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シマノ ポイズンアルティマ 5ピース 266L-5 インプレ | マルチピースならではのオールマイティスピニング!!

ポイズンアルティマ5ピース 266L-5

シマノのバスロッド「ポイズンアルティマ 5ピース 266L-5」を実釣インプレ!
ポイズンアルティマは、シマノのバスロッドとして最高峰とも言えるブランドです。
2020年末、そのポイズンアルティマにマルチピース版が登場した時は、私自身かなり驚きました。

バスロッドは他魚種の竿に比べると比較的短いレングス。さまざまなキャストでの正確なアプローチや、繊細なロッドワークが必要な特性上、分割されていない1ピースモデルがパフォーマンス的に有利だと言われています。
なので、ポイズンアルティマに5ピースモデルが登場した時は、果たしてハイエンドに相応しいロッド性能を実現できているのか?..が非常に気になったポイントです。

感じた結論で言えば、「ポイズンアルティマ 5ピース 266L-5」はその名に相応しい抜群のパフォーマンスを発揮!それも、単に1ピースモデルへと近づける設計ではなく、マルチピースならではの独自性能を突き詰めた仕上がりでした。

本記事では、実際に使ってみた印象を含め、ポイズンアルティマ5ピースのスピニングモデル「266L-5」の魅力や特徴をレビューします。

ポイズンアルティマ 5ピース 266L-5 | 魅力と特徴

公式サイト

ポイズンアルティマ5ピース 266L-5

品番 全長 継数 仕舞寸法 自重 先径 適合ルアー 適合ライン 適合PE グリップ長 テーパー カーボン含有率 定価(円)
266L-5 1.98m 5 48cm 77g 1.1mm 3~10g 3~6lb MAX1.2 190mm FF 99.9%

「ポイズンアルティマ 5ピース 266L-5」の性能・スペックは上記の通り。
「266L」という番手は、6フィート6インチの長さに、Lパワーのスピニングモデルを表します。
シマノのバス用ロッドでは、最もバーサタイルなスピニングモデルですね。
エクスプライドやポイズンアドレナなど、同番手の機種はいずれも高い評価で、圧倒的な人気を集めています。

ただ、1ピースモデルのポイズンアルティマにはラインナップされておらず、同じくハイエンドモデルであるポイズングロリアスにも最近まで存在していませんでした。
(2021年モデルのポイズングロリアスには266Lがラインナップされました。前モデル・初代モデルにも同じ長さで同パワーの機種はあったものの、それぞれ専門用途に特化したモデルでした。)

つまり、ポイズンアルティマ5ピース 266L-5 は、人気番手が待望のハイエンドモデルとして登場した事になります。

1ピースモデルでは到達し得なかった操作性

▲1円玉とティップの比較。1.1㎜の先径は、同番手の他ロッドと比べても非常に繊細。

「ポイズンアルティマ5ピース 266L-5」の最大とも言える特徴は、トーナメントスペックのロッドアクション性能。ノーシンカーやダウンショットといったライトリグを主体とするスピニングロッドの操作性を極限まで高めています。

公式サイトで「極先調子のスピニングモデル」と紹介される通り、実際に使ってみた印象は、異常なまで繊細な穂先と全体的に軽快なフィーリングがもたらす操作性が非常に快適でした。
古びた表現をあえて使うのであれば、完全に別次元の操作性能。
軽量プラグも万能に扱えるLパワー設計ながら、超フィネスなULパワーやソリッドティップモデルにも匹敵するようなティップの繊細さを兼ね備えています。
その上で、ベリーからバットは十分な柔軟性を持ちつつ、1本のロッドとしてシャープでクイックな反応を発揮してくれる仕上がり。様々なフィールドでオールマイティスピニングとして活躍してくれる、高いアクション性能を秘めていると感じました。

持ち運びや携帯性に便利なマルチピースだからこそ、スピニング1本でフィネスなアプローチ全般への対応力を高めていると言えそうですね。

採用技術とテクノロジー

ポイズンアルティマ5ピースのロッドアクション性能は、主に2つのテクノロジーによって構成されています。
それが「マルチピースUBD(アルティメットブランクスデザイン)」と「ステップレングスデザイン」。どちらも、1ピースモデルには無い独自技術です。

マルチピースUBD(アルティメットブランクスデザイン)

