず、あくまで現状を見た上での想像です。こんな新製品が欲しい...という妄想が存分に含まれているので、予めご了承ください。

シマノ エクスプライドの魅力

シマノ エクスプライド

シマノのバスロッド「エクスプライド」は、2012年に初期モデルが登場して以来、バスフィッシングシーンで最も普及したシリーズの1つと言えるのではないでしょうか。

シマノのプライドをかけて開発されたその性能、クセの少ないマイルドな仕上がり、どんなリールにもマッチするスタンダードなデザインは、バス釣りを趣味にされている方は勿論、トーナメンターやプロガイド、ユーチューバーまで幅広く使用されています。
その魅力の秘密は、多様化する様々なバスフィッシングスタイルに応じた特化性能、万人が使いやすい基本性能の高さ、そして何より実売価格2万円前後というコストパフォーマンス。
高い品質と汎用性、様々な釣りに特化した特性が、比較的手頃な価格帯で手に入るのは嬉しいですよね。

さらに、2017年にフルモデルチェンジしたエクスプライドは、より特化性能を高めつつ、感度や繊細さ、バットパワーなどが向上。
私自身、使いやすさという点において、時にはハイエンドモデル以上に使用頻度が増えるシリーズです。

その上で、コスト度外視とも思える過剰な初期モデルの作り込みは、性能向上を果たした現行モデルと使い分けが可能な程、テイストの違いでそれぞれの良さあります。つまり、現行モデルと初期モデルともにまだまだ現役。

しかしながら、近年のバスタックルに見られる急激な技術革新は、使用ユーザーが非常に多い「エクスプライド」のモデルチェンジを予感させます。
そこで本記事では、エクスプライドが2021年にフルモデルチェンジしたらこうなる...という予想をまとめました。

2021年 ニュー・エクスプライドの特徴(予想)

モデルチェンジする21エクスプライドは、大きく次の3点が進化すると予想しています。

  • カーボンモノコックグリップの採用
  • ガイドシステムの改修
  • 新技術・テクノロジー

それぞれ、期待と妄想を踏まえて、自分的な予想の詳細を紹介します。

カーボンモノコックグリップ採用は当然? | その課題と落とし穴

出典:shimano

カーボンモノコックは、カーボン製のリアグリップによって感度が大幅に向上する技術。

リアグリップを直接手に持つことは少ないので、それほど感度アップに繋がらないのでは...と思ってしまいがちですが、ブランクスを通じて伝わる情報はリアグリップに吸収されスポイルされる部分があると感じています。
そうしたリアグリップに流れてしまっていた情報を、カーボン製で空洞のグリップ内部で反響させ、感度のボリュームを増幅させて手元に返すのが実際に使ってみた印象。
現行のポイズングロリアス、現行・旧型のポイズンアドレナなど、その恩恵は思っている以上に大きいと感じました。

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これまでカーボンモノコックグリップは、シマノの上位モデルでのみ採用されてきましたが、2020年に比較的安価なゾディアスにも採用され話題に。
自分も20ゾディアスを使用してみましたが、粘り重視の中弾性ブランクスながら、中弾性なりの感度伝達がハッキリと向上している事を実感。キャッチする感度情報は同じでも、音量が増幅されて手元に感じ取りやすくなったような感覚です。

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グロリアスやアドレナといったハイエンド製品は、他の要素でも感度が優れているので、一概にカーボンモノコックだけの効果とは言い切れません。ですが、粘り重視のゾディアスで感じた感度の向上は、カーボンモノコックの恩恵が大きいと思います。

エクスプライドのカーボンモノコック化問題

エクスプライドより低価格帯のゾディアスにカーボンモノコックが採用されたことで、次期エクスプライドでも同技術の採用が期待できます。

ただ、カーボンモノコックグリップ採用には、1つ問題となる課題が存在。
リアグリップを軽量なカーボンモノコックにすることで、ロッド全体のバランスが崩れ、先重りが出てしまう懸念があります。
実際、バスロッドとして初めてカーボンモノコックグリップを採用した初代ポイズンアドレナは、かなり先重りが酷い機種も存在していました。

