出典:SLP WORKS
SLP WORKSから、最新ブレーキ「SVブーストシステム」を搭載する「RCSB SV BOOST 1000スプール」が新登場します。
ベイトリールのトラブルを劇的に減らし、ストレスフリーなバーサタイル性能を発揮するダイワのSVコンセプト。そのトラブルレスな性能のまま、キャスト後半の伸びを向上させ、飛距離アップを実現するのが「SVブースト」です。
「スティーズ リミテッド SVTW」や「21ジリオン SVTW」といった、ダイワの最新ベイトリールに搭載されている事から、気になっている方も多いのではないでしょうか。
そうした最新ベイトリールの心臓部とも言える「SVブーストスプール」が、SLPより単体で別売り販売されます。つまり、手持ちのベイトリールで、SVブーストのトラブルレスな飛距離性能を存分に体感することができますね!
本記事では、単品販売されるSVスプール「RCSB SV BOOST 1000スプール」の魅力や特徴などを紹介します。
目次
SVブーストスプール(RCSB SV BOOST 1000) | 魅力と特徴
公式サイト出典:SLP WORKS
■RCSB 1000SVスプール
アイテム | 標準自重 | 標準巻糸量 | スプール径 | 定価(円) |
SV BOOST 1000 | 11g | 14lb - 45~90m、16lb - 40~80m | 34mm | 13,000 |
■自重表記はBB、カラーを除いた回転部重量
■G1ジュラルミン製
■発売日:2021年5月予定
単品販売される「RCSB SV BOOST 1000スプール」の性能・スペックは上記の通り。
SVブースト1000スプールは、ダイワ最新のブレーキシステム「SVブースト」を搭載したベイトリール用カスタムパーツです。軽量リグからビッグベイトのような重量級ルアーまで幅広く使用可能で、トラブルが少なく快適なストレスフリー&バーサタイル特性。
これまでトラブルレスなスプールやブレーキシステムは、ロングキャストの遠距離性能が若干スポイルされる傾向にありました。SVブーストは、こうしたトラブルレス特性のボトルネックを解消し、飛距離を向上。
キャスト後半の伸びが爽快で、気持ちいいいキャストフィールを実現しています。
実際に自分も、SVブーストを搭載する21ジリオンSVTWやスティーズリミテッドSVTWを使っていますが、確かに快適で気持ちの良い使用感。使い方によっては、それほど極端な飛距離アップを感じられないかもしれませんが、近距離でもロングディスタンスでも、キャスティング全般が爽快になるイメージです。
SVブーストやSVコンセプトについて詳細は、次の記事も参考にしてみてください。
SVブースト 1000スプール | 対応機種
出典:SLP WORKS
「RCSB SV BOOST 1000スプール」は、34mm径のSVスプールを搭載するベイトリールに対応し、互換性があります。
「16スティーズ SVTW」「17スティーズA TW」「16ジリオン SVTW」など、34mm径スプールを搭載する手持ちのベイトリールが、さらに快適に性能アップするのが嬉しいポイントですね。
正式に公表されている対応機種は上記3モデルですが、他の34㎜径スプール機にも装着は可能だと思われます。
ただそれぞれのリールは、標準搭載されているノーマルスプールに合わせてブレーキセッティングが異なる場合もあるので、正式な対応機種を確認した方が確実。
SLPの対応機種一覧表に、情報が追加されているのでチェックしてみてください。
スティーズA TWや16ジリオン SVTWのインプレも記事にしています。
SV BOOST 1000 | スプール重量
SV BOOST 1000の標準自重は11g。カラーやベアリングといった付属物を外した重さです。
写真で確認する限り、スプール内部までが肉抜きされているので、「スティーズ リミテッド SVTW」と同等のスプールだと推測。
ちなみに、「21ジリオン SVTW」のSVブーストスプールは肉抜きされていません。
なので、より性能にこだわる21ジリオンSVTWユーザーにとっても、購入を検討する余地はありますね。
ただ、自分が使ってみた限り、肉抜きによる性能差はほとんど感じられなかったので、むしろ予備スプールとしての用途に向いていると思います。
同じラインキャパでも、予備のスプールがあれば、ラインセッティング別に使い分ける事が可能。
太さ違い、巻き量違い、ナイロンとフロロ、フロロとPEなど、色々できそうですね。勿論、万が一の予備として同一セッティングもアリ。
SV BOOST 1000 | 名称について
SLPから発売されてきた34mm径の「RCSB 1000」系スプールは、今まで下2桁が12や16といった数字でした。
例えば、1012なら12lbラインを主軸、1016なら16lbラインが主軸のイメージ。SVスプールの場合は主軸ラインを40~80m、マグフォースZスプールは100mのラインキャパといった区分ですね。
ですがSVブーストスプールは、「SV BOOST 1000」と1000番の固定がアイテム名となるようです。最初、SVブーストは16lbを主軸とするスプールしか出さないのかな...と思いましたが、おそらく命名ルールが変わったと推測。
スティーズCT SVTWなどに搭載するSV700系スプールが、「CT CV700(深溝)」と「CT CV700S(浅溝)」で区分されるように、SVブーストのラインキャパは数字以外で表現されるのではないでしょうか。
RCSB SV BOOST 1000スプール | インプレ、レビュー
出典:SLP WORKS
RAID JAPANの開発ディレクターで、SLPプロスタッフでもある「岡 友成」プロのインプレを紹介します。
メチャクチャ飛ぶ、投げてて抜けが良い
飛ぶんだけれど、同じブレーキ設定のまま低弾道なピッチングも決まる
もちろんノントラブル
飛ばせて、ピッチングも決まって、トラブルが少ない
オカッパリにもベストなスプール!!
かなりベタ褒めなインプレですが、SVブースト搭載機を使っている自分も納得できるレビューだと思いました。
まとめ
SVブースト「RCSB SV BOOST 1000スプール」は、ダイワの最新ベイトリールが採用する新ブレーキシステムを搭載したカスタムパーツ。
ベイトリールの心臓部とも言えるスプールが、最新リール発売直後に単体発売されるのは嬉しいですよね。
従来機種を使っている方も、スプール交換だけで、飛距離や使い心地、トラブル防止性能といった最新スペックのパフォーマンスによる恩恵を存分に受けることができます。
SVブーストは、後半のキャストが伸びる爽快なキャストフィールや飛距離アップだけでなく、近距離や中距離の使用感全般が快適。
愛着のあるベイトリールをパワーアップさせたい方におすすめです。
また、ベイトリールの入れ替えを考えている人も、まずはお試しでチェックしてみる価値はアリ。スプールを試してから新機種を購入した場合も、ラインセッティング違いの予備スプールとして使う...など用途は広がります。
SVブーストを搭載するベイトリールのインプレ
SVブーストを搭載するベイトリールのインプレも記事にしています。
興味をお持ちの方は、参考にしてみてください。