「シーバスは釣れるようになったけど、もっと楽しみたい!」
「あのボイルを狙って釣れたら、めちゃ気持ちよさそう!」
シーバス釣りの醍醐味は、何と言ってもバイト時の感触や、引きの強い魚とのファイト。
さらへそこに+αの刺激が加われば、もっと楽しめること間違いなしですね。
そこで本記事では、刺激的で楽しめる「シーバス釣りのトップウォーターゲーム」を紹介します。
クライマックスとも言える魚とのファイトに加えて、トップウォーターゲームによる視覚的な効果は、シーバスゲームがさらにエキサイティングに盛り上がる要素!
そんなシーバス・トップウォーターゲームの魅力やポントを詳しく説明します。
シーバスのルアーフィッシングについては、次の入門記事も参考にしてみてください。
シーバスを釣れるようになって、さらに新しいチャレンジを試みたい方に、トップウォーターゲームは最適。
釣り全体の引き出しが増える意味でも、機会があれば是非挑戦してみてください。
目次
トップウォーターゲームとは
トップウォーターゲームは、水面や水面直下でシーバスを狙う釣り。
その醍醐味は、何と言ってもルアーにアタックしてくるシーバスを視覚的に楽しめる事です。
中層やボトム(海底)など、目で見えない水中におけるシーバスのバイトは、ブルブルッとした手応えで分かる感覚。
ですがトップウォーターゲームは、シーバスが水面直下でバイトしてくる姿を目で見る事ができます。
水面の爆発と共に、激しいシーバスのバイトを目と手ごたえ両方で体感する事が最大の魅力!
身近に釣れる魚としては大型なフィッシュイーターであるシーバスの強い引きと、その獰猛に喰いつく瞬間を直に見れる最高に刺激的な釣りと言えますね。
トップウォーターゲームは上級者向きと考えがちですが、決してそんなことはありません。
基本的な情報を踏まえてキチンと準備をすれば、比較的入門者でも楽しめるゲームです。
シーバスは、自分の目線より上部にあるエサを意識して食べる生き物。
なので、トップウォーターである水面はまさにその最先端と言えますね。
取り組み方を間違えなければ、トップウォーターで刺激的な釣りを存分に味わえます。
トップウォーターゲームが成立しやすいタイミング
シーバスのトップウォーターゲームが成立しやすいタイミングは3つあります。
複数のタイミングが重なれば、より好条件が揃いやすいので参考にしてみてください。
時間のタイミング
1つ目のタイミングは朝マズメと夕マズメです。
夜明けから日の出までの前後1時間程度の朝マズメと、日没前後の夕マズメは、ベイトとなる小魚が表層に集まりやすい時間。その為、フィッシュイーターであるシーバスも表層に集まる傾向があります。
ベイトを狙って表層に集まるシーバスを狙えば、トップウォーターゲームが成立する絶好のチャンスと言えますね。
また、この時間帯は魚の活性が全体的に上がるため、魚の種類を問わず釣果が上がりやすい時間帯になっています。
シーバスの活性が上がり、捕食される小魚の活性も高まって動き出せば、フィッシュイーターとしてのスイッチが入りやすい最高のタイミング。
時期のタイミング
2つ目のタイミングは、大潮から中潮の時期に発生するバチ抜け期
バチ抜けと呼ばれる、冬から春にかけてゴカイやイソメなどの環形動物が産卵する時期は、シーバスのメインパターンにもなります。
その中でも、大潮から中層にかけて、シーバスのエサにもなるバチが表層付近に発生しやすいですね。
表層にバチパターンのルアーをキャストすることで、トップウォーターゲームが成立しやすくなります。
状況のタイミング
3つ目は風がないタイミング。
風がある時、シーバスは表層を意識していない事も多いようです。
なので、逆に風が無いタイミングでトップウォーターゲームによるアプローチが効く事も。
トップウォーターゲームが成立しやすい場所
トップウォーターゲームが成立しやすい場所は主に2つ。
次のようなポイントを参考に、フィールドを選んでみてください。
鉄板のポイント | 橋脚
1つ目の場所は、明暗がはっきりとしている場所です。
特に、夜間に電灯で照らされている橋脚の下がベストなポジション。
昼間でも橋脚による陰がありますが、電灯で照らされて明暗がよりくっきりと出るナイトゲームがおすすめです。
明暗がはっきりしている場所は、シーバスのエサとなる小魚が集まりやすい傾向。
特に夜間は、電灯の光に集まったプランクトンを捕食する小魚が集まります。
その小魚を、さらに捕食するシーバスが集まるという構図になりますね。
日中でも狙い目なポイント | 潮目
2つ目の場所は潮目。
基本的にシーバスは流れにつく生き物で、潮目の中で生息している可能性が高いからです。
潮目の場合は、昼間のデイゲーム、夜間のナイトゲームを問わずにおすすめ。
補足となりますが、潮目とは海水の境目のこと。
海や河川で、周囲より水の色が違うゾーンや筋のような模様のあるゾーンを見たことはないでしょうか。それが潮目。
一見、海水はすべて同じように見えますが、実際には流れの速さや温度、塩分などが微妙に異なっています。
異なる海水同士で流れが激しくぶつかり合う潮目は、プランクトンや酸素が豊富な状態。
そのため、魚が集まりやすくなっています。
トップウォーターゲームを成立させるタックル・アイテム
普通のシーバスゲームとトップウォーターゲームでは、使用するアイテムに特に大きなが違いはありません。
その中で、特にトップウォーターゲームにおすすめのアイテムを紹介します。
