シマノのバスロッド「ポイズンアドレナ 173MH-2」の実釣インプレをレビュー!
173MHは、ビッグレイクバーサタイルと銘打たれたパワーバーサタイルなベイトロッドです。
琵琶湖バーサタイルとも言える大規模フィールドで使いやすい番手ながら、軽くシャープな使い心地は比較的小さなフィールドでも頼りになる1本。
しかも、2020年に「センターカット2ピース」モデルが発売され、遠征時の持ち運びに携帯しやすくなった事も嬉しいポイントですよね。
目次
ポイズンアドレナ 173MH の魅力と特徴
▼センターカット2ピースモデル
品番 | 全長 | 継数 | 仕舞寸法 | 自重 | 先径 | 適合ルアー | 適合ライン | グリップ長 | テーパー | カーボン含有率 |
173MH-2 | 2.21m | 2本 | 113cm | 117g | 1.9mm | 10~30g | 10~20lb | 260㎜ | RF | 99.70% |
▼1ピース(グリップジョイント)
品番 | 全長 | 継数 | 仕舞寸法 | 自重 | 先径 | 適合ルアー | 適合ライン | グリップ長 | テーパー | カーボン含有率 |
173MH | 2.21m | 2本 | 189.2cm | 115g | 2mm | 10~30g | 10~20lb | 260㎜ | RF | 98.90% |
ポイズンアドレナ 173MHは、大規模なフィールドで広範囲をサーチする用途に最適なロングバーサタイルロッド。軽量かつシャープな特性なので、比較的小技も効かせやすく、日本全国でヘビーバーサタイルに活躍してくれますね。
シマノの最新技術をハイエンドモデルより先駆けて採用している点も魅力。
30,000円前半~後半という実売価格のバスロッドにおいて、最も新しい機能を体感できる製品と言えるのではないでしょうか。
最新技術だけが実釣性能に必要な要素ではありませんが、とにかく新しいテクノロジーを試してみたい方にはおすすめです。
フルカーボンモノコック
ポイズンアドレナの特徴と言えば、「フルカーボンモノコック」。リアシート後方からリアグリップ全体を中空一体成のカーボンで作り上げた次世代の設計です。
直接手を触れる事による感度伝達では無く、中空部分で感度を反響させて、手元に伝わる情報を増幅。メガホンで音量を上げるような効果を感度に応用し、密閉された中空部分は増幅された情報を手元に跳ね返してくれるイメージです。
さらにポイズンアドレナのブランクスは高感度なので、カーボンモノコックの反響効果をより体感しやすいと言えますね。
スパイラルXコア
革新的なシマノ独自のロッド基本構造「スパイラルX」を、東レ(株)の「ナノアロイテクノロジー」によって高強度化された「スパイラルXコア」は、現行ポイズンアドレナからバスロッドに採用された新技術。
通常のロッドは、縦と横方向のカーボンシートで構成されているのが一般的でした。
その内、横方向のカーボンシートの代わりに、カーボンテープを斜め方向に二重で巻き上げたのが「スパイラルX」。
テープを隙間なく、重なり合うことなく、ティップからバットの適材適所に応じて角度を変える、それによって横方向のカーボンシートに比べ大幅な軽量化を実現しているそうです。
ナノアロイテクノロジーによってより強化された「スパイラルXコア」は、前モデルのポイズンアドレナ(通常のスパイラルX)を使った時と比べ、より高弾性になり、シャープな反発力を保っているにも関わらず、柔軟性としなやかさを兼ね備えていると感じました。
同じくスパイラルXコアを採用する現行ワールドシャウラについても一緒の印象だったので、強度アップで固くしたというより、むしろ強度を保ったままブランクスがしなやかに使える幅を広げたような設計なのかもしれません。
感度と操作性
ポイズンアドレナといえば高感度なバスロッドの代名詞。
キンキンの高弾性だとルアー操作に難がある機種もあるのですが、新技術の結晶とも言えるアドレナは感度と操作性がいいバランスで仕上がっています。
感度
「ポイズンアドレナ 173MH-2」は、カーボンモノコックグリップの効果もあって、非常に良好な感度。また、シンプルにブランクスが高弾性化されているようで、手で触れただけでも、ガラスのようなキンキン感を感じます。
実際に投げて、巻いて、魚をキャッチしてみると驚くほど柔軟性があるのですが、ルアー操作中に響くような情報伝達力があり、高弾性・高感度なブランクス特性を実感。
ただ、ポイズンアドレナの高感度な特性は、釣りの状況によって感じ方が異なるようです。
