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シマノ スコーピオン 2701FF-2 | 実釣インプレ

シマノ スコーピオン 2701FF-2

フリースタイルロッド「シマノ スコーピオン 2701FF-2」の実釣インプレをレビュー!

スコーピオンはシマノのルアー用タックルとして長い歴史を誇る人気ブランド。
ロッドだけではなく、リールにもスコーピオンと銘打たれた製品が数多く存在しています。

現行のスコーピオンロッドは、2019年に新登場した完全リニューアルモデル。
対象魚を問わないフリースタイルロッドとして、そして世界をフィールドに見据えたジャパントラベルロッドとして、タフで幅広いルアーフィッシングに対応している使いやすさが魅力です。
多くのバス用タックルが、釣り大会などのトーナメントスタイルや専門用途に合わせて進化する中、スコーピオンはルアーフィッシング黎明期から続く基本性能を昇華させ、ワールドワイドかつジャンルを問わない汎用性を磨き上げてきたと言えそうですね。

そんなスコーピオンロッドに2020年追加された機種「2701FF-2」は、繊細なティップが特徴のライトゲーム用スピニングロッド。
バスだけでなく、シーバスやクロダイ(チヌ)といった海でのルアーフィッシングから、ネイティブトラウトまで対応できるフリースタイルロッドならではの用途が広い番手です。

加えて2701FF-2は、よりグレードが高いハイエンドロッド「ワールドシャウラ」に歴代ラインナップされていた評価の高い番手。ワールドシャウラの2701FF-2は、廃番となった旧モデルがプレミア価格になる程で、現行機種もそうした人気を引き継いでいます。
そんな2701FF-2がスコーピオンロッドに追加された事で、人気番手を比較的手軽に入手できるようになったのは嬉しいですよね。

本記事では、実際に「スコーピオン 2701FF-2」を使ってみた感想を交えて、その魅力や特徴をレビューします。

スコーピオン 2701FF-2 | 特徴と魅力

公式サイト

シマノ スコーピオン 2701FF-2

品番 全長 継数 仕舞寸法 自重 先径 適合ルアー 適合ライン グリップ長 テーパー カーボン含有率 定価(円)
2701FF-2 2.13m 2 130cm 120g 1.6mm 4〜14g 4〜10lb 234mm FF 98.8% 37,000

スコーピオン 2701FF-2 のスペック・性能は上記の通り。7フィートのレングスにML(ミディアムライト)パワー設定、エクストラファーストアクションのスピニングロッドです。
スコーピオン2701FF-2はFF(エクストラファーストアクション)設計ですが、穂先だけが繊細でハリのあるバスロッドとは異なり、ややベロンとした柔軟なベリーがグニャリとよく曲がる特性。バスロッド基準ではレギュラーテーパーにも感じる仕上がりで、キャスティングや大物とのファイトでキレイなカーブを描く曲がりを堪能できます。

スコーピオンは、実売価格が2万円中頃~後半というミドルグレードながら、ハイエンドロッド「ワールドシャウラ」の旧モデルと同等なパフォーマンスという謳い文句があり、発売前後から話題になりました。
自分自身、旧ワールドシャウラと比べてみたイメージでは、高性能なガイドや感度伝達に影響するような表面処理など、細かい点でハイエンドスペックに及ばないものの、スコーピオンは最新設計による「強さ」と「使いやすさ」「実釣パフォーマンス」において謳い文句に迫る使用感だと感じました。

フリースタイルロッドの特性 | 採用技術・テクノロジー

対象魚種を問わず、世界中の大自然で楽しめるスコーピオンロッドは、通常のバスロッドよりタフで頑丈な作り。
これはガチガチにパワーがあるという意味だけではなく、ロッド全体がしっかりと曲がる特性によって、バス以上の大物にも対抗できる粘りを兼ね備えています。

強さだけではなく、しなやかで、軽く、強靭なロッド。それがスコーピオンの特徴ですね。
その特性は、次の様な技術・テクノロジーによって生み出されています。

レギュラーテーパー と ワン&ハーフ設計を軸にしたラインナップ

単にパワーがある、強いというだけでなく、モンスタークラスの魚にも対応するスコーピオンは、レギュラーテーパーを軸とした設計。
バスロッドに多くみられる様な極端な調子変化は繊細な操作性を生み出しますが、瞬間的なラインの緩みが発生したり、強すぎる魚の引きを吸収しきれない場合もあります。
そうしたパワフルなモンスターとのファイトを、しっかりと曲がるテーパーデザインでいなせるのがスコーピオンロッド。

