出典:BASSMASTER
悲願のニュースに湧きました!!
アメリカ・テネシー州で、2021年4月15〜17日に開催されていたバスマスターサザンオープン第2戦「ダグラスレイク」。
日本から参戦している「青木大介 選手」が見事な初優勝です!
青木 大介 選手は、ブラックバスを釣り上げるプロトーナメントで活躍する選手。
「俺の職業バスプロ!」と公言する、日本最強と言い切れるバスプロの1人です。
その強さから、漫画「釣りキチ三平」のスピンオフ作品で実名登場し、釣り対決に登場する程。
日本国内の試合で驚異的な強さを誇った青木大介プロは、その圧倒的な実績とともに渡米。
しかし、参戦3年目となるアメリカトーナメントでは、決して思い通りの成績を残せていませんでした。
それが遂に叶った念願の海外戦・初優勝!!
青木大介プロ自身、関係者各位にとって、そしてもちろん一般ファンである我々バスアングラーにとっても、非常に嬉しいニュースですね。
Bassmaster Open at Douglas Lake.
Southern Open
目次
全米バスフィッシングトーナメント | バスマスターとは
青木大介 選手が優勝した「バスマスター(B.A.S.S.) オープン戦」は、全米各地で繰り広げられるバスフィッシングのトーナメント大会。昨年までは2つの地区でしたが、2021年から3つの地区に分類されたオープン戦が繰り広げられています
オープン戦で成績上位の選手は、よりハイエンドな「バスマスターエリート」という大会への参加資格を得ます。こちらも期待が持てますよね。
今回青木大介プロは、オープン戦で優勝したことにより、世界の頂点とも言える「バスマスタークラシック」への参加券を獲得!!
バスマスタークラシックは、ハイエンドトーナメントであるバスマスターエリートや、オープン戦優勝者など、上位ランキング者だけが参加を許される世界の頂点とも言える大会です。
青木大介プロ | プロフィール
出典:BASSMASTER
青木大介プロのプロフィール概略は次の通りです。
神奈川県
1982年10月26日生まれ
小学校6年生の時にバス釣りを始め、中学生でバスプロになる事を決意
2001年にヒューマンアカデミー入学
2003年にヒューマンアカデミー卒業し、20歳でバスプロになる
アルバイトをしながらJBマスターズに参戦。
参戦初年度でワールドシリーズ(現TOP50)の出場資格を獲得
2006年まで苦戦の日々が続くが、この年の最後に戦い方が開眼
2007年にJBジャパンスーパーバスクラシックで初優勝
ここから破竹の快進撃が始まる
2013年に、自身のメーカーDSTYLE(ディスタイル)創業
2019年からアメリカBASSシリーズへの参戦
2021年 バスマスター サザンオープン第2戦「ダグラスレイク」 にてアメリカ戦 初優勝
国内に数多くいるバスプロ選手。その中でも、群を抜いて強さを見せつけてくれたのが青木大介プロです。
「こーやって釣んだよ!!」という強気の発言が青木大介プロの代名詞になるほど、自他ともに認める日本の最強プロの1人と言えますね。
青木大介 選手 | 初優勝への軌跡
出典:BASSMASTER
バスマスターオープン「ダグラスレイク」で青木大介プロは、次のような活躍を見せてくれました。
1日目と2日目で全く異なるフィールドを攻め、3日目は状況に応じて両方のフィールドを行き交う全方位的な戦略だったようです。
バスマスターの試合は、5匹までのブラックバスを釣り上げた合計重量を競います。
5匹釣り上げた後は、より重量の大きなバスと入れ替えていく形式ですね。
5匹の魚を釣り上げる事をリミットメイクと言い、ライブウェルで活かしたまま会場まで持ち帰らなければいけません。魚を死なせてしまったり、帰着時間に間に合わないと、大幅なペナルティ。
5匹の魚が揃わず、釣り上げた魚だけで1日を終了するアングラーも居る中、青木大介選手は全日キッチリとリミットメイクを果たしています。
Day 1
5フィッシでウェイト15lb-13ozで、初日4位の好スタート!!
Day 2
2日目も5フィッシュ13lb-5ozとなり、4位の好位置で決勝進出。
Day 3
早々に5フィッシュを揃え、着実にウェイトを入れ替えて順位を上げていきます。
最終的なウェイトは14lb-11oz、3日間15匹の合計が43lb-131oz.
スイムベイトやビッグベイト主体で2位に付けたBenton選手との差は僅かに1oz。
青木大介 選手がギリギリ追い上げての逆転優勝です。
Benton選手は死魚によるペナルティなどもあったようで、トーナメントの厳しさを見せつけられた試合でした。
青木大介 選手 の戦略
出典:BASSMASTER
次の試合日程が近いので、今回の試合内容について詳細は語られていません。
ですがダグラスレイクは、日本でのフィネスな釣りと似たような戦法が効果的だったようですね。
主なターゲットは、プリスポーンやスポーンのバス。
青木大介プロ自身がプロデュースするDSTYLE「トルキーストレート(ピンク(魚肉ミミズかな?))」や、ゲーリーヤマモトの「4インチ ヤマセンコー (グリパン/ブルーフレーク)」の1/16ozジグヘッドワッキーを比較的浅い水深で使用したそうです。
日本では、スリムヤマセンコーのジグヘッドワッキーも使った記憶がありますが、このシーズンはヤマセンコーの方が効くみたいですね。
そのヤマセンコー、5投でリミットメイクに必要な5匹を釣り上げる程、効果は絶大で青木大介選手の手持ちストックを全部使いきるほど。
また、「3インチ ファットヤマセンコー」のノーシンカーも活躍したそうです。
青木選手が使っている物ではありませんが、ジグヘッドワッキー用に自分が気に入っているフックも紹介しておきます。
DSTYLE(ディスタイル)のおすすめルア
青木大介プロのメーカーDSTYLE(ディスタイル)からは、たくさんの魅力的なルアーが発売されてます。タフなフィールドでも効果的な特性が魅力。
特に小型ハードルアー「レゼルブ」は、ライトリグで釣り上げたポイントから、もう1匹を搾り出せるような不思議な魅力があります。
まとめ
出典:BASSMASTER
青木大介選手は、このオープン戦に優勝した事で、バスフィッシング世界最高峰トーナメント「バスマスタークラシック」の出場権を獲得(サザンオープン全戦出場が条件だそうです)。
「これが日本の青木大介だ!!」
と、世界に大声で叫びたくなるような大活躍を期待してしまいますよね。
実際に「日本のバスチャンピオンが、バスマスターでもチャンピオンになった!」と賞賛されていました。
また、優勝時のコメントでは「自分の夢が叶った!!」と喜びの声と共に、自身を支えてくれる関係者や日本のファンへの感謝を伝え、男泣きした青木プロ。
きっと、さらなる夢の活躍を見せてくれると思います。
引き続き、青木大介プロを応援していきましょう!
最後に、青木大介選手の本を紹介します。
この2冊は、私自身も何度も読み返している本。非常にシンプルで単純明快なバスフィッシングの最大ヒントを分かりやすく紹介してくれています。