出典:DAIWA
あけましておめでとうございます!!
いよいよ2022年が始まりました。今年もいい釣りを楽しんでいきましょう!
年が明ければ新製品が気になる頃。しかし、ロッドやリール、ルアーといった2022年のバス用NEWアイテムは、いつもより情報開示が遅いようです。
情報解禁日のXデーが予定されている2022年1月21日(金)に向けて、徹底した秘密管理が行われているのかもしれません。
そうした中、いち早くダイワのバスロッド「ハートランド 2022年 新モデル」が公式発表されました。
ダイワのハートランドは、岸釣り・オカッパリに特化したルアーフィッシング用ロッド。近年のモデルは、村上晴彦さんの斬新な発想とセンス、そしてダイワの最新テクノロジーが融合した”作品”と呼ぶに相応しい”竿”としての仕上がり。
釣りが嬉しい、釣りが楽しい、使う道具がどこまでも気持ちよく、眺めているだけで心地よい。釣果を求めるだけでない、心躍らせるバスロッドが「ハートランド」です。
本記事では、ハートランドの2022年新モデルを紹介!
今年はいつもとは異なる製品ラインナップも用意されていて、めっちゃ面白い事になりそうな予感がします!!
目次
ハートランド2022年 フラッグシップモデル | 白震斬 八伍 AGS (852ML+FS-SV AGS22)
まずは、カーボン製のエアガイドシステム(AGS)を採用するハートランド・フラッグシップモデルを紹介。2022年新モデルとして、超ハイエンドなスピニングロッド「白震斬 八五 AGS」が登場します。
852ML+FS-SV AGS22【白震斬八伍】 | スペック・採用技術
公式サイト出典:DAIWA
アイテム | 全長 | 継数 | 仕舞 | 自重 | 先径/元径(mm) | ルアー重量 | ライン | カーボン含有率 | 価格(円) | ||
852ML+FS-SV AGS22【白震斬八伍】 | 2.57m | 2本 | 132cm | 118g | 1.2/10.9 | 2.7-10g | 3/32-3/8oz | 0.5-1.0号 | 4-6lb | 100% | 99,000 |
ESS/X45フルシールド(=X45コブラシールド)/HVFナノプラス/V-ジョイント/エアセンサーシート(トラディショナル)/TUBULARPOWERSLIM/オールチタンフレームSiCガイド |
※先径は竿先から最も近く、部品・糸巻きのついていない外径です。
「白震斬85AGS」の性能・スペックは上記の通り。
ベースとなった前モデル「08白震斬(HL-Z 762MMLFS-08)」と比較して、レングス(長さ)が大幅(1フィート4インチ(約40.6㎝))にアップしつつも、手に持ったイメージはむしろ軽く感じる絶妙な設計。超ハイエンドなSVFコンパイルXの素材感を存分に堪能できるように、X45フルシールドや3DXといった補強構造を極力排除し、細く厚くシャープな使用感に仕上げられています。
補強技術が採用されていないデメリットに対しては、高性能な素材と製法を用いた圧倒的なブランクス性能がカバーしてくれる面もあるので、こうした点も含めてフラッグシップモデルのアドバンテージは高いと言えますね。
加えて、カーボン製ガイド「AGS」をさらにカーボンで固定する「CWS(カーボンラッピングシステム)」によって、超高性能なブランクスを限りなくピュアに堪能できるロッド。昨年発売されたフラッグシップのハートランド・ベイトモデル「21ドットスリー」のスピニング版とも思える特性で、「ドットスリーの嫁」と村上晴彦さんが例えています。
22白震斬 85 AGS | 特徴と魅力
