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DRESS チェストハイウェーダーエアボーン(フェルトスパイクソール) | インプレ

DRESS チェストハイウェーダーエアボーン(フェルトスパイクソール)

水の中に立ち込みながら釣りをするスタイル「ウェーディング」。
ウェーディングの必須アイテムが、体や足元を防水する「ウェーダー」です。

ウェーダーには様々な種類がありますが、本記事ではフィッシングブランドDRESSよりリリースされている「チェストハイウェーダーエアボーン」を紹介。
要所要所にあしらわれたプリントロゴがDRESSらしさを引き立たせ、ひときわ目立つデザインに心ひかれる方も多いのではないでしょうか。

藪漕ぎができない様な局所でも、「ウェーダー」があれば、水際に入水しながらポイントまで移動できるので、通常のオカッパリでも重宝する便利なアイテムの1つといえます。
実際にウェーダーがどのようなシーンで役立つのか、他のウェーダーと比較してDRESSのウェーダーはどのように違うのか、など実際の着用インプレをレビュー!

ウェーダーの購入を検討されている方は、是非参考にしてみてください。

チェストハイウェーダーエアボーンの特徴、性能・スペック

DRESS チェストハイウェーダーエアボーン(フェルトスパイクソール)

■参考目安サイズ

サイズ 身長 ブーツ
S 160~165cm 24~24.5cm
M 165~170cm 25~25.5cm
L 170~175cm 26~26.5cm
XL 175~180cm 27~27.5cm
XXL 180~185cm 28~28.5cm

■仕様・スペック
・ウェーダー形状:チェストハイウェーダー
・ブーツ:PVC一体成型ブーツ・日本人の足に合わせた甲高幅広のアジアンフィット
・ソール:フェルトスパイクソール・脱ぎ履きしやすいキックオフ装備
・ショルダーベルト(長さ調節可能):エラスティックHハーネス
・ウエストベルト(長さ調節可能):ベルトループ標準装備
・インナー:ベタツキを最小限に抑えるインナーメッシュ
・フロントにはファスナー付きポケット搭載(ポケットは防水仕様ではありません)
・材質:420D NYLON / PVC

DRESSのチェストハイウェーダーエアボーンは、河川や湖沼、ソルトでのサーフなど、水辺でウエーディングをする際に、水の中に腰まで浸かって移動することができる胴長靴です。胸から足先まで防水素材で覆う事ができるので、履くだけで濡れる事を防げます。

そして、ウェーダーのソール..つまり靴の裏部分は、水中で足元をがっしりと固定する「フェルトスパイクソール タイプ」のものと、あらゆるフィールドでバーサタイルに使える「ラジアルソール タイプ」の2種類がリリースされており、フィールドの状況や地形に合わせて選ぶことができます。
私自身は、基本としてフェルトスパイクソールを選ぶようにしています。その理由は、過去に水辺で落水した経験があり、単純に入水時に恐怖心が芽生えてしまったから…。
そのため、2度と落水し、痛い思いをすることがないように、足元をしっかりと固められるスパイク付きものをセレクトしています。

価格帯

ウェーダーを選ぶ上で、最も重要視する点の1つが価格帯だと思います。
一般的なハイウェーダー...といってもピンキリですが、DRESSのチェストハイウェーダーエアボーンの価格は8580円。
420Dナイロン素材の同価格帯の他社製品と比べると少し割高な面も感じますが、全体の作りがしっかりしており、お墨付きのクオリティだと思います。

ウェーダーの中には、新品で購入した時点で補修用パーツなどが同梱されている製品もあるくらいなので、DRESS製品の信頼できる仕上がりであれば納得できる価格です。

生地

DRESS チェストハイウェーダーエアボーン(フェルトスパイクソール)

DRESS チェストハイウェーダーエアボーンの素材は、420Dナイロン生地を使用し、スレに強く、軽くて丈夫なのが特徴。
保温性もあり、真冬でも暖かく全身に着込むことで、アウター代わりにもなります。
また、ショルダーベルトは伸び縮みのある”Hハーネス”を採用することで、肩への負担を軽減。胸元にはファスナー付きポケットが搭載されていて、財布などの貴重品やキーホルダーといった小物などを入れておくことができます。

生地全体は非常にしっかりとした印象で、水の中で歩行しながら岩などにぶつかっても、多少の衝撃であれば擦り切れたり穴が空いたりといった破損を気にせず、ゆったりと歩ける印象。

インナー

DRESS チェストハイウェーダーエアボーン インナー

DRESS チェストハイウェーダーエアボーン キックオフ装備

ウェーダー内部は、べたつきを最小限に抑えるインナーメッシュ素材が採用されており、水圧による足への密着を防ぐので、歩行を妨げにくいようになっています。

さらにブーツ踵部分は、脱ぎ履きしやすいキックオフ装備。ブーツの突起部を蹴り込むことで、インナーメッシュの特性も相まって、脱ぎやすいのが特徴です。ウェーダーは着脱が少し手間なので、意外と便利な機能。

着用感

DRESS チェストハイウェーダーエアボーン(フェルトスパイクソール)

