出典:SLP WORKS
丸型ベイトリールのハイエンド「リョウガ 2018年モデル」に、最新ハイパードライブデジギアを搭載できる!!
2022年1月、バス用アイテムの新製品情報に盛り上がる中、かなりインパクトがあるニュースが飛び込んできました。
巻きに特化した丸型リールで、かつ巻き感度を追求したハイエンドモデル「18リョウガ」。その優れたリーリングが、耐久性と巻き上げを進化させた新設計ハイパードライブデジギアによって、さらに強靭かつ快適になる事が期待できますね!
ダイワ製品のオフィシャルなサポート元であり、純正カスタムパーツを多数販売する「SLPワークス」が、18リョウガを対象に「ハイパードライブデジギアカスタムサービス(HYPERDRIVE DIGIGEAR CUSTOMサービス)」の受付を開始します。
申し込み開始日は2022年2月5日より。
パーツの単品販売は行われず、各種販売店に申し込む形になるそうです。
目次
ハイパードライブデジギアの凄さを実感!!
「ハイーパードライブデジギア(HYPERDRIVE DIGIGEAR)」は、2021年モデル以降のダイワベイトリールに順次採用された新設計ギアシステム。その巻き心地は滑らかで、特にリーリング時の巻き上げパワーは圧巻です。
最初にハイパードライブデジギアを搭載した「21アルファスSVTW」は、ライトバーサタイルな小型リールにもかからわず、プロスタッフのインプレでも「ダイワ史上最高の巻き心地!?」と評される程、絶大なリーリングパワーを見せつけました。
実際、自分もハイパードライブデジギア採用機を複数モデル使っていますが、確かにリーリング時の力強さは確実にアップグレードしています。
引き抵抗の大きなルアーを巻く場合でもブレが少なく、魚と強引にファイトする際もミスなく引き寄せられる使用感でした。
ハイーパードライブデジギアの構造
ハイパードライブデジギアの秘密は、ギアの噛み合わせ効率をアップさせた特殊な形状にあります。
特筆すべきは、ギアを小型化せずに、接触機会を増やす事で噛み合わせ効率を向上させた点。ギアの強度をしっかりと保ったまま、より密接に噛み合う事で、スムーズで力強い回転フィーリングを実現しました。
巻き上げ時のギアノイズも50%以下に軽減(従来品との比較)するなど、滑らかで静かな巻き心地にも貢献しています。
▲従来のギア噛み合わせイメージ 出典:DAIWA
▲ハイパードライブデジギアの噛み合わせイメージ
最適な圧力角となるバレット型シルエットのギアによって、効率の良いピニオンギアとの噛み合い率を実現。従来は互いの歯面が最大2度接触していた所、ハイパードライブデジギアでは3度の接触を目指すことができます。 出典:DAIWA
巻き性能を変えた「18リョウガ」
出典:DAIWA
18リョウガ | 性能・スペック
品名 | 巻取り長さ | ギヤー比 | 自重 | 最大ドラグ力 | スプール寸法(径/幅) | 標準巻糸量 | PE | ハンドル長 | ベアリング | 本体価格(円) |
1016-CC | 57cm | 5.4 | 255g | 6㎏ | 34mm/24mm | 16lb-100m | 1.5号-200m | 90mm | 12/1 | 56,300 |
1016L-CC | 57cm | 5.4 | 255g | 6㎏ | 34mm/24mm | 16lb-100m | 1.5号-200m | 90mm | 12/1 | 56,300 |
1016H | 67cm | 6.3 | 255g | 6㎏ | 34mm/24mm | 16lb-100m | 1.5号-200m | 90mm | 12/1 | 56,300 |
1016HL | 67cm | 6.3 | 255g | 6㎏ | 34mm/24mm | 16lb-100m | 1.5号-200m | 90mm | 12/1 | 56,300 |
1520-CC | 61cm | 5.4 | 270g | 6㎏ | 36mm/27mm | 20lb-100m | 2号-230m | 90mm | 12/1 | 56,800 |
1520L-CC | 61cm | 5.4 | 270g | 6㎏ | 36mm/27mm | 20lb-100m | 2号-230m | 90mm | 12/1 | 56,800 |
1520H | 71cm | 6.3 | 270g | 6㎏ | 36mm/27mm | 20lb-100m | 2号-230m | 90mm | 12/1 | 56,800 |
1520HL | 71cm | 6.3 | 270g | 6㎏ | 36mm/27mm | 20lb-100m | 2号-230m | 90mm | 12/1 | 56,800 |
2018年に登場した「リョウガ(RYOGA)」は、パワフルなリーリングを得意とする丸型リールのハイエンドモデル。強靭でタフなボディ構造で、力強い巻き上げパワーと高負荷でも歪みが生じにくい剛性が魅力ですね。
強い巻き上げパワーを発揮するだけではなく、DR(Detective Rotation)デザインコンセプトによって、リーリング時の感度を追求している点も特徴です。
DRデザインは、ギアを小型化するハイパーメッシュ(HYPER MESH)ギヤにより、巻き上げ時の噛み合わせ率をアップ。高剛性で大型ギアを搭載できるハウジングを強化しつつ、パーミング側のサイドプレート構造をコンパクト化する事で、よりダイレクトに巻き上げを感じ取る事ができるようになりました。
高密度なギアの噛み合わせでパワーを発揮する18リョウガですが、小型化されたギアは耐久面に若干の不安があります。
またギアが細かい事で、回転始めの1歩に微妙なタイムロスが生じる..といったネックがあった事も事実。そうした課題を克服しつつ、同等以上、さらなる高性能を目指して開発されたのが「ハイパードライブデジギア」です。
圧倒的な巻き上げ感度と回転耐久性能を更にグレードアップできそうですよね!