ボトムの状況をキャッチする、魚のバイトを感じ取る、違和感のような弱いアタリを逃さない、といった感度であれば、最近のバスロッドには高い水準を持つ製品も多く、同じく高感度なポイズンアドレナにそれほど違いを感じないかもしれません。
「高感度と評価が高いポイズンアドレナでも他とあまり変わらない?」と、短時間触っただけでは勘違いしてしまう事も。
ですが、ポイズンアドレナは、キャッチした情報を分別する精度に非常に長けていると感じました。
シンカーがボトムの小石にあたる、ルアーがウィードなどのカバーにコンタクトする、それと同程度な強さで微妙で繊細なアタリがあった場合、つい見逃してしまう事もあるのではないでしょうか。
そういった判別しにくい感覚についても、伝わる内容にキッチリ差を出せるのがアドレナ173MH-2の凄い所だと思いました。
例えるなら、「ゴツッ、ゴツッ、ゴツッ」と連続するボトムで感じていた振動が、「ゴツッ、ゴツ、ゴツッ」と異なるイントネーションで、ボトムタッチではないアタリを区別できるイメージ。
ナチュラルフォールや人の操作でタッチした感触と魚の反応では、強さや振動時間が同じ位であっても、テンポやイントネーションが異なっているのかもしれません。ある程度、集中してアタリを見ている必要がありますが、そうしたイントネーションの違いを明確に切り分けて、感じ取る事ができるロッドです。
違和感すら感じ取れないような状況でも、微かなイントネーション違いの情報を集中力次第で識別できる、そうした感度性能がポイズンアドレナの魅力。ハイシーズンやバスの活性が高い状況では不要な情報かもしれませんが、厳しい状況になって初めて気づかされた性能です。
ポイズングロリアスやアルティマなど、常時高い情報識別力を発揮するハイエンドモデル程ではありませんが、エントリーモデルとは一線を画す高弾性・高感度ロッドと言えそうです。
操作性
173MH-2を触ってみた時、ガッシリとした太いバットとは対照的に、ティップがかなりしなやかな印象で、実際のキャストでも比較的軽量なルアーの重量が乗せやすいです。
一見すると柔らかすぎるイメージですが、ロッドが曲がった時の反発力が強く、ティップからベリーにしっかりと芯が通ったイメージでルアー操作が可能。
なので、シングルフックの巻物にむいたレギュラーテーパーながら、ラバージグやテキサスでもキビキビ動かすことができました。
専用のジグロッドが持つようなシャープな底物操作には及びませんが、1ozのヘビキャロでもストレスなく操れます。また、柔軟なティップ部分をうまく使えば、ライトテキサスやフリリグなど、軽めの底物も十分快適。
得意分野とも言えるスピナーベイトやスイムジグといった巻物はさらに爽快!
カバーやストラクチャーへ丁寧にコンタクトさせつつルアーを巻き続け、絡まるウィードや小枝を切りながら、集中力を保ったルアー操作が気持ちいいですね。
キャスティングとフッキング
前モデルの初代アドレナと比べ、特に性能向上を感じたのがキャスティングのしやすさ。
旧モデルと比較して、懐が深いイメージで、ルアーを気持ちよく投げられるようになったと感じます。
キャスティング - キャストフィールとキャスタビリティ
シマノのロッドは、適正ルアー上限近くのパフォーマンスが高いのが特徴。
ポイズンアドレナ 173MHもその特徴をしっかりと受け継いでいるようで、1ozクラスのハネモノでも十分投げられます。
スペック的に1ozまで適合するMHパワーのバスロッドは数多いですが、アドレナ173MHにはさらに若干の余力があり、オーバーヘッドによるフルキャストでもしっかりとした投げ応え。ピンスポットへのタイトな精度を求めるのであれば専用ロッドが必須とも言えますが、自分が狙った場所にキャストできるパワーが十分にあると感じました。
1ozシンカーによるヘビキャロも爽快。
3インチのスイングインパクトがぶっ飛んで行きました(笑)
最近のスプールは糸巻量が少なめなので、遠投メインであれば余裕のあるラインキャパが欲しいですね。
当然のように、3/8~1/2ozクラスのスピナベも快適にキャストできたのですが、試しに投げてみた3/4ozのSRミニでも普通に投げれました。
重めのスピナベは、今までHクラスのロッドでしか投げていなかったので少し驚き。
MHというパワーバーサタイルに、上限にゆとりを感じるこのパワーは、いろいろと重宝しそうです。
意外と軽いルアーも大丈夫
「ポイズンアドレナ 173MH」は強靭なバットを備えていますが、同シリーズの「ポイズンアドレナ 1610MH」と比べると、穂先のティップが繊細。ロッドのレングスも長いので、比較的軽量なルアーでもティップが重みを受け止め、ロッド全体を曲げる事ができます。