マルチピースUBDは、ポイズンシリーズで高い実績を挙げているアルティメットブランクスデザインの発展形。アルティメットブランクスデザインは、ロッドのティップ、ベリー、バットといった各要所で適材適所な素材を用い、最適なパフォーマンスを発揮しています。

マルチピースアルティメットブランクスデザインは、それを更に発展させ、各ピースのセクション別に採用技術そのものを変えています。
具体的には、潰れに強い「ティップ」にはネジレを防止する「ハイパワーX」のみを採用、ネジレに強い「バット部分」にはハイエンドモデルの基本構造となる「スパイラルX」のみを採用、どちらも必要な「ベリー部分」には「ハイパワーX」と「スパイラルX」の両方を採用。

ワンピースロッドの場合、一体成型で製造するので、採用技術は全体で一括されていました。
密度や角度などは要所ごとに調整されているので、ティップやベリー、バットに合わせた最適なパフォーマンスは発揮できるものの、やや機能が重複していた部分もあったようです。
そうした重複部分をマルチピース化によって整理し、より最適なロッドアクションを完成させたモデルがポイズンアルティマ5ピースと言えますね。
特にティップ部分の軽量化が顕著で慣性モーメントが軽減。ロッド全体における操作性能がよりダイレクトに感じられます。

ステップレングスデザイン

ポイズンアルティマ5ピース 266L-5 ステップレングスデザイン

アルティメットブランクスデザインに加え、ポイズンアルティマ5ピース独自の採用技術が「ステップレングスデザイン」です。
通常、各セクションが均等に分割される事の多いマルチピースモデルですが、ポイズンアルティマ5ピースはあえて不等長に設計。穂先に近いピース程短めになっていて、最適なロッドアクションに設計されています。
均等分割という既成概念に縛られない事で、独自のロッドアクションを実現。それでいて、仕舞寸法48cmの266L-5は携帯性も十二分に確保しています。

その他

ポイズンアルティマ5ピース 266L-5 Xガイド

▲Xガイドを採用するポイズンアルティマ5ピース 266L-5

その他にも、ポイズンアルティマ5ピース 266L-5 には様々な最新テクノロジーが満載!
中空構造のリアグリップで感度伝達を反響させる「カーボンモノコックグリップ」、リールシート側のグリップも中空構造化した「カーボンシェルグリップ」、軽量化しつつキャストやトラブルレス性能を高めた「Xガイド」など、どれも超ハイエンドモデルに相応しい技術です。

ポイズンアルティマ5ピースのシリーズ全体については、次の記事も参考にしてみてください。

シマノ ポイズンアルティマ 5ピース が 2020年9月に電撃登場!!
出典:シマノ※2021年追加機種を追記しました。ポイズンアルティマが5分割にバラバラだぁああ!!ビッグニュースが飛び込んで...

外見、デザイン、使用用途

「ポイズンアルティマ5ピース 266L-5」の外観、デザインはフラッグシップモデルに相応しい仕上がり。その魅力を紹介します。

専用ケース

ポイズンアルティマ5ピース 266L-5 専用ケース

ポイズンアルティマ 5ピース は専用のハードケースに収められています。
ハードケース内に布袋があり、1つ1つのピースが区切られて収納。ケースや袋の色合いも派手すぎず、上品な高級感に溢れています。

若干残念な点を挙げると、布袋がかなり薄目で縫製がやや甘い点。ハイエンドなパックロッドとしてシマノから発売されている「ワールドシャウラ ドリームツアーエディション」の絢爛豪華なケースとはかなり差があります。
ただ可能な限り軽量でシンプル、持ち運びを含めた実用メインな仕上がり..という点では特に問題に感じませんでした。

ポイズンアルティマ5ピース 266L-5 専用ケース

専用のハードケースは、口のチャック部分が少し硬めに感じるものの、遠征先などに持ち運ぶには十分な強度を持っているように感じます。
しかし、こちらも「ワールドシャウラ ドリームツアーエディション」に比べるとやや華奢な印象。縦方向の形状が長方形な事もあり、強すぎる衝撃が加われば、内部まで破損するリスクも考えられます(ドリームツアーエディションは円形の筒状で強度を確保)。
航空機などで輸送する際は、ハードケース剥き出しのままではなく、スーツケースなどに収めた方が良さそうですね。