加えて、ワン&ハーフと呼ばれる変則的な2ピース構造(竿先から130cmを1セクション目、バット側を短めの長さで2セクション目とする)によって、竿先は繊細でありつつ、バット側に強いパワーを持たせることが可能になっています。

「スコーピオン2701FF-2」はエクストラファースト(FF)アクション設計ですが、ベリーがかなり柔軟でバットまでググっと曲がり込む特性。モンスタークラスに対応するスコーピオンロッドの基本をしっかりと受け継いでいます。
これは、先調子なバス用ロッドとは全く異なる使用感。2701FF-2は、ティップの柔軟性で繊細な対象魚のバイトを捕えつつ、ロッド全体が非常によく曲がります。
後の項目で使ってみた印象を詳しく紹介しますが、繊細なティップと謳われるバスロッドとはかなりイメージが違うので、最初手にした時は戸惑うかもしれません。

大口径ステンレスフレームガイド

スコーピオンロッドは、丈夫なステンレス製の大口径ガイドを搭載しています。
さらにスピニングモデルである「2701FF-2」はオールKガイド仕様で、ナイロンやフロロカーボンラインだけでなく、PEラインにも対応。太めのリーダーを結んでいる場合でも、ガイド径が大きいのでライン抜けが良く、キャストフィールも快適です。

スパイラルX & ハイパワーX

シマノ スコーピオン 2701FF-2 ハイパワーXとスパイラルX

▲上はスパイラルX採用のバット部分。下はハイパワーX採用の穂先部分。

スコーピオンロッドのブランクスには、シマノが誇るロッドテクノロジー「スパイラルX」と「ハイパワーX」を両採用。どちらの技術も、キャスティングや魚とのファイト時におけるネジレやブレを抑える効果があります。

ただ、ネジレやブレを抑える効果で言えばハイパワーXの方が高く、スパイラルXは基本構造としての軽さと強さが魅力。その特性を活かし、ブレやネジレが起こりやすい穂先側ブランクスに「ハイパワーX」を、ネジレに強いバット側ブランクスには「スパイラルX」を配置する適材適所な設計により、タフでパワフルなロッドを可能な限り軽量に仕上げています。

高い遠投能力によるキャスト性能

糸抜けの良い大口径ガイド、しっかりと曲がるテーパーデザイン、スパイラルXとハイパワーXを適所に配置した設計から、スコーピオンロッドは高いキャスト性能を実現しています。
あらゆるフィールドで必要となる遠投性能と、近距離から中距離でも精度の高いキャスタビリティを兼ね備えているので、ショアでのオカッパリからボート釣行まで幅広く使いやすいのがメリット。

スコーピオン 2701FF-2 | 使用用途、向いているルアーやリグ

シマノ スコーピオン 2701FF-2 スモラバ

▲5lbのフロロラインでスモラバも使用可能。1/16ozも使えない事はないが、快適なのは総重量で3.5~5g辺りから

スコーピオン 2701FF-2 が対象とする魚種や、向いているルアー・リグを紹介します。

スコーピオン 2701FF-2 | 対象魚種

スコーピオン 2701FF-2 がターゲットとする対象魚は次の通り。バス用フィネスに特化したロッドではありませんが、ルアーフィッシング用ライトスピニングとして幅広い魚種に対応しています。

  • ブラックバス
  • ザンダー
  • ボートシーバス/シーバス
  • ネイティブトラウト
  • リーフフィッシング
  • クロダイ(チヌ)
  • 桂魚
  • パーチ
  • ライトロックフィッシュ

それぞれの魚種に特化した専用ロッド程、最適なスペックは発揮できないかもしれませんが、色々な魚を相手に「試してみよう!」「とにかく楽しんでみよう!」という用途にはベストマッチですね。
細かい使用感や操作性は専用ロッドに及ばないとしても、キャストする・魚とファイトする..といった基本性能において、スコーピオンは懐の深いパフォーマンスを発揮してくれます。

(シマノ公式サイトの適合表が、更新タイミングによってブラックバスのみと記載されていました。シマノのサポートに確認したところ記載漏れとの事で、2021/8/25時点で修正されています。)