ロッド
ロッドは3m前後の取り扱いがよく、ルアー適合重量が30g近くあるモデルがおすすめ。
トップウォーターゲームの場合、遠くの潮目を狙うケースが多々あります。
そのため、ある程度重さのあるルアーを投げれて、長さも適度にあり、かつ取り回しも良いロッドが重宝。
おすすめのロッドは「ダイワ 21 シーバスハンターX 90L・R」。
トップウォーターゲームだけでなく、シーバス釣りをこれから始める方にとっても価格と性能のバランスが高いのでおすすめです。
リール
リールについては、遠距離へのロングキャストを考慮して、飛距離を出しやすい4000番サイズがいいですね。
「ダイワ 20レブロス LT」の4000番台なら、コストパフォーマンスが高く、一先ず大径番手を使ってみたい方にいいですね。
小規模な場所でも取り廻しの良い2500番~3000番台とは異なる、遠投での使い勝手を手軽に試す事ができます。
ルアー・その他のアイテム
トップウォーターゲームに最適なルアーは数多く存在するので、次の項目で詳しく紹介します。
→シーバスのトップウォーターゲームに最適なルアー
その他にもシーバス釣りには、PEライン・リード・スナップ・ライトなど、数多くの道具・アイテムが必要。
ですが、特別にトップウォーターゲーム専用で用意する必要はなく、通常のシーバスゲームと同じものを使用すれば問題ありません。
トップウォーターゲームを成立させるテクニック
シーバスのルアーフィッシングには、トゥイッチやジャークなど様々なテクニックがあります。ここでは、とにかくトップウォーターゲームで1本を釣る為に、ちょっとしたコツや基本となるテクニックを紹介。
トップウォーターゲームでシーバスを誘う基本は「ストップ&ゴー」です。
その言葉通り、ストップ&ゴーはルアーを動かす動作と停止する動作を繰り返すテクニック。
「リールを数回ほど早巻きして、少し止める」といった、一見簡単ですがそれだけに奥が深く、基本となるメソッドです。
海面で発生するボイルなどを観察していると、意外とシーバスは動き続ける魚を捕食しない傾向。方向転換などで、小魚が一瞬止まったタイミングでバイトしているように見えます。
ストップ&ゴーは、こうした習性を利用して、シーバスがルアーにバイトする隙を意図的に演出する方法。
ちょっとしたヒントとコツ
リトリーブによるストップ&ゴーは、ロッドアクションを使った操作と比べ、ラインが水面を叩く音が控えめな事がメリットです。グリッグリッグリッと三角巻きの要領で、適度にラインの弛み(スラック)を出しながらリトリーブするのがコツ。
問題は、動かした後のルアーをどの程度ストップさせるか?
自分の場合、風が弱いもしくはベタ凪のときは、シーバスがいそうなエリアで1秒くらい止めています。逆に風が強いときは、シーバスにルアーをしっかりと見せるためにも、やや長めの3秒くらいストップ。
ただ、単純なストップ&ゴーだけでは反応を得られない場合やシーバスがスレてしまう事も。
リールを早巻きする感覚を変えてみたり、普通のただ巻きやスローリトリーブなどと組み合わせ、要所要所でストップ&ゴーを使ってみてください。
トップウォーターゲームを成立させるルアー
ルアーチョイスは、シーバスゲームの楽しみ方の1つ。
数多くの候補がある中で、トップウォーターゲームにおすすめのルアーを紹介します。
トップウォーターゲームで使いやすいルアーは、水面に浮かぶフローティング系のものがメイン。ただ、ロッドの角度や巻き速度を調整することで、シンキングルアーでも表層近くだけをアプローチするトップウォーターゲームが成立します。
ノガレ120F
最初のおすすめすは、フローティング系のルアー「ノガレ 120F」です。
ノガレ120F は、シーバスのメインパターンであるバチ抜け期で評価の高いルアー。
カラーバリエーションが豊富で、バチにマッチさせる以外にも様々なパターンで活躍してくれます。
バーストアッパー 140F
次のおすすめは、トップウォーター系ルアー「バーストアッパー 140F」。
バーストアッパーは、ロッドワークによる操作でトップウォーターアクションを演出するイメージの強いルアーですね。
ただ、小魚がいそうな周辺であれば、基本となるストップ&ゴーロッドでも十分釣ることができます。
ロッドワークによるルアーアクションを試す事も可能で、釣りの上達と共に長く使い続けることができますね。
スイッチヒッター 65S
最後におすすめするのが、シンキング系ルアー「スイッチヒッター 65S」。
スイッチヒッターはシンキング系のルアーなので海中に沈みます。ですが、ロッドを立ててリトリーブ速度を調整することで、水面の表層近くを攻めるトップウォーター的な使い方が可能。
スイッチヒッターは、S字のスラロームが不規則に動き、水面近くの上層を意識しているシーバスを誘うのに効果的です。
まとめ
今回は、シーバス釣りでのトップウォーターゲームについて紹介しました。
バスフィッシング同様、トップウォーターゲームは視覚的にも楽しめて、いつもの釣り以上に刺激的な要素がいっぱいです。水面の爆発と共に良サイズのシーバスがヒットした瞬間は、一度味わうと決して忘れられない感覚になるハズ!
本記事を参考にしていただき、是非シーバスのトップウォーターゲームにチャレンジしてみてください。
その他のおすすめ記事
バスフィッシングや他魚種の釣りについては、次のおすすめ記事も参考にしてみてください。