こうした点は、海外で様々な魚種をワールドワイドに相手にする「ドリームツアーエディション」と、バス用途に特化して可能な限りシンプルにまとめた「ポイズンアルティマ5ピース」の違いなのかもしれません。

また、ハードケースはサイズ感が大きめなこともあり、近場に持っていくだけの用途であれば若干オーバースペック。自分の場合、比較的他の荷物が少ない近場で短日の釣行であれば、布袋を保護クロスに包んで輸送しています。

ポイズンアルティマ5ピース 266L-5 保護クロス

▲ちょっとした出先であれば、竿袋を保護クロスで包み込んで移動

※保護クロスは、ハードケース程しっかりとガードされる訳ではありません。破損に繋がるリスクや取り扱いについては自己責任でお願いいたします。

外観、デザイン

ポイズンアルティマ5ピース 266L-5 継ぎ目

▲継ぎ目部分を隠す処理は無いものの、仕上がりは非常に丁寧で高品質

ケースや竿袋はシンプルにまとめつつ、266L-5本体の外観はかなり豪華です。
自己主張の強い派手目なデザインではありませんが、黒を基調としたスタンダードな外観全てが最高級な仕上がり。パーツの1つ1つにまで高いクオリティが感じられます。
最近のバスロッドは、入門モデルクラスでも仕上がりが丁寧で高品質。しかし、やはりハイエンドモデルは別格の品格が感じられました。

一部の隙も無く、バスロッドとして最高の所有感を満たされる外見。強いて言えば、ピースの継ぎ目が気になるかもしれませんが、各セクションが極限まで薄く作られている構造上、継ぎ目が目立たなくなるような過度な装飾は折角の実釣パフォーマンスを損ねかねません。

ポイズンアルティマ5ピース 266L-5

▲細い穂先は、トップガイドとティップガイドのカラー化で視認性を向上

実際、ポイズンアルティマ5ピース 266L-5 は、ティップ部分などの径が細く、さらに肉厚が非常に薄い設計。それでいて、十分すぎるほどの強度を保っているのが驚きです。
どこまでも実性能重視に作られているロッドだと感じました。

さらに破損リスクの高い玉口部分には「Gクロスプロテクター」で補強されていて、ハイエンドなマルチピースモデル特有のアクセントを付加しています(266L-5は2ピース~4ピース目、全ての玉口をGクロスプロテクターで補強)。

使用用途

266L-5は、1/16~1/8ozのダウンショットやスモラバ、ジグヘッド、3~4インチのネコリグ、3インチ前後のノーシンカー、5g前後のシャッドなどに最適。特にライトリグによるワーミングは、繊細な穂先とロッド全体の操作性が最高に気持ちいい使用感です。

小型なものであれば1/4oz以下のワイヤーベイトにも対応し、10g未満であればミノーやジャークベイトも使用可能。小型クランクやトップウォーターも使えるので、Lパワークラスのバーサタイルなスピニングタックルとして活躍してくれますよね。

ワーミングに長けた穂先によるクイックな操作性が特に快適ですが、ロッド全体に適度なパワーと柔軟性を伴う芯の強さがあるので、巻物を含むライトな釣り全般が心地よいイメージ。高い操作性と十分なしなやかさを持ちつつ、芯にあるしっかりとした強さは、5g前後のやや重めなシンカーを使った底物でもブレる事なく使えてしまえる奥深さも実感しました。

ラインセッティング

バーサタイルなスピニングタックルとして使用する場合、4~5lb辺りのフロロカーボンラインがおすすめ。オープンなフィールドでより軽量なリグを使うのであれば、3lb前後のフロロラインもいいですね。
1号前後のPEラインとも高相性で、虫系やi字形を含むさまざまな釣り方に対応してくれます。

トップガイドの径がかなり小さめですが、キャスティング時のバランスが良く、若干引っ掛かりを感じるものの、1.2号あたりのPEに太目なリーダーを付けても十分対応可能でした。

使用感 | 感度、フッキング、バスとのファイト

ポイズンアルティマ5ピース 266L-5 釣果

ポイズンアルティマ5ピース 266L-5 は、ナチュラルで自然でありつつ、かなり独特な使用感のロッドです。
販売価格もかなり高額で、超ハイエンドモデルとも位置付けられるマルチピースロッド故に、1ピースロッドと比べてどれだけ近いパフォーマンスを出せるのか?...は気になる要素。
ただ自分の使用した限り、1ピースモデルとは全く異なる独自の性能を極めていると感じました。