このバランスの悪さを問題視していたのか、現行のポイズンアドレナやポイズングロリアスは、ブランクスを非常に軽量・高弾性化し、ガイド径の小型化などによって、先重りをほぼ解消しています。
また、2020年にカーボンモノコックを採用したゾディアスも、比較的低価格なグレードとしてはかなり良好なバランス。
ゾディアスは、粘り強いブランクス特性はそのままにカーボン含有率をアップ。おそらく、過剰に補強されていた不純物だけを取り除く事でブランクスを軽量化し、先重りを軽減しているように感じます。

ですがエクスプライドの場合、すでにブランクスの完成度が高く、ゾディアスのような含有率アップによる軽量化は期待できません。ガイド数がゾディアスより多い事もあり、エクスプライドがカーボンモノコックを採用した場合、ロッドバランスが大きく崩れる懸念があります。
ブランクスの製法を変える、軽量・高弾性化する、ガイド素材をチタン製にする、といったハイエンドモデルのような軽量化もコスト的に難しいのではないでしょうか。

エクスプライドのセミマイクロガイドは、同じステンレスフレームのSiCガイドを採用する現行ポイズンアドレナより若干大きめなので、ここを改良することで微妙な軽量化は可能かもしれません。
ですが、ある程度完成度の高いバランスを保とうと考えると、何らかの「新技術」が必須と言えそうです(新技術については後述)。

ガイドシステムの改修 | Kガイド採用

ガイドシステムの改修も2021エクスプライドに期待したい所。
自分は細PEラインの使用が多いので、2020ゾディアス同様にスピニングロッドへの「Kガイド採用」が理想的です。

ただ20ゾディアスは、PEライン需要が高い海外市場を見据えている事と、フロロラインが主流の国内では一般的なYガイドの方がセッティングが出しやすいなどを考えると、一概に「ゾディアスに採用されたから、エクスプライドもKガイドになる」とは言い切れません。

それでも、初期モデルのエクスプライドが、コスト度外視と思えるほど番手ごとに凝ったガイドセッティングであったのに対し、現行のエクスプライドはやや画一的なガイドシステム。現行モデルの優れた性能を考慮すると、ある意味価格帯に適したガイドセッティングですが、やはり次期モデルにはなんらかの改修を期待したい所です。

単なる「Kガイド採用」だけでなく、例えば上位機種で採用されているXガイドをエントリーモデル用にリファインする等、シマノならではの驚くようなバージョンアップを密かに期待したいですね。
少なくとも、ガイド径の小型化など、何らかのマイナーチェンジは行われると予想しています。

新技術・テクノロジー

出典:shimano

現状のエクスプライドが位置するグレードを考えると、「スパイラルX」のような上位機種モデルの技術採用は難しいと考えています。
逆に、あえて普及モデルであるエクスプライドにスパイラルXを採用するようなことがあれば、本気でシマノがバスロッドの国内市場を攻めてきたと考えられます。

エクスプライドは現時点でも非常に完成度が高いので、何らかの技術革新が無いとモデルチェンジとしての魅力に欠けます。
なので、次期エクスプライドに可能性のある技術を考えてみました。
(そもそもモデルチェンジしなくても十分現役で成立するのですが、それは本記事の妄想から外れるので棚上げします)

ナノアロイ テクノロジー採用の新技術

東レ(株)のナノアロイ テクノロジーは、今では各メーカーの様々なロッドに採用されている技術。シマノでも、ワールドシャウラやポイズンアドレナが採用する「スパイラルXコア」にその技術が活かされています。

バスロッドは、その大部分がカーボンシートやカーボンテープで構成されており、それらに使われているカーボン繊維はレジンと呼ばれる樹脂で接着。ただレジンは、カーボン繊維より粒が大きく、細かい隙間まで入り込んではいません。
東レ(株)のナノアロイ テクノロジーで実現する高強度樹脂は、より小さい粒で、通常レジンよりカーボン繊維をガッチリと接着する事ができます。強度を大幅にアップ、または同強度での軽量化に大きく貢献してくれる技術。

2021エクスプライドに、ナノアロイ テクノロジーが採用される可能性は十分にあると考えています。
単純にブランクスのカーボンシートに採用すれば、今までと同強度で軽量化も可能なので、カーボンモノコック採用時の先重り問題を解消可能。ですがこれは、まだシマノのハイエンドモデルにも採用されていないので、コスト的にも厳しいかもしれません。

