「釣れる!」「入手困難!」「独特なデザイン!」と話題沸騰なデプスのカバースキャットに、2.5インチサイズが発売されました!
詳細はニュースリリースで発表されています。
deps ニュースリリース:『カバースキャット』に2.5inch&新色追加
さらに2020年10月に4インチ(自重約26g)サイズが追加となりました。
本時事では、カバースキャットを実際に使ってみた感想を交えて、各サイズの特徴や性能を紹介します。
目次
▼どんなルアー? | オリジナルサイズのインプレ
▲上:2.5 インチ 下:オリジナル の 3.5 インチ ボリューム感はかなり違う
カバースキャットは、ノーシンカーによるフォールアクションがキレイなソフトベイト。
オリジナルのサイズは3.5インチで、小粒ながら自重約16.5gという超高比重なワームです。
対カバーへの攻略はもちろん、ノーシンカーでの遠投もしやすいのが嬉しいですね。
ボートの釣りだけでなく、オカッパリでも良く釣れると評価の高いルアーです。
デザイン
カバースキャットは、ファットな外見ながら、全体がシンプルにまとまっていて、キャストしやすい重心のデザイン。様々な工夫がボディのディティールに施されているものの、カバーに撃ち込み、奥底まで入れやすい形状になっています。
ピンポイントのカバーだけではなく、遠投しやすい重心バランスと自重なので、ロングキャストで広いエリアを探る釣りにもいいですね。
高いスナッグレス性とフッキング
カバーの奥に入れやすい形...だけが、カバースキャットの性能ではありません。
大きめのサイズな太軸フックでも、しっかりと包み込むようにセット可能で、それが高いスナッグレス性を発揮。より安定してカバーを攻めやすい仕組みになっています。
自分の場合、針先がやや外向きなリューギ インフィニを使うことが多いですが、今のところ致命的な根がかりはありません。
スナッグレス性が高い上に、フッキングが良い事も魅力。カバーでも遠投先でも、バイトがすっぽ抜ける率が少なく、使い勝手がいいルアーです。
ボディマテリアル | 使いやすい素材
カバースキャットは、フッキングが決まりやすいのに、カバーでもフックがしっかりとキープされ、根がかりにくいボディマテリアル。
しなやかな素材は適度な弾力を持っていて、フックをカバーの根がかりから守ってくれています。そして、バスのバイトにはワーム内部が崩れて、外側がクシャと畳みこまれるようになりながらフックが押し出され、フッキングが決まるイメージ。
バスが釣れた時、ワームが丸呑みされてグシャグシャになっている事が多いのですが、取り出してみると意外とまだ使えそうな、不思議な復元力がある素材です。
崩れやすい脆いワームでは無いのですが、カバースキャットは魚が噛み砕きやすい特性になっているようです。
アクション
ノーシンカーで艶めかしく水平フォールするのがカバースキャットの特徴。
ロッドワークによるアクションも絶妙で、ジャーキングやドッグウォークでキレイなアクションを見せます。
スナッグレス性が高いので、浮き藻の上をフロッグのように誘ってもいいですね。
もちろん、「カバーに撃ち込む」「フォール→ステイ→ジャーク→フォールを繰り返す」「ゆっくりズル引き」といった、定番の使い方でも実績が高いルアーです。
タックルセッティング、フック
オリジナルサイズ3.5インチのカバースキャットは、#5/0のオフセットフックを刺して、MHクラス以上のロッドで使用されている方が多いようです。自分は、#4/0のフックをMHやHのロッドで使っています。
メーカー推奨のフックサイズは#3/0~なので、フックサイズを落とすことでスナッグレス性とフッキングのバランスが調整が可能。
流れの強いエリアをフォールで使う場合は、ボトム感覚を掴みやすいように、水平フォールを妨げない場所にネイルシンカーを刺して#6/0フックを使うこともあります。
カバースキャット 2.5インチ | 各サイズのスペック・性能
出典:株式会社デプス
新発売となるカバースキャット 2.5インチ、4インチを含む各サイズの性能は次の通りです。
サイズ | 自重 | 推奨オフセットフック |