「DRESS チェストハイウェーダーエアボーン」を実際に着用し、バス釣りでウェーディングを行った際の使用感を紹介します。

ウェーダーは膝までゆうに水中に浸かれるため、カヤックフィッシングなどでも、藪漕ぎが必要なほど局所的な入水ポイントに備えて、着用していると役立つことがあります。
最低限、虫刺されなども防げるので安心感も。
実際に、チェストハイウェーダーエアボーンを1年以上使ってみたレビューを紹介します。

歩き心地..意外と冬場も

陸上を歩いて移動する際の履き心地は、意外と違和感が少なく、レインコートを着用しているようなイメージです。
ただあまりにも水中への出入りを繰り返したり、長時間水中に居ると、徐々に内部が湿ってくるような感覚になりますが、インナーメッシュ素材の為、足にまとわりついて歩きづらいといった不快な思いをすることは全くありません。

水中では、水圧で多少太腿周りが張る感覚があるものの、ナイロン製の柔らかい素材のウェーダーであれば、どのメーカー製品でも同じ感覚だと思います。
水の中で走ったり激しく動くなど、転倒につながるような危険な動作をしない限り、通常のウエーディングを楽しむ程度であれば、まず歩行に支障が出ることはありません。

冬場の釣りなどでは保温性も多少確保できるため、入水する機会がそう多くないフィールドでも、着用することで暖かさをキープ可能。イザというときに、水辺に入る事で攻めるポイントを広げることができます。

座り心地

ウェーディング中、魚をキャッチ&リリースしたり、リグを交換する時など、しゃがむ動作が必要な場合があります。
そういったシーンでも、ナイロン生地のチェストハイウェーダーは、ガサついたり座りにくさを感じることはほとんどありませんでした。

フィット感

自分自身、身長が168cmと中肉中背の体型であることから、Mサイズを選んで購入しました。
実際のフィット感はバッチリ!足元が必要以上にダボつくこともなく、大きすぎず小さすぎず、丁度良い履き心地でした。

ナイロン生地の特徴として、引っ張っても破れにくく型崩れしにくいなど、滑らかな性質があります。そういったプラス要素もあって、快適な着用感を実現しているのではないかと感じました。

防水性能

防水機能や撥水性能という用途で考えてみると、ナイロン生地は主に撥水性能を有した生地。その為、水を弾く性能面では非常に高いと感じました。

ですが、完全防水なのか...と問われると定かではありません。
長時間の入水や陸上の移動を繰り返すうちに、内部が湿ってくるような感覚がありますが、水温と気温、体温の差も影響していそうです。
ただ、微量な湿りが染み込む可能性はあっても、生地内部に水が浸透するような事は無かったので、防水性能も十分な性能だと言えますね。

フェルトスパイクソールの使用感とメリット

DRESS チェストハイウェーダーエアボーン フェルトスパイクソール

▲フェルトスパイクソールの靴底(ソール)

「DRESS チェストハイウェーダーエアボーン」は、靴の裏(ソール部分)の違いによって、「フェルトスパイクソール」と「ラジアルソール」がラインナップされています。

ラジアルソールは、陸上や水辺でも万能なグリップ性能。
ですがバス釣りで使う場合、私自身はフェルトスパイクソールを強くおすすめしたいと思っています。

スパイクが撃ち込まれた靴裏は、ガチャガチャと音がする、陸地で歩き難そう...といったイメージから敬遠する方もいらっしゃるかもしれません。
ただ実際に着用してみると、イメージほどの煩わしさは感じにくいと思います。

確かに、コンクリートやアスファルトの上を歩行するとスパイクの金属音がしますが、突起部分が小さく、数もそれほど多く付いているわけではありません。
歩く際のネガティブな要素も、履いているうちに慣れてくれば気にならない程度。

それよりも、水中の岩などに付着しているコケや、ぬかるんだボトムの上を滑ることなく、しっかりと歩ける安心感を確保できるメリットこそ、フェルトスパイクソールで重要視すべき点だと考えています。
フェルトの繊維が水中のボトムに絡みつき、グリップ性能を向上させつつ、バランスを取りやすくなっているので、水中での快適性はラジアルソールタイプより高いイメージ。

1点だけ注意点を挙げると、スパイクソールは、金網や鉄板が張ってあるような歩道際やコンクリート上で想像以上に滑りやすいので、陸上移動時には注意が必要です。

他のウェーダーとの比較

DRESS チェストハイウェーダーエアボーン(フェルトスパイクソール)

一般的にウェーダーの形状は「チェストハイ(胸上まで)」「ウエストハイ(腰上まで)」「ヒップ(太腿根元部分まで)」の3タイプに分かれ、それぞれの使用用途や使いやすさで選ぶことができます。
DRESSのチェストハイウェーダーは、胸元まで長さのある主流タイプで、水深の深い場所でも入っていくことができるメリットがあり、場所や用途を選ばずに使える万能タイプ。