もう1つ考えられるのは、カーボンシートへのナノアロイ テクノロジー採用。
スパイラルXコアも、ナノアロイを使ったカーボンテープによる製法技術です。

エクスプライドのスパイラルXコア化はあり得ないとしても、もう1つのカーボンテープ「ハイパワーX」になら可能性があるのではないでしょうか。

その名もずばり「ハイパワーXコア」。
これはもう、完全に自分的な妄想です(笑)

ブランクスを締め上げるハイパワーXの素材が軽量になる事で、ロッド全体の自重が下がり、カーボンモノコックグリップ採用時の先重りも大きく軽減されると予測します。
また、ブランクスそのものを高弾性化するのはコストがかかりそうですが、ハイパワーX部分だけでも高弾性化できれば、ロッド全体の感度向上も期待できますね。

ハイパワーXコア

出典:shimano

ナノアロイテクノロジーを採用した「ハイパワーXコア」は完全な妄想ですが、ハイパワーXそのものが進化する事は十分考えられます。

シマノのハイパワーXは、ロッドの各箇所に求める特性に応じて角度や密度を自由に調整可能。
バット部分は角度を緩やかにして潰れに対する強度を上げ、ティップ先端部分は角度を強めてネジレ補正を上げる、といった事が技術とノウハウの集積で自在に設計可能になっています。

そのハイパワーX部分の素材を、新技術として謳う程ではないとしても、目に見えない程度のマイナーバージョンアップを施す事でロッド全体の使用感を大きく向上可能ではないでしょうか。

その根拠としては、2020年にダイワが発売したバスロッド「リベリオン」の存在。
リベリオンは、同価格帯の前モデル「エアエッジ」と比較して、カーボンテープを巻いた「ブレーディングX」の密度が大きくアップしています。
にもかかわらず、エアエッジより軽量・高感度化を実現しているので、カーボンテープそのものの製造技術に何か革新があったのではないか?...というのが自分的な予想。
そうした素材の進化が(あったとして)、シマノの既存製法に反映されれば、それだけで大きな性能アップが期待できます。

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誇り高き“反逆者”たちのウェポン、リベリオン。聖なる剣は、野心的な若きトップガンたちが日々研ぎ澄ましていく。(ダイワ公式...

まとめ

今やシマノのエクスプラドは、高い性能と使いやすさ、用途に応じた多彩なラインナップが充実するバスロッドのスタンダードとも言える存在。
様々な技術進歩のある中、エクスプライドのモデルチェンジには期待が膨らみますよね。

本記事はあくまでも妄想ですが、いつか発売されるであろうエクスプライドは、必ず見逃せない存在となるハズ。
これからの発表されるであろうシマノ新製品からは目が離せません。

予想発売価格

カーボンモノコックグリップなどを採用した場合、販売当初の次期エクスプライド実売価格は少し高くなると予想しています。
おそらく、2万円台半ば位になるのではないでしょうか。

と言うのも、2020年にモデルチェンジしたゾディアスの実売価格が1万円台半ばと、前モデルからのイメージよりやや高め。現行のエクスプライドと価格差が小さく、正直コスト面でゾディアスを選ぶ理由が低下しています。
ある程度期間が過ぎれば実売価格が落ちる事も考えられますが、20ゾディアスより明確に高めな価格設定になると推測。

できれば、税込み2万円前後くらいの実売価格で収まって欲しいのが願望です。
2万円を大きく超える価格帯の場合、高性能な普及モデルとしてのバリューが低下するかもしれません。

「エクスプライド アンリミテッド」「エクスプライド 2」もあり得る!?

現状で完成度が高いエクスプライド。その為、モデルチェンジした時は価格が高くなってしまう懸念がありますね。

もう1つ考えられるのは、現行モデルはそのままリリースし続け、よりハイグレードなアンリミテッド版を並行販売する予測。過去のシマノ製品や他社でもそうしたラインナップ展開はありましたし、初期エクスプライドが好調だった頃から計画はあったかもしれません。
これであれば、性能とコストパフォーマンスに優れたラインナップはそのままに、より高機能な上位版を選べるようになりますね。

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