4inch | 約26g | #6/0・#7/0 |
3.5inch | 約16.5g | #3/0~ |
2.5inch | 約6.6g | #1/0・#2/0 |
マテリアル:ソルト含有率40%以上、甲殻類成分配合
2.5インチは、フィールドの規模を選ばず、全国各地で活躍してくれそうなスペックですね。
ファットで小さめなワームを好むスモールマウスバスにも効きそうです。
カラー
カバースキャットのカラーラインナップは次の通り。
#02ウォーターメロンシード | #06ブラック | #08ホワイトソリッド | #09パールホワイト/シルバーフレーク | #12グリーンパンプキン |
#16チャートリュース | #19デッドシャッド | #20ウォーターメロンプロブルー | #22ゴールデンシャイナー | #28スカッパノン |
#29ジューンバグ | #45サクラベビー | #71グリーンパンプキン/ブルーフレーク | #88ブラック/レッドフレーク | #96ワカサギ |
#114シャンパンペッパー&ネオンパール | #115グリーンパンプキン/パープル&グリーンフレーク | #121霞ジンゴローム | #135スカッパノン/ブルーフレーク | #137ロブワーム |
#141サクラベビー/ブルーフレーク | #144ゴリ |
自分はスカッパノン系を多用していますが、どの色も魅力的です。
定番のウォーターメロン系、グリーンパンプキン系は勿論、ブラックも押さえておきたい所。ワカサギやゴリもベイトライクでいいですね。
カバースキャット 2.5インチ の タックルセッティング、フック
▲カバースキャット 2.5 インチ と オフセットフック(上:#1/0、下:#2/0)のサイズ感
カバースキャットのダウンサイジングとはいえ、主性能はカバー攻略に長けたルアー。
#2/0あたりの太軸のオフセットフックに、8~12ldラインの強めなベイトフィネスが活躍してくれるでしょう。
スピニングであれば、5~6lbのフロロや、パワーフィネス(PE0.8号以上、リーダー6lb)のセッティングが良さそうです。
ML以上のパワーのスピニング(シマノならL以上)で力強くフッキングを決めれば、めっちゃ気持ち良さそうですね。
オープンなエリアであれば、#1/0のオフセットフックに4.5lbあたりのラインで遠投することも考えられます。
カバースキャット 2.5インチ の 使用感、インプレ
▲2.5インチでも、カバースキャットは存在感バッチリ
カバースキャット2.5インチは、自重約6.6gと一般的なノーシンカーに近いサイズとなりました。ですが、そのカバーに入れやすい形状、飛距離を出しやすい重心、フォールアクションはオリジナルサイズ譲り!
小ぶりな為か、ロッドワークによるアクションがキビキビとクイックな印象ですが、丁寧に操作することでオリジナルサイズ以上に繊細な攻め方もできそうです。
年間を通じて、さまざまなフィールドで活躍してくれることを期待!
▲カバースキャット 2.5インチ 入手後の週末に、早速スモールマウスバスが釣れました。
まとめ
発売以来、人気絶頂のカバースキャット。
そのダウンサイジングモデルは、よりフィールドや条件を選ばず、全国で活躍が期待できる新製品です。
ある程度の大きさが効くシーンも多いので、オリジナルサイズも引き続き定番ルアーとなりそうですね。
なので、ネックとなるのは入手困難な点。オリジナルサイズの3.5インチでも、まだまだヤフオクやメルカリでも高騰が続いています。
はやく安定して店頭に並んでほしい!
カバースキャットの対抗ルアー
ノーシンカーで高比重のルアーは他社からも良い製品が発売されています。
いずれもノーシンカーで実績と評価の高いルアーなので、参考にしてみてください。
- ジークラック イモリッパー 60mm(2.5インチ) 重さ約4g
- ジークラック イモリッパー 95mm(3.8インチ) 重さ約14g
- ノリーズ 3インチ フリップドム 重さ約14g
- ゲーリーヤマモト ファットイカ 100㎜ 重さ約12g
- ゲーリーヤマモト ヤマタヌキ 3.5インチ 重さ約16g