ウェーダーの素材となる生地は、「ネオプレーン」「防水透湿」「ナイロン」の3種類に分かれ、ネオプレーンはウエットスーツのような生地で暖かく、寒い冬場でも快適。
防水透湿は、防水性能と透湿性能が備わった夏場に使いやすい生地です。
ナイロン製マテリアルであるDRESSのエアボーンは、3種類の生地で最も安価で、必要とされる性能とバランスが取れたコストパフォーマンスが魅力。

DRESSのチェストハイウェーダーは、汎用性の高い万能タイプでコストパフォーマンスに優れていることから、ウェーディング初心者から幅広くおすすめできるモデルと言えますね。
ボロボロになるまで使い倒すヘビーユーザーにも、品質とコストパフォーマンスのバランスの良さは嬉しいポイントではないでしょうか。

ウェーダーが活躍するシーン

DRESS チェストハイウェーダーエアボーン フェルトスパイクソール 活躍シーン、用途

チェストハイウェーダーは、腰まで水中に入ることができるため、様々なシーンで活用できます。
バスフィッシングはもとより、源流でのトラウトゲームやサーフでのジギング、カヤックフィッシングでの藪漕ぎ移動時など、水辺でのフィッシングシーンをあらゆる角度からサポート可能。

陸上からアプローチしにくいポイントでも、ウェーダーを着用して水中からアクセスすることで、今まで手にすることができなかった魚をキャッチできるチャンスがあるかもしれません。

釣り以外のアクティビティでは、農作業や洗車、雪かき、水害時の緊急事態まで、幅広い用途での活躍が期待できますね。
昨今では、フィールドのゴミ問題が深刻化していることから、釣り場での清掃活動などでも需要が高まることが推測されます。

注意事項
水辺を移動する際は、落水や転倒など、予想もつかない事故が起こる可能性があります。ウェーダー使用時は、必ずライフジャケットを着用するように心がけましょう。
ウェーディングの場合、フローティングベストも便利です。

おすすめのウェーダー

DRESS チェストハイウェーダーエアボーン 胴長 CHEST HIGH WADER AIRBORNE(フェルトスパイクソール)

手軽で高機能、コストパフォーマンスの高いウェーダーであれば、、本記事でインプレした「DRESSのチェストハイウェーダーエアボーン」が最適。

おすすめはフェルトスパイクタイプですが、陸上での移動が多いのであればラジアルソールも検討の価値アリ。
購入の際は、身長や足に応じて最適なサイズを選んでください。

また、参考までにその他にもおすすめのウェーダーを紹介します。

ダイワ タイトフィットソルトブレスウェーダー SW-4501B-T

ダイワ独自に開発された4層構造防湿素材「ブレスアーマー」が、内部の湿気を放出し高次元の快適性能を実現。トゲやいばらの突き刺さりを最小限に防ぎます。絶対的に信頼のおけるハイエンドモデルを望む方におすすめです。

プロックス 3Dインナークロロプレンウェダー PX8725

防水防寒性能に優れた4mm厚のクロロプレーン素材と3D立体加工生地のW2マテリアル構造のハイスペックチェストウェーダー。磯釣りから鮎釣りまで、フィールドを問わず様々なフィッシングシーンを快適に着こなしたい方におすすめのモデル。

プロックス テフロンポリエステルウェダー PX332

テフロン撥水加工が施されたチェストハイウェーダー。7種類の豊富なサイズバリエーションにより、体型が気になる方にもおすすめ。

DRESS ヒップウェーダー フェルトスパイクソール

DRESSから発売されているヒップウェーダー。ちょっとした水辺の移動や潮干狩りにも使えるゴム長靴のような分割式タイプ。コンパクトに収納できて持ち運びにも便利なので、手軽にウエーディングをはじめたい方におすすめです。

まとめ

DRESS チェストハイウェーダーエアボーン(フェルトスパイクソール)

DRESSのフィッシングギアは、様々な魚種用に製品展開しているので、バス釣り用途では馴染みが少なく、ご存知ない方も多いかもしれません。
しかし、どのアイテムを手にしてみても、比較艇手頃な価格帯なのに非常にクオリティが高く、しっかりと細部まで妥協なく作りこまれた商品だと感じます。

特に今回ご紹介したウェーダーは、幅広い分野で活躍する性能面は勿論、戦闘機をイメージしたようなデザインでブランドロゴが随所にあしらわれ、見た目にもカッコよくオシャレ感満載な仕上がり。他社の製品と比較して、見た目の印象はハッキリと差別化できる好ポイントだと思います。
DRESS社は、フィッシングギアだけではなく、サバイバルゲーム用品も手がけている事から、こうしたデザインはお家芸なのかもしれません。フィッシングとサバイバルゲーム、どちらも過酷なフィールドで使用するので、そうした用途を見据えたパフォーマンスを視野に入れているとも考えられます。
ウェーダーに限らず、クオリティの高さを検討する上で、DRESSの製品は有力な選択肢!

様々なシチュエーションで万能・バーサタイルに使えて、性能も十分。コストハイパフォーマンスなウェーダーを探している方から、ウェーディング初心者まで、「DRESS チェストハイウェーダーエアボーン」はおすすめです。

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  • この記事を書いた人

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