ライバル「カルカッタコンクエスト」の進化
18リョウガが発売された当初、ライバルとも言える丸型リール機「シマノ 14カルカッタコンクエスト」を比較対象機種にしていました。
ダイワ主催の試投会などで、様々な条件での巻き比べが行われた事も。
実際、両機共に負けずとも劣らない、それぞれの特徴をフルに発揮するリールでした。
ただ、カルカッタコンクエストは2021年にモデルチェンジし、更に巻き性能が向上。そうしたライバルの進化に対し、カスタマイズで対抗することで、愛着の湧く丸型リールをより長い期間活躍させることが出来るようになりました。
18リョウガのカスタムパーツ
18リョウガには、超軽量かつ超高精度な「G1 ジュラルミン製 マグフォースZ」が搭載されています。
トラブルの少ないマグネットブレーキの中ではキャストの伸びがあり、ピッチングなども快適。ただ、バックラッシュ等のトラブルをより軽減したいのであれば、他のダイワリールに搭載されているSVスプールの方が有利ですね。
34mm径スプールの18リョウガ1016シリーズは、ストレスフリーなトラブルレス性能を備えつつ、快適なキャストフィールで飛距離アップも見込める「RCSB BOOST SV BOOST 1000 スプール」を搭載可能(別売)。トラブルを減らしたいが、飛距離も落としたくない方におすすめです。
また、リーリングを長期間快適に続けるには、カスタムハンドルもおすすめ。こちらは18リョウガの全機種に対応するようです。
まとめ | 18RYOGA HYPERDRIVE DIGIGEAR CUSTOM サービス内容
公式サイトのカスタムサービスページ18リョウガのハイパードライブデジギア化は、店頭で申し込んでリール本体を預ける形になります。
パーツ単体での販売が無い点を残念に思う方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、駆動機能のある製品は必ず個体差があるので、微妙なクリアランスを調整できるオフィシャルメーカーでの分解・組み立てが確実です。
また、ギア交換費用にオーバーホール費用も含まれていて、お得感が高いですね。
加えて、ギア交換の機会にギア比を変更する事も可能。細かい点まで配慮されたカスタムサービスと言えます。
注意点としては、品番によっては若干ギア比が変更になる点。詳細は次の表をご覧ください。
機種 | 品名 | ノーマルギア | ハイパードライブデジギア | カスタム価格 | ||
ギヤ比 | 巻き取り長さ | ギア比 | 巻き取り長さ | |||
18RYOGA | 1016-CC | 5.4 | 57cm | 5.3 | 56㎝ | ¥12,000 |
18RYOGA | 1016L-CC | 5.4 | 57cm | 5.3 | 56㎝ | ¥12,000 |
18RYOGA | 1016H | 6.3 | 67cm | 6.3 | 67cm | ¥12,000 |
18RYOGA | 1016HL | 6.3 | 67cm | 6.3 | 67cm | ¥12,000 |
18RYOGA | 1520CC | 5.4 | 61㎝ | 5.3 | 60cm | ¥12,000 |
18RYOGA | 1520L-CC | 5.4 | 61㎝ | 5.3 | 60cm | ¥12,000 |
18RYOGA | 1520H | 6.3 | 71cm | 6.3 | 71㎝ | ¥12,000 |
18RYOGA | 1520HL | 6.3 | 71cm | 6.3 | 71㎝ | ¥12,000 |
カスタムサービス内容
18リョウガのハイパードライブデジギアサービスの内容は次の通りです。
- 18リョウガにハイパードライブデジギアをインストール。
- ギアユニットの交換に伴い、あわせてオーバーホールも実施。
- ギアユニット交換に際し、ギア比変更も可能。(ギア比変更希望の場合は、ギア比の明記が必要)
※オーバーホールに伴い、部品交換が必要な場合は別途部品代が必要です。
カスタムサービス詳細
対象機種
18RYOGA1000/1500シリーズ(SLP WORKS特注リール含む)
価格
12,000円(税別)
納期
預かりから2~3週間での出荷
申込み方法
販売店より「HYPERDRIVE DIGIGEAR CUSTOMサービス」希望とお伝えください。
ギア比交換機棒の場合は、その旨とギア比も明記してください。
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