スコーピオン 2701FF-2 | 適合ルアー・リグ

スコーピオン 2701FF-2 に適したルアーやリグは次の通りです。

2701FF-2 の繊細なティップは、クロダイ(チヌ)やシーバス、トラウトなどの繊細のバイトにも追従できるイメージ。その上で、大物にも負けない粘りとパワーがあるので、一般的なバス用フィネススピニングとは一線を画した特性です。
スモラバやジグヘッド、ノーシンカーを漂わせるような釣りや、ロッドアクションを多用する小型~中型プラグなどに向いていて、ピンポイントを細かいシェイクで誘い続けるような使い方はやや難しいと感じました。

最適
  • スモラバ
  • ジグヘッド
  • ノーシンカー
  • クランクベイト
  • ミノー
  • ジャークベイト
  • シャッド
  • トップウォーター
適合
  • ライトテキサス
  • ダウンショット
  • ジグヘッドワッキー
  • ネコリグ
  • スプリットショット
  • バイブレーション
  • スピナーベイト
対応可
  • テキサスリグ
  • ヘビダン
  • ラバージグ

スコーピオン 2701FF-2 | 使用感

シマノ スコーピオン 2701FF-2

スコーピオン 2701FF-2 を実際に使ってみた使用感や特性を紹介します。

外観、デザイン

シマノ スコーピオン 2701FF-2 リールシート

シマノ スコーピオン 2701FF-2 リールシート

▲リールのフットに合わせて、SポジョンとLポジョンを切り替え可能

スコーピオン 2701FF-2 の外観は、かなり尖がった赤を基調としたデザイン。特に、リールシート(エアフェクトシートCI4+)の赤が上質な色合いと質感で、ハイエンドモデル「ワールドシャウラ」のような高級感を漂わせています。
リールフットのサイズに応じて、「Sポジョン」「Lポジョン」と使い分けられる機能も魅力。細かい所まで考え抜かれた機能性が嬉しいポイントですね。

シマノ スコーピオン 2701FF-2 グリップ

加えて、ガイドスレッドに微妙な青のラインが入っていて、ブルータイプと呼ばれた旧モデルのワールドシャウラを彷彿。旧モデルとは言え、かつてのハイエンドモデルに匹敵する強さがある事を静かにアピールしているようです。

また、最近では珍しいコルク製のストレートグリップは、使っていて非常に快適。古き良き時代を思い浮かべながら、最新スペックのパフォーマンスを楽しめました。テクニカルな操作を主体とするバスロッドは短めのグリップが多いのですが、2701FF-2はグリップ長が長く、キャスティングやリーリング時にしっかりとホールドしやすい設計です。
ハイエンドモデル程上質なコルクでな無さそうですが、使い込む内に汚れや傷といった歴史を刻んでくれる趣きがありますね。
機種名の刻印がある事、パーツでグリップをセンターを区切っている事なども、独自性が高いデザインです。

全体的な仕上がりも綺麗で、過去モデルのスコーピオンと比較してもかなり品質が向上。
ハイエンドモデルのような絢爛豪華さには及びませんが、スタンダードなバスロッドとは異なる、スコーピオンだけが持つ独特なカッコよさがあります。

キャスティング | キャストフィール、キャスタビリティ

シマノ スコーピオン 2701FF-2 ライトテキサス

▲5g程度のシンカーと高比重なワームによるライトテキサスも余裕なパワー

スコーピオン 2701FF-2 のキャストフィールは爽快の一言!
良く曲がるブランクスと大口径ガイドの組み合わせは、特にオーバーヘッドキャスティングでの遠投性能に優れていると実感しました。

5gあたりのリグから軽快にぶっ飛ぶイメージで、7g程度のシンカーでもしっかりとフルキャスト可能。ただ穂先からベリーがかなり柔軟なので、ハードルアーであれば12g以下、スピナーベイトなら1/4ozあたりまでがコントロールしやすいと思いました。

その反面、ULやLクラスのバス用スピニングで使うルアーは軽すぎる印象。ティップが繊細で柔軟なベリーを持つ2701FF-2ですが、バット側まで十分にウェイトを乗せきらないと飛距離を出しにくいようです。
1/16oz程度のスモラバでも投げる事は可能ですが、トレーラーを含めた総重量が3.5g、できれば4g以上は欲しいと感じました。フリーリグやライトテキサス、ダウンショットなども、3.5~5g以上のシンカーから使いやすいイメージで、ネコリグなら5インチ前後から上がマッチしそうです。