その長さと絶妙なパワー設定から、「22白震斬」はスピニングモデルとしてかなり幅広いルアーに対応できる設計。バーサタイルロングスピンの名に相応しく、10gのルアーがドンピシャに使いやすく、ヘッド重量が1.8~5gのスモラバ(トレーラー込みで4~6g辺りがベスト)も適合ルアー下限の範囲で扱えます。
村上晴彦さんの動画解説では、引き抵抗が軽いモノなら3/8ozあたりのスピナベにも対応し、無理をすれば20g程度のシンカーによるヘビキャロもギリギリいけるとの事。(適合ルアー範囲外の使用は自己責任でお願いいたします)
イメージとしては、ベイトフィネスで扱うルアーをスピニングでより繊細に操作する感覚。穂先が若干硬めで、MLより少しパワーがあるので、フィネスなスピニングロッドのようにライトラインで超軽量リグを扱うにはやや不向きなものの、より広範囲なルアーを使える点が魅力です。
超高性能なブランクスを細く厚巻きのロングレングスに集約した事で、遠投性能・ロングディスタンスでの繊細なルアー操作や力強いフッキングなど、活用できるシチュエーションが多そうですよね。
スタンダードモデル「772ML+FS-22」との比較
ハートランド2022年モデルには、同じML+パワーのスピニングロッドでスタンダードモデル(772ML+FS-22)も発売されます。
スタンダードモデルが1本のロッドとして全体にキレイなカーブを描くのに対し、フラッグシップモデルである「白震斬 八伍 AGS」はバットが少し柔らかめな仕様のようです。
「772ML+FS-22」と比較すると、「22白震斬」はバットが柔らかめな分、スモールプラグやミノーといった軽量ルアーの重みをロッドに乗せやすく、よりキャストが快適になっている事が期待できます。
ロングロッドで繊細なモデルの場合、バットが柔らかいとパワー不足になってしまったり、ベロベロな使用感になる事も。ですが、フラッグシップモデルは、曲がってからの復元力や反発力に優れた高性能ブランクスを採用しているので、そうしたネックを解消しつつ、より心地よい使用感を追求できているようですね。
ハートランド 22白震斬 八五 AGS | 発売時期
22白震斬は、2022年2月にハートランド倶楽部会員先行で販売される予定です。
一般に店頭で並ぶのは、2022年末頃ではないでしょうか。
21ドットスリーの先行販売もかなり人気で品薄だったので、ハートランド倶楽部会員の方は早めに予約されるのがいいかもしれません。
ハートランド倶楽部は、ハートランドのロッド購入時に付属する申込用紙で入会できます。
まだ会員でない方は、まず自分が欲しい既存機種を手に入れるのが近道ですね。
ハートランド2022年 スタンダードモデル | 772ML+FS-22
ハートランド2022年のスタンダードモデルには、スピニングロッド「772ML+FS-22」が登場します。
「772ML+FS-22」は、前項で紹介したフラッグシップモデル「22白震斬 八五 AGS」と同じコンセプトの長尺スピニングロッド。フラッグシップモデルとスタンダードモデルで同一特性のロッドが1度に登場するという、悩ましい新製品ラインナップですね。
個人的には、772ML+FS-22 は非常に心待ちにしていた製品。と言うのも、ロングレングスでPEラインを主体とするスピニングスタイルは、歴代のハートランドでも評価が高いタックルセッティングです。
繊細なフィネススピニングとも、パワーフィネスとも異なる、ハートランド特有の釣りスタイルを確立しているジャンル。ただその分、やや独特すぎる用途のロッドになかなか手が出なかったことも否めません。
ですがスタンダードモデルであれば、フラッグシップモデルより手軽な価格設定。加えて、従来のバスロッドに比較的近いフィーリングでその独自特性を発揮する事が可能です。
ハートランド特有の性能が不足なく備わっていて、心地よい使用感を万人が存分に体感できるロッドになりそうですね!
