全てのアングラーにとって最も避けたい恐怖…
そう、それはボウズです。
楽しいはずのバス釣りも一匹も釣れなければ、楽しさ半減。
それどころか、情けなくって、悔しくって、疲れも倍増してしまいます。
最悪なケースは、一緒に釣りに行った友人は釣れたけど自分だけ釣れない、とか、ボウズが連続している、などですね。
私にも経験がありますが、本当にたまらない気分になります。
そこで今日は、バス釣り初級者の方向けに、「ボウズ逃れの決定版」と題して、これをキャストしてダメなら仕方ない!と思えるような超実績のある定番ソフトルアーを3つご紹介します。
目次
はじめに ボウズはなぜ起こるのか
バスが釣れない原因を知ることは非常に重要です。
なぜなら、なぜ釣れないのかを考えることで格段に釣り自体が上達しますし、勘ではなく、理屈でポイント選びやルアー選びができるようになるからです。
また、ボウズの原因を知ることで、これから紹介するルアーがなぜ優れているのか、ということもより深く理解できることと思います。
原因1 バスがいない
初心者だと一番多い原因がこれです。
これに対処する術はありません(笑)
見えバスを確認する、水面のボイルを確認する、他のアングラーを見つける、釣りをした痕跡を確認する、地元の人に情報をもらう、などしてまずはバスのいるところで釣りをしましょう。
原因2 バスの活性が低い
真夏の猛暑日、真冬で気温が一ケタ台の日などは極端にバスの活性が低く、エサを求めません。
また、真昼間の時間帯も比較的バスのやる気は上がりません。
こういった場合、強制的にバスのやる気スイッチを入れるルアーが求められます。
原因3 バスがスレている
雑誌やTVで紹介されたフィールドには絶え間なくアングラーが訪れ、様々なルアーをキャストしています。
何回もルアーを見ているバスは、やがて「スレる」ようになります。
つまり、賢くなってすぐにルアーを疑似餌だと見破ってしまうのですね。
このようなフィールドでは、とにかくルアーにナチュラルな動きが求められます。
一般的に、サイズが大きく、激しく動いたり速く動いたりするルアーの方(特にハードルアー)が早くスレを引き起こします。
つまり、バスのスレに弱いです。
原因4 バスのベイトとルアーが一致していない
バスはフィールドや季節によってエサとしているものが異なります。
例えば、小魚をメインに食べているバスに対して、虫系のルアーで誘ってもあまりアピールになりません。
そのバスが普段食べているエサを推測し、それにマッチしたルアーを選択する必要があります。
ですから、小魚、虫、エビ、カエルなどなど様々なベイトに対応できるルアーを所持していることが大事です。
ここから逆算すると、ボウズを回避する最後の砦となるルアーは、
- 活性の低いバスでも釣れる
- スレたバスでも釣れる
- 様々なベイトに対応できる
を満たすことが条件と言えそうです。
そうすると選択肢は多くの場合ソフトルアーへと向かいます。
なぜなら、先ほど書いたようにハードルアーよりもソフトルアーの方がスレたバスに強いからです。
では、早速具体的にそのソフトルアーを見ていきましょう。
ボウズ回避の定番ルアー3選
1. ゲーリーヤマモト 4インチカットテールワーム
定番中の定番商品です。ゲーリーヤマモトのワームはとにかく釣れます!
