シマノ クロナーク 100 D5(CHRONARCH 100D5)のインプレをレビューします。
「クロナーク 100 D5」は、北米専用に輸出されていたリールで、以前ブログに書いたクロナーク 100D7のローギア版。
アルミ製ボディ、真鍮製ギアの剛性
「クロナーク D」は、07メタニウムMgと同じ外見に、アルミ製ボディと真鍮製ギアを搭載した重厚なガッチリ設計。
ラインキャパシティも07メタニウムMgと同等で、カラーの違いこそあれど、スプール重量やブレーキシステムも共通のようです。実際、07メタニウム用のブレーキシュー(ブレーキが弱い方)を装着して使用していましたが、全く問題ありませんでした。
(クロナークDにも2種類のブレーキシューが付属しますが、どちらも若干07メタニウムよりブレーキが強いようです。また、ブレーキシューを支える素材が若干異なります。)
脅威の巻きパワー! ただし巻き上げ速度がやや遅い
クロナーク100D5で特筆すべきは5.0:1のローギア設定。
剛性が高く、ハイギアモデルでも巻上げ力が強いと感じていたクロナークDが、さらにパワフルになっています。
ただ、34mmのスプール径でギア比5.0だと巻上げ量が53cm程しか無く、高速リトリーブやルアー回収時などかなりストレスを感じます。
この頃、シマノUSAでラインナップされているロープロフィールのベイトリールは、ローギアモデルに34mm径でギア比5.0の機種が多数存在していました。ただ、最近ではギア比5.5(巻上げ量58cm)に統一されています。これは、カルカッタコンクエストと同じ巻上げ量で、 このあたりがクランキングに使いやすいという答えなのかもしれません。
クロナーク 100 D5も、もう少しギア比が高ければ、使い勝手がもっと良かったかも。
ですが34㎜径スプールで、大型のディープクランクも余裕で負けるパワーは代えがたい魅力です。
何より、アルミ製ボディと真鍮製ギアが最高!
これに尽きますね。
国内の現行リールランキングも記事にしているので、参考にしてみてください。