スタンダードモデルとはいえ、772ML+FS-22 は一般的なハイエンドロッドに近いパフォーマンスを秘めているので、実長性能も相当なパフォーマンスが期待できます。
ハートランド 772ML+FS-22 | スペック・採用技術
公式サイト出典:DAIWA
アイテム | 全長 | 継数 | 仕舞 | 自重 | 先径/元径(mm) | ルアー重量 | ライン | カーボン含有率 | 価格(円) | ||
772ML+FS-22 | 2.31m | 2本 | 119cm | 110g | 1.6/10.4 | 2.7-10g | 3/32-3/8oz | PE 0.5-1.0号 | 4-6lb | 100% | 53,000 |
ESS/X45フルシールド(=X45コブラシールド)/HVFナノプラス/V-ジョイント/エアセンサーシート(トラディショナル)/TUBULARPOWERSLIM/オールチタンフレームSiCガイド |
※先径は竿先から最も近く、部品・糸巻きのついていない外径です。
「ハートランド 772ML+FS-22」の性能・スペックは上記の通りです。
フラッグシップモデル「22白震斬」同様に、バット部分を補強する3DXを排除する事で、7フィート7インチのスピニングロッドとしては十分軽量な仕上がり。その分バットはしっかりめな設計で、ブランクス全体にネジレを補強するX45フルシールドが採用されています。
また、ハートランドスタンダードモデル初のセパレートグリップも魅力ですね。
センターカット2ピースモデルながら、へら竿などで採用される技術「Vジョイント」によって、1ピースロッド並みに歪みの少ないキレイな曲がりを実現。パワー・張り・曲がりからの戻りの早さにおいても、理想的な粘強調子を生み出しています。
ハートランド 772ML+FS-22 | 特徴と魅力
「ハートランド 772ML+FS-22」の特徴は、スピニングロッドとして使える対応ルアーの幅が広い事。近・中距離だけでなく、様々なルアーを遠投し、離れたポジションでの繊細な操作性やフッキング性能を兼ね備えた若干強めのパワーも魅力です。
ハートランダーと呼ばれるファンの中でも評価が高い「08白震斬(HL-Z 762MMLFS-08)」。その特性を受け継ぎ、PEラインを主体としたやや強めのラインセッティングもメリットですね。
ベイトフィネスとフィネスなスピニングの中間を埋めてくれるアイテムだと思います。
10gを中心としたクランクやチャター、抵抗の少ないスピナーベイトなどで広範囲をサーチしつつ、ヘッド重量1.8~5g辺りのスモラバにトレーラーを装着し、ピンポイントに喰わせる事もできます。
長さがあるので、3.5~5g程度のライトキャロなども良さそうなイメージ。根がかりの多い場所なら、軽量シンカーによるテキサスリグでボトムをジックリ攻める用途にも。
また、20gシンカーでのヘビキャロにもギリギリ使えない事は無いそうなので、スピニング1本で色々な用途に活用できそうです。
(適合ルアー重量以上の使用については自己責任でお願いします)
PEラインを使ったやや強めのスピニングセッティングは、軽量ルアーをロングキャストで遠投し、離れたポイントでの操作性・フッキングといったバランスにも優れていると感じました。
フラッグシップモデルとの比較
フラッグシップモデル「22白震斬」と比較した場合、「772ML+FS-22」のメリットは多くの人に使いやすい設計である事が挙げられます。
7フィート7インチは確かにロングレングスですが、フラッグシップモデルと比べると長すぎる設計でも無く、またその特性を発揮するのに十分な長さ。バス釣りだけではなく、ショアからのソルトでも普通に使えそうなレングスですね。
最初に登場した18年モデルのスタンダードモデルは、かなり通常のバスロッドに近い仕上がりでした。
ですが、最近のスタンダードモデルは、ハートランドらしい穂先やロッドの曲がりがフルに詰め込まれています。
ハートランドらしさ、その稀有な独自仕様をふんだんに盛り込みつつ、既存のバスロッドから持ち替えても違和感が少ないのが特徴。ハートランドに興味のある方、PEラインセッティングでフワフワとリグを漂わせるようなバーサタイルロングスピンを使ってみたい方におすすめです。
逆にフラッグシップモデルは、ハートランドらしさや独自性能がより顕著に、別次元のような使い心地を実現。あまりにも突き抜けた設計なので、ハートランド未経験の方は少し戸惑ってしまうかもしれません。
釣りを最高に楽しむ道具としてハートランドに触れてみたい方は、まずスタンダードモデルから検討するのがいいですね。
そこから更に特別な領域を体験してみたい方の為に、フラッグシップモデルが存在しています。
ハートランド 772ML+FS-22 | 発売時期
772ML+FS-22は、ハートランド倶楽部会員先行で2022年1月に販売される予定。今までのスタンダードモデルと同じタイミングであれば、2022年5月頃には一般の店頭にも並ぶのではないかと思います。
ハートランド倶楽部は、ハートランド購入時に付属する申込用紙で入会可能。まだ会員でない方は、まずは店頭に並ぶ既存機種の中から欲しいモデルを選んでもいいかもしれません。
アングラーを開放するロッド | ハートランド リベラリスト
出典:DAIWA
「ターゲットに外道無し」
2022年、村上晴彦さんがハートランドに求める「こだわりの釣り、こだわりの竿」が新しいステージへと昇華します。
それを具現化するロッドとして、あらゆるルアーフィッシングの対象魚に向けられた、「ハートランドリベラリスト(HEARTLAND LIBERALIST)」が新登場!
