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Believe Myself!!「藤田 京弥」選手がアメリカ最高峰トーナメントで逆転優勝!!

2024年バスマスターエリート開幕戦トレドベンド「藤田 京弥」選手 優勝

出典:BASSMASTER

2024年2月22~25日、トレドベンド(Toledo Bend)で開催された「2024年 バスマスターエリート(B.A.S.S. ELITE)開幕戦」で、日本の「藤田 京弥」プロが圧巻の逆転優勝!!史上2人目となる偉業も合わせて達成するなど、見事な試合を世界中のファンに見せてくれました!

初日から好調なスタートを見せるも、常に危機感を感じ続けていた「藤田 京弥」プロ。
時折くじけそうになりながらも、自分を信じる(Believe Myself)原点に立ち返り、劇的な逆転優勝を達成。その姿勢に、僅か数年で世界の舞台を驚かせた強さの秘密が垣間見えた気がしました!

B.A.S.S. バスマスターエリート とは

アメリカのB.A.S.S. が運営する最高峰トーナメントが「バスマスターエリート」。
バスフィッシングの本場アメリカにて、数多く開催されるプロの試合。その中でも、限られた100名程度の選手だけがバスマスターエリートに参戦できます。
1967年に最初の大会がB.A.S.S.によって開催されて以来、確かな伝統と格式を受け継ぐ最高峰に相応しいトーナメントですね。

「藤田 京弥」選手 | プロフィール

2024年バスマスターエリート開幕戦トレドベンド「藤田 京弥」選手 優勝

出典:BASSMASTER

藤田京弥選手は、埼玉県出身の1996年生まれ。
子供の頃から釣りを楽しんでいて、18歳で釣り専門の学校(ヒューマンフィッシングカレッジ)に入学しています。
2017年に卒業し、翌2018年には早くも国内バスフィッシングトーナメントの最高峰「TOP50」へのエントリー資格を獲得。ジャパンスーパークラシック優勝、JBマスターズ年間優勝、トップ50第3戦優勝、トップ50年間2位など、TOP50参戦初年度から驚異的な活躍を見せました。
実の兄(藤田夏輝 選手)もTOP50プロに参戦しており、兄弟で最高峰TOP50への参戦は初の快挙です。

そして2022年、B.A.S.S.が運営する本場アメリカのトーナメント「バスマスター」に参戦。初年度でいきなり大活躍を見せ、2023年から最高峰カテゴリー「バスマスターエリート」に昇格しました。
世界のトッププロでも、限られた一部の選手しか参加できない「バスマスターエリート」に、わずか2年目で到達します。
そして2023年バスマスターエリート第8戦で初優勝、2024年開幕戦で2度目の優勝という、世界中のアングラーを驚かせる快挙を成し遂げました。

2024年 バスマスターエリート開幕戦 | 藤田京弥プロ 優勝の軌跡

2024年バスマスターエリート開幕戦トレドベンド「藤田 京弥」選手 優勝

出典:BASSMASTER

100数名参加する中で、ただ1人100ポンド(約45kg)を超える圧倒的なスコアで優勝した「藤田 京弥」選手。100ポンドのバスを釣った人に与えられる特別賞「センチュリーベルト」と共に、優勝賞金10万ドル(約1500万円)と青いトロフィーを手にしました。

バスマスターエリート参戦僅か2年目で2回目の優勝も快挙ながら、4日間で20キャッチ100ポンドを超えたことも驚異です。
昨年末のバスマスターエリート第8戦でも、藤田京弥選手は100ポンド超えを果たしているので、まさかの2線連続。次の第2戦でも100ポンド超えを達成すれば、まさかの3戦連続100ポンド超えも期待しちゃいますね!

Day 1 - 初日

初日、藤田 京弥 選手は朝からボコボコ釣りまくる展開。特別な日だったと振り返る程、今までで1番釣りまくったスタートでした。
深場の立木にサスペンドするプリスポーンのバスを5フィッシュをキャッチし、総重量31ポンド3オンス(約14㎏)で初日からトップに躍り出ます。
しかし、決して順調なスタートではなかったようですね。
状況が厳しくなってきている、釣れるときに釣っておかなければならない..と、明日以降の魚を残す事を考えず、釣りまくった結果でした。

Day 2 - 2日目

初日の藤田京弥プロの予感は的中します。
行き交う選手たちのボートによるフィッシングプレッシャーの為か、魚の姿がハッキリと激減。僅かに居る魚もルアーを喰わない状況です。
午前中は釣れない状況で、何とか午後からそれなりのサイズをまとめます。
結果は5キャッチ24ポンド3オンス(約11㎏)。トップと僅差の2位で準決勝3日目への参加資格を得ます。

ただ、他の選手は同じエリアでも好成績を挙げているのを見て、それ以上のウェイトを絞り出していかないと勝てない...と考えていたようですね。
成績だけを見れば、快進撃が続いているようにも見えます。
実際、世界のトッププロを相手に驚異的なスコアですが、藤田京弥選手にはより高い目標が見えていました。