繊細なティップを持つ強いロッドとしてのバランス

シマノ スコーピオン 2701FF-2 リールシート 性能・スペック

スコーピオン2701FF-2は、繊細なティップとパワーがあるブランクスという両極を1本にまとめたバランス。その為か、オーバーヘッドによるキャストと、サイドやアンダーキャストによる使いやすさが異なっています。

ロッドに付属されているタグにも記載されていますが、サイドキャストやアンダーキャストで遠投する場合、オーバーヘッドに比べてやや重めのルアーが適合。
自分が使ってみた限り、この特性はフルキャストで顕著に該当すると感じました。
ピッチングやショートキャストなど、近距離や中距離で精度を求める場合、繊細な穂先が暴れて狙いを定めにくいので、こうした時はサイドやアンダーキャストでも適合ルアー下限近くの軽めな方が扱いやすかったです。

スコーピオンに限らず、ハイエンドモデル・ワールドシャウラも同様に、2701FF-2という番手は繊細なティップが特徴。この穂先は、シーバスやクロダイ(チヌ)など、バイトがデリケートな魚種に対して効果的で、そうした特性が2701FF-2を幅広い用途に仕上げていると言えます。
ただ、真冬のバスが見せる弱いバイトに対応する...といった印象ではなく、ハイシーズンだが喰いが浅いコンディションでも捕らえやすい..といったイメージでした。

ハイエンドなワールドシャウラの場合、2701FF-2は「ファインティップカスタム」として穂先に特別なチューニングが施されています。
その為、繊細な穂先でありつつも、ある程度シャープな印象なのですが、スコーピオン2701FF-2はティップからベリーまでがややベロンベロンとした印象。なので、サイドやアンダーキャスト、ピッチングや(サイド・アンダーでの)ショートキャストで、穂先のクセが出やすいと思いました。

これは、スコーピオンでハイエンドモデルに近い特性を実現しようとした結果、ある程度生じてしまうクセなのかもしれません。
使い込む内に慣れてくるので、スコーピオン2701FF-2特有のクセを把握する事で、繊細な穂先のメリットを存分に堪能できると思います。

※カーボンロッドの素材は高弾性な程、価格が高くなるイメージですが、超低弾性な素材もハイグレード。低~中弾性素材が手頃なグレードで、そこから高弾性・極端な低弾性素材は高性能な素材になります。
おそらくワールドシャウラの2701FF-2は、そうしたハイエンドモデルならではの素材と製法で、繊細なファインティップを完成させているのではないでしょうか。

キャスタビリティ

オーバーヘッドキャストにおいて、スコーピオン2701FF-2は狙い通りに投げやすい高いキャスタビリティを持っています。
フルキャストでもショートキャストでも投げやすく、繊細なティップからベリー、バットまでキッチリ曲げ込んで飛距離とポイントをコントロールしやすい印象。特に5~7gあたりのシンカーや、7~12gあたりのハードルアーが快適でした。

ただ、サイドやアンダーでのショートキャスト、ピッチングやサークルキャストといった、バスフィッシング特有のキャストには慣れが必要。ロッド全体が曲がることで高いパフォーマンスを発揮する2701FF-2ですが、ティップからベリーが柔軟すぎるので、ちょっとしたキャストだとリリースポイントを掴みにくい印象です。

3.5~5gまでのシンカー、5~7g前後のハードルアーであれば、ピッチングやサークルキャストも比較的容易だったので、精度重視の場合は軽めなルアーの方が向きそうですね。

操作性、感度

シマノ スコーピオン 2701FF-2 釣果

▲子バスのついばむようなバイトも難なくキャッチ(笑)

スコーピオン2701FF-2は、ラインスラックを出しながらノーシンカーやジグヘッドを漂わせたり、小型トップウォーターやジャークベイト、シャッドなどをロッドワークでアクションさせるのに最適な操作性です。

2701FF-2は穂先からベリーまでが柔軟なので、バス用フィネススピニングのようなシャープでクイックな操作感ではありませんが、ラインを張りすぎず、大らかなシェイキングなどにも使えました。
2.6g以上、できれば3.5~5gあたりのやや重めなダウンショットや5インチ以上のネコリグなどを、大雑把にアクションしても適度にラインが緩むイメージ。難しく考えすぎない釣りが楽しめる特性ですね。