「1ピースロッドのように自然な1本として完成されたロッド」ではなく、ティップやベリー、バット部分など、各セクションで必要とされる役割をそれぞれが独立して高いレベルで発揮。その1つ1つの結果が、全体のロッド操作として優れたパフォーマンスを実現している印象です。

言葉にするのが難しい感覚なのですが、1本のロッドを操作しているというより、釣り人が手元で入力した操作を各パーツが分散して受け持ち、最適な結果を導き出すイメージ。手元から伸びるロッドがまるで存在せず、自分自身の感覚とルアーが直結しているような使用感でした。
この感覚と直結する操作感こそが、マルチピース化で慣性モーメントを軽減した恩恵なのかもしれません。

つまり「ポイズンアルティマ5ピース 266L-5」は、従来の1ピースロッドとは異なる使用感ながら、それが最高に心地いい操作性に仕上がっているロッドと言えます。
その使用感・操作性は、特にライトリグでのワーミングで顕著に体感。ロッド操作に要する集中力が圧倒的に軽減され、より水中の変化に意識を向ける事ができると感じました。
芯に強さがあるので、軽量プラグの巻物やロッドワークによるアクションも十二分なレベルです。

感度

ポイズンアルティマ5ピースの中でも、266L-5は感度伝達の性能に優れていると思います。
ライトリグでのフィネスなアプローチに向いた機種らしい仕上がりで、微妙なアタリや水中変化の情報伝達が段違いにクリア。5ピースである事のデメリットを感じさせません。

ただ、中堅価格帯のロッドと比べて高感度ではあるものの、ハイエンドな1ピースロッドに比べると若干情報伝達が鈍い印象です。
ポイズングロリアスや、価格帯が手頃なポイズンアドレナと比べても、機種によってはキンキンと響き渡るような感度は控えめ。
少なくとも、フラッグシップモデルに位置する「ポイズンアルティマ」の超々高感度な仕上がりではありません。

しかしこれは、5ピースモデルの限界というより、ロッドアクションに重きを置いた設計も関係していると思います。
実際、マルチピースで高弾性高感度なロッドも存在しているので、ポイズンアルティマ5ピースでもそうした設計は(ある程度)可能だったハズ。ですが、高感度すぎる特性は、ピースの継ぎ目による違和感をも強調させてしまいます。
そうした要素をあえて抑えて、ハイエンドなマルチピースモデルならではのアクション性能を優先した結果とも考えられそうですね。

実際使用した限りでは、感度面に不足を感じる事は無く、むしろ優れたロッドアクションによって、自分自身が狙い通りに感度を探りやすくなっていると感じました。
オートマチックに高感度な訳ではありませんが、必要な情報を自らの操作で獲得しつつ、それを高い操作性能で存分に活かせるイメージです。

フッキング、バスとのファイト

ポイズンアルティマ5ピース 266L-5 の先径、つまりティップの細さは1.1mmと、同番手なスピニングモデルと比べてかなり繊細です(ポイズングロリアスやエクスプライドの266Lで1.5mm)。
このソリッドモデルやULパワークラスにも近い繊細な穂先が、ライトリグによるワーミングで爽快な操作性に貢献しているのですが、初めて見た時はあまりの細さに指で握りつぶせそうに感じました。

ところが、実際に使ってみると、各セクションがキレイに連動してロッドアクションのカーブを描くので、それほど穂先に負荷はかからないようです。
ロッド全体に柔軟性がありつつ、芯にハリの強さと粘りがあって、Lパワーのスピニングモデルとしては、かなりパワフルだと感じました。
ロッドが曲がり込んでから復元する反発力も鋭く、やや太軸なフックであってもバスの上顎をキレイにフッキングしやすい特性。大物とのファイトにおいても、ロッド全体でしっかりと支えて、魚を浮かせやすい印象です。

266Lという番手は様々なロッドシリーズにラインナップされていますが、その中でも、フッキングや魚とのファイトがやりやすさにおいては、ポイズンアルティマ5ピース 266L-5が非常に楽チンで大きなメリットを持っていると感じました。