Day 3 - 3日目

準決勝3日目、ハッキリと分かるほどエリアに魚が居なくなりました。
ただ、同じエリアでキッチリ魚を釣り上げる選手たちもいたようです。
広大なアメリカのフィールドでは、同じエリア内のクリークでも広大で、微妙な差が大きな釣果の違いに。

本番前のプラクティス(練習)で見つけたエリアをスピーディーにランガンしてみるも、湖自体の状況が悪化した為か、全く魚を見つけられない状態。何とか5枚の魚を釣り上げ、16ポンド10オンス(約7.5kg)で決勝進出は果たします。
しかし、トップとの差は5ポンド(約2.2kg)。デカバス1匹分に相当する圧倒的な差で、最終日に釣りまくらないと優勝できない状況に陥りました。

Day 4 - 最終日

この日も、前日までと同じエリアからスタート。
ただ、他選手のボートが少ない為か、4~5匹のバスがサスペンドしている状態でした。その内4匹を釣り上げ、午前中で藤田京弥プロが一気にトップに躍り出ます。
さらに、プラクティスで見つけていた他エリアも良い状況に好転していて、数匹のデカバスが浮いている状態。それらを釣り上げ、最終日5フィッシュ28ポンド13オンス(約13kg)をたたき出し、見事逆転優勝!

結果的に、トータル20フィッシュ100ポンド13オンス(約45.5㎏)の圧倒的なスコアでエリート2勝目を達成しました。

エリート参戦初年度と2年目で優勝した選手は、長い歴史上で2人目。また、ラージマウスバスとスモールマウスバスで100ポンドを達成したのも史上2人目となり、数々の偉業を合わせて達成しています。

「藤田 京弥」選手のタックル

2024年バスマスターエリート開幕戦トレドベンド「藤田 京弥」選手 優勝

出典:BASSMASTER

藤田京弥 選手は、「ダイワ スティーズ リアルコントロール S65ML-SV」と「ダイワ イグジスト」のタックルを使用。
ジャッカルのドリフトフライやDEPSのサカマタシャッドを、ケイテックスーパーラウンドジグ(3/16oz、1/8oz)にセットしたミドストを主体に試合を進めたようです。
1.2~1.5号のPEに、16lb.フロロカーボンのリーダーを巻いていたそうで、やはりデカバスをターゲットとした強めのラインセッティングですね。

海外や大規模なフィールドでは5インチワームのミドストも効果的。ただ、国内で使う場合はもう少し細めのライン(PE0.6~0.8号、リーダー6~12lb.)で、4インチ辺りのワームがマッチしそうです。

アメリカ参戦前に語られていたウィニングタックル

藤田 京弥 プロ

▲バスマスタークラシックを観戦する藤田京弥選手。この時点ではまだ海外進出が発表されていませんでしたが、2か月後のバスマスターオープンに参戦。初出場で決勝進出を果たしました。

アメリカ参戦を発表する直前の2022年3月、バスマスタークラシックの会場に「藤田 京弥」選手が写っています。
まだアメリカで藤田京弥プロを知る人は少なかったのですが、現地のインタビューで「レーシングタイプのスティーズロッド開発に携わっている」と話していました。
この時から、今の活躍を明確にイメージしていたのかもしれません。

まとめ

2024年バスマスターエリート開幕戦トレドベンド「藤田 京弥」選手 優勝

出典:BASSMASTER

日本国内で圧倒的な強さでトーナメントを勝ち進み、世界へと舞台を広げた「藤田 京弥」プロ。水中にいる魚の状態を探知する「ライブスコープ」を用いた繊細な釣りが目立っていたので、アメリカの広大なフィールドでは通用しないのではないか?と正直思っていた方も多いと思います。
しかし、ビッグベイトを含め、ストロングな釣りも「藤田京弥」選手が得意とするところ。むしろ、勝つために必要な戦略をやり抜く姿勢が、世界のトッププロ相手にも通じたと言えるのではないでしょうか。

「自分を信じる(Believe myself)」

藤田京弥プロが、トーナメントのお立ち台に立った時に話そうと思っていた言葉だそうです。
常に勝つこと・優勝する事をイメージし、自分の戦略を信じ、自分のもてる技をすべて出し切った結果だと思いました。
実際、藤田選手は、今年度の全トーナメントで決勝進出を目標としているようです。(世界のトッププロ上位10%に必ず入るという驚異的な目標です)

他の選手と同じやり方では勝てない事を自身に理解させ、何度もくじけそうになりながら、最後は自分の信じた事を思い出す。
今回の優勝はその結果の1つであり、これからも続く藤田京弥プロの活躍の始まりに過ぎないと感じました。

バスフィッシングだけでなく、どんな事にでも通じ、誰でもが実践できる「自分を信じること」。それが、強さの秘密であり、結果を導き出すシークレットメソッドなのかもしれません。

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