ゲーリーヤマモトのワームの最大の特徴は、ゲーリーマテリアルという素材にあります。
他社のワームよりも塩の含有量が多く高比重です。ノーシンカーでも飛距離を出しやすいのが嬉しいですね。
この4インチカットテールワームは、ゲーリーヤマモトの中でも定番と言える商品。
ボディ全体がナチュラルな微波動を出しながら、短いテールがしっかりとアピールすることでバスを誘うワームです。
見た目はミミズのようですが、実は小魚を模しており、ハヤやアユなど淡水魚の稚魚を捕食するバスには効果絶大。
おすすめは、ノーシンカーやスプリットショット、ライトキャロでのただ巻き、底をとってのトゥイッチングです。
もちろんネコリグやダウンショット、ジグヘッドやテキサスリグでも使いやすく、よく釣れます。
頭からフックを刺すのが基本ですが、ボディ中央にフックを刺す「ワッキー掛け」も効果的。
スレたバス、小魚を捕食するバス用に必ず常備しておきたいソフトルアーと言えるでしょう。
70色以上のカラーバリエーションがありますので、何色か持っておくことをおすすめします。
万能な「グリーンパンプキン」、クリアウォーター向きな「ウォーターメロン」をベースに、ベイトに合わせた色、濁りが強い時に黒系とチャート系を備えておくとベスト。朝マズメ、夕マズメ、ローライトであればラメ入りも効きます。
2. ゲーリーヤマモト ヤマセンコー
もうひとつゲーリーヤマモトからソフトルアーを紹介します。
昔から、釣り人の間で「ほぼエサ」の異名を持つヤマセンコーです(笑)
見た目は不格好ですが、ワームの動きは小魚を模しています。
先ほどのカットテール同様に高比重で、太めな分より重さがあり、非常に使いやすいワーム。
ヤマセンコーの大きな特徴は「水平フォールアクション」です。
身を震わせるような何とも言えない動きで、水中を沈んでいく「水平フォールアクション」が驚くほどバスを誘惑。
先ほど、バスの活性が低いとなかなか釣れないと書きましたが、まさにこのワームはそんな状況にピッタリです。
水平フォールは、バスの本能を直感的に刺激するため、活性の低いバスでもついつい口をつかってしまう(リアクションバイトと言います)のです。
おすすめはノーシンカーです。
ワーム中央にフックを刺す「ワッキー掛け」が効果的ですが、カバーやウィードが濃い場所であれば、頭からオフセットフックを刺してもキレイに水平フォールします。
マス針が無い場合は、オフセットフックの「ワッキー掛け」でも問題ありません。海外では、通常フックでのワッキー刺しも多いようで、しっかりとしたフックで魚をかけることができます。
アクションは、しっかりとフォールさせて、一定時間放置。
それで反応がなければ、トゥイッチングします。
タイミングが合えば、驚くほど釣れます。
ヤマセンコーは商品ラインナップも豊富。
2インチ~7インチまでのサイズ幅、それに加えて太め、細め、の区別があり、計17サイズのバリエーションがあります。
カラーも70色展開されています。
迷った方は、まずは最も適応範囲が広い4インチヤマセンコーからどうぞ!
4インチであれば、ノーシンカーでもしっかりとキャストできます。スレたバスには大きすぎると感じるかもしれませんが、ある程度の大きさがタフコンディションに効果的な事も!
3. JACKALL WAMWAM/ジャッカル ワムワム 48
「ワムワム」
お茶目なネーミングとは裏腹に、とんでもなく高機能で実績も抜群のワームです。
大きな特徴は、ベイトとしてエビと虫の両方に対応していることです。
川エビ、または虫パターンのバス両方とも狙えるお得なワームです。
また、テール側からフックをセットすると着水点から前方にフォールしていくバックスライドフォールをさせることもでき、入り組んだストラクチャーも攻略可能です。
もちろん、ヘッド側からフックをセットすると、ノーマルな水平フォールも可能です。
最後の特徴として、ニオイ、があります。
かなり生々しいというか、独特なニオイがします。
それがバスを誘い狂わせ、食わせるのです。
おすすめは、これまたノーシンカーです。
小粒ながら、3g程度の自重があるので、比較的投げやすいのも特徴。
投げて落として待つ。
これだけなのは、ヤマセンコーと同じですね。
エビ・虫パターンのバスがそこにいれば、ほぼ確実に釣れると言ってもいいのではないでしょうか。
13色のカラーバリエーションがありますが、明るいグリーン系(チャートライムフレークなど)が個人的にはより実績が高いかな、という気がしています。
まとめ
いかがだったでしょうか。
夏休みシーズンで久々の釣りを計画している方も多いでしょう。
是非、今日ご紹介した3つのソフトルアーをお守りとして携帯してくだされば、と思います。
それでは、楽しい釣りライフをお過ごしください、では!