他魚種の場合、プラグでもワーミングでもリーリングによるアクションが多くなる事も。
リーリング数回と数秒のステイといった底物操作の場合、長めのグリップでしっかりとホールドしつつ、柔軟な穂先で適度なアクションを出しやすく快適です。鉄板系ルアーの高速巻きなどでも、安定したリトリーブを楽しめました。

感度についてはあまり期待していなかったのですが、リーリングが多くなる他魚種の釣りではバツグンの情報伝達。速めのリトリーブが多いシーンでも、必要な情報やルアーの振動が適度に伝わりやすく、ソルトを含む様々なフィールドで高い性能を発揮してくれます。
バス用途の場合、4~7gシンカー、4インチ以上のノーシンカー、5インチ以上のネコリグ、7~12gのハードルアーなど、フィネスの中ではやや大きめなルアーにおいて十分な感度伝達を感じました。
1/16ozのシンカーや4インチ以下のネコリグ、5g以下のプラグといった超フィネス用途には向きませんが、若干強めなバス釣り用ライトスピニングとしても、スコーピオン特有の持ち味を楽しむことができます。

フッキング、魚とのファイト

魚とのファイトは、スコーピオン2701FF-2を存分に味わえる最高の機会。繊細なバイトや突発的に引き込むような急激なバイトでも、繊細なティップと柔軟なベリーがキッチリ追従し、バットパワーで力強いフッキングが可能です。
ビッグバスは勿論、常に引っ張り続けるような他魚種であっても、ロッド全体が大きく曲がりつつグッと粘るので、安定したファイトが楽しめますね。

2701FF-2はエクストラファーストアクションですが、先調子で掛けるようなデザインが多いバスロッドに比べ、全体的に良く曲がる特性。穂先で軽くフッキングした状態では甘くなる事があるので、バットのパワーを活用したフルフッキングがおすすめです。
ライトライン使用時は、フルフッキングした際にドラグが少し出るようなセッティングがベストですね。

まとめ

シマノ スコーピオン 2701FF-2 釣果

「シマノ スコーピオン 2701FF-2」は、ハイエンドモデル・ワールドシャウラに昔から存在していた人気番手が、最新技術と高いコストパフォーマンスで登場した期待の製品。
しなやかで柔軟なティップとベリー、ロングディスタンスへアプローチしやすい7フィートと言うレングス、安定してホールドできる長めのグリップなど、求めていた機能が凝縮されています。

何より、ワールドワイドに様々な魚種に対応する強さと、色々な釣りで使いやすい特性が最大のメリット。フィネス用途に特化したバスロッドではありませんが、ルアーフィッシング全般における懐の深い汎用性があります。

バス釣り用途であれば、適合ルアー通りに4~7gのシンカーを使ったワーミング、4インチ以上のノーシンカー、7~12g程度のハードプラグ、1/4ozまでのワイヤーベイト、5インチ以上のネコリグといった、やや強めなスピニングタックルとして活用可能。
こうしたルアーやリグで心地よいフルキャストを高精度に決めつつ、余裕を持って大物とファイトする事ができますね。

正直な所、バス釣りのフィネス用途であれば、エクスプライドやゾディアスといった更にコストパフォーマンスの高いモデルがおすすめ。普段はバスメインでも、ちょっとした機会にトラウトやライトソルトなど、様々なルアーフィッシングを楽しむスタイルにスコーピオン2701FF-2は最適と言えます。
バス用途でも、従来のフィネスとは違うダイナミックな釣り味を楽しみたい方や、大型河川やビッグレイクなどを遠投主体で攻略したい人にもいいですね。

様々なフィールドや対象魚へとルアーフィッシングが多様化する近年、スコーピオン2701FF-2は幅広い汎用性と確かな基本性能を兼ね備えた1本と言えます。

スコーピオン 2701FF-2 に合うリール

上品なレッドをベースカラーとするスコーピオン2701FF-2には、同じく赤を基調とした「シマノ ヴァンフォード」がよく合います。
ヴァンフォードは、かつてはハイエンドモデルしか採用していなかったロングストロークスプールを採用するなど、実釣性能において完成度が高いスピニングリール。耐久性があり、それでいて軽量なので、長い期間快適な釣りをアシストしてくれます。

バスやクロダイ(チヌ)といった比較的ライトな用途には「ヴァンフォード 2500SHG」、シーバスまでも視野に入れるなら「ヴァンフォード 3000MHG」がおすすめ。この2機種にはスプールの互換性があるので、予備にスプールを購入すれば多彩なラインセッティングが可能です。

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