また、マルチピースモデルの場合、継数が多くなるほどロッド径は太くなり、セクションごとの長さが短い為、バットが固くなりすぎる傾向があります。
しかし、ポイズンアルティマ5ピース 266L-5 に関してはそうした印象を感じにくく、根元までしっかりと粘って曲がってくれる印象。

各ピースで負荷を分担し、それぞれのセクションが最適なアクションを実現する高い操作性が、フッキングや魚とのファイト時にも反映されていると思いました。

キャスティング | キャストフィール、キャスタビリティ

ポイズンアルティマ5ピース 266L-5

▲非常に細い穂先と薄い肉厚。それでいて丈夫でブレの無い特性

ポイズンアルティマ5ピース 266L-5 のキャスティングについて紹介します。
キャスティングでも、ハイエンドモデルなマルチピース特有の独自性能を強く感じました。

キャストフィール

「ポイズンアルティマ 5ピース 266L-5」のキャストフィールは、5ピースなデメリットを感じさせない快適さ。ピースの継ぎ目が違和感となる事も少なく、フルキャストでもピッチングのようなショートキャストでも爽快です。

1ピースと遜色のない曲がりによるキャスト...というより、適材適所に設計された各ピースがそれぞれ独立してルアーの重みを受け止め、キャスト時に結果が連動するイメージ。1ピースロッドの場合、ルアーの重みが穂先からバットへ一瞬伝わるような力点の移動を感じるのですが、そうしたパワー伝達すらも感じない無重力のようなキャストフィールです。

最初に266L-5でライトリグを投げた時は、本当にロッドを曲げ込んでキャストしたのか分からない程。例えるなら、直接手でルアーを掴んでポイントに置きに行くような、ロッドの存在を感じさせない直感的でナチュラルなキャストフィールです。

ロッドの芯にハリがあるものの、軽量なルアーやワームでも各セクションがしっかりと曲がり込んでくれるので、ラインセッティング次第でかなりフィネスなアプローチも可能ですね。

キャスタビリティ

極先調子のロッドアクション性能を高めた266L-5は、様々な技術でネジレやブレを抑えつつ、軽快な操作性で狙い通りにキャストしやすい特性だと感じました。

やや重ためな5gを超えるシンカーや高比重なスティックベイトなどの場合、細いティップに若干ブレを感じるものの、各ピースが重さを分散して分散して受け持ってくれるイメージで、意外と投げれちゃうパワーも魅力ですね。
ガッチリと穂先まで強化したハイエンドなワンピースロッドの方が、適合ルアー範囲内においてのキャスタビリティは高いと思いますが、266L-5は繊細なロッドアクションを実現させつつ、高い精度で幅広いルアーを投げやすい性能だと思います。

まとめ

ポイズンアルティマ5ピース 266L-5 釣果

「ポイズンアルティマ5ピース 266L-5」は、マルチピースのハイエンドモデルに相応しいパフォーマンスを備えたスピニングロッド。1ピースにどれだけ近づけるか..ではなくマルチピースだからこそ実現できた操作性・ロッドアクションを研ぎ澄ました1品です。

非常に高価なロッドですが、様々な場所へ手軽に持ち運べる携帯性は他では得られないメリット。遠征する先々で、トーナメントスペックのバスロッドアクションを楽しめます。
性能に妥協せず、持ち運びしやすいスピニングロッドを求めている方に最適です。
普段はベイトタックル主体だけど、万が一に備えてスピニングも積み込んでおきたい..という方にも有力な選択肢。また、マルチピースならではの独特な操作性で、ライトリグや軽量プラグを扱ってみたい人にもいいですね。

万人におすすめできる価格帯のロッドではありませんが、マルチピースロッドの最大パフォーマンスを体験できる機種と言えます。

ポイズンアルティマ5ピース 266L-5 に合うリール

最高峰のマルチピースロッドには、やはり高性能なリールがベスト。ラインや機関部のトラブルが少なく、ロッドのパフォーマンスを最大限に活かせます。
シマノのフラッグシップモデルとしては「ステラ」が有名ですが、軽くバランスも良好な266L-5には、軽量かつハイエンドな「19ヴァンキッシュ」がおすすめ。高いパフォーマンスを長い期間快適に使用できます。

その他のインプレ

266L-5以外のポイズンアルティマ5ピースや、様々なタックルのインプレもレビューしているので参考にしてみてください。

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