ルアーの操作性、キャスタビリティ、そして竿の曲がりが最高に気持ちいい、ハートランドのメリットが、より幅広いルアーフィッシングへと解放されます。
詳細については、上記の記事をご覧ください。
対象魚を限定しないフリースタイルなロッドは他社製品にもありますが、そうした既存のロッドとは異なり、オカッパリ・岸釣りに特化したハートランドならではの使いやすさがありそうです。
狙う魚・ターゲットを限定しない、外道が存在しない、というコンセプトも、ハートランドらしいセンスで魅力的ではないでしょうか。
とにかく2022年は、オカッパリ・岸釣りアングラーとって面白い年になりそうです。
新しいフィールドを切り開くハートランドから目が離せません!
ハートランド リベラリスト | 2022年モデル
2022年に登場するハートランドリベラリストは、ベイトモデル1機種とスピニングモデル1機種の合計2機種。型番は次の通りです。
- 803M + RSB-22
- 903ML + RSS-22
各モデル、バットジョイントを含む3ピース構造。8フィート・M+パワー・スローテーパーのベイトモデルと、9フィート・ML+パワー・スローテーパーのスピニングモデルなので、シーバスやチニングといったショアフィッシングに向いていそうなイメージです。
普段はバスフィッシングメインの方でも、他魚種へもグッと挑戦しやすくなるのではないでしょうか。
発売は、ベイトモデルが2022年5月、スピニングモデルが2022年6の予定。会員先行販売ではなく、通常に発売されるそうです!
まとめ
淡々と釣果だけを求めるのではなく、自然に囲まれたフィールドで釣りができる嬉しさ、様々な道具やメソッドをフル活用する釣りの楽しさ、それら全てを五感の隅々まで満喫できるアイテムがハートランドです。
2022年の新モデルは、扱えるルアーの幅が非所に広いスピニングロッド2機種。プレッシャーの高いフィールドでも、繊細なスピニング操作で魚に口を使わせやすく、オカッパリ・岸釣りにおいてアドバンテージとなる長さとパワーのバランスに優れた名品です。
さらに対象魚種をバスに限定せず、「外道が存在しない」という新しいルアーフィッシングを切り開く新シリーズ「ハートランド リベラリスト」も登場。最高に気持ちいのいいアイテムで、釣りができる場所や機会が広がっていきそうですよね。
2022年のハートランドは、本当に面白い事になりそうです!
ハートランドの購入方法
ハートランドはあまり大量生産されるロッドでは無いので、購入を検討されている方はダイワ系列のキャスティングがおすすめ。生産される度に在庫がオンラインショップに並ぶので、こまめにチェックしてみてください。
ハートランドのラインナップ、インプレ、攻略情報など
その他にも、バスフィッシング攻略や他魚種の入門、ハートランドのおすすめ機種やインプレなども記事にしているので、参考にしてみてください。