5g~7gシンカーによるヘビダンやライトキャロといった底物でも普通に投げる事が可能で、ベイトタックルで使用するような自重のあるワームであれば、3.5gからのライトテキサスやフリリグにも対応。
ハードルアーであれば10g以上から使える感じで、タックルバランスにもよりますが、12g以上あれば十分な手応えです。
重量級ルアーによる広範囲なサーチをメインにしつつ、必要に応じてややライト寄りなフォローが1本で完結する特性で、オカッパリを1本のロッドで攻略されたい方や、ボートに乗せるタックルを絞りたい方には魅力的な特性ではないでしょうか。
キャスタビリティ | メリットとデメリット
キャスタビリティは、「ポイズンアドレナ 173MH」のメリットとデメリットが顕著に表れるポイント。
と言うのも、1万円台以上のシマノ・バスロッド(ゾディアスやエクスプライドやハイエンド各種)に採用されている「ハイパワーX」が採用されていないからです。
ハイパワーXは、ネジレ防止の補正力が強く、かつてはシマノのハイエンドロッドだけに採用されていた技術。重量級ルアーでも、ブレなくしっかりと振りぬける強さが高く、キャスト精度に大きく貢献していると実感しています。
ポイズンアドレナを構成する「スパイラルX」にも、斜め方向に対して補正するネジレ防止効果はあるものの、その角度は控えめ。
スパイラルXの主要メリットは、ネジレ補正を高めつつも「横方向のカーボンシートを排する」ことなので、最大限にネジレを補正する場合はハイパワーXに分があります。
これは、現行のスコーピオンロッドやポイズンアルティマ5ピースなどが、ネジレやすい先端に「ハイパワーX」、バット側は「スパイラルX」と使い分けている事からも明確ではないでしょうか。
つまりポイズンアドレナのデメリットは、他のシマノ製ハイエンドモデルに比べると、若干ネジレ補正が弱いと言える点。
ですが、ブランクス本体の芯がしっかりとしていて、曲がったロッドの戻りが非常にシャープな為、狙った場所へのキャストはスパっと決まります。
ネジレに若干弱みがあるものの、ねじれすぎる前に振りぬける感覚ですね。
重量級ルアーを使った時、もう少しネジレが無ければ..と感じる事もありますが、釣り人の手調整で十分に補正できる位の小さな影響だと思いました。
逆に、ハイパワーXが施されていないアドレナ173MHは、かなりピュアなカーボンロッド特性に仕上がっています。
ネジレ防止の補正機能は、パフォーマンスを大きく向上させる効果的な技術ですが、その分ブランクス全体にガッチリとハリが出る印象。
ハイパワーX非採用のポイズンアドレナは、より純粋なブランクスに近い特性のため、懐が深く、幅広いルアーを投げやすい調子だと感じました。
軽い操作でロッドを扱いやすく、いい意味でシマノっぽくない使いやすさがメリットと言えます。
フッキングからランディングまで
173MHは、Mパワーロッドのような柔軟な穂先で、巻物にも高対応なレギュラーテーパー。
そうした特性ながら、ベリーがしっかりとしていて、竿が曲がってからの反発力が強く、かなり強靭なバットパワーがあり、遠方へ投げた底物のアタリでもガッチリとフッキングできます。7.3フィートという長さが、ロングディスタンスへのアプローチに対して快適な操作性をもたらせていると感じました。
スピーベイトやスイムジグ、チャターベイトなどの巻物でも、クセの無いテーパーがバスを捕らえ、キッチリとフッキング可能。巻物と底物を両立させたパワーバーサタイルロッドとして抜群のバランス。
ただ、クランクベイトやバイブレーションのようなトレブルフックの場合、若干注意が必要だと思いました。
レギュラーなテーパーデザインが、プラグへのバイトでもスムーズにフッキングしてくれるのですが、その後のランディングが強引すぎると、ロッドの反発力でフックオフしてしまう事も。
こういったハードルアーについては、丁寧にランディングを心がけるか、もう少し粘るロッドの方が向いていそうです。
173MHの場合、振動の強いハードルアーを主体にするより、スイムジグなどのノーカンジになりがちな巻物や、スピナーベイトで前アタリを感じ取る使い方が真価を発揮しそうですね。
その分、シングルフックの巻物については、穂先の絶妙な調子が、引ったくるようなバイトのバスを絡め捕り、力強いフッキングをガッチリと決めてくれます。
デザインと使用感
シマノのバスロッドは、エントリーモデルでも非常に丁寧な作り。使用感については、極端なクセの無いモデルが多いのも特徴です。
ハイエンドモデル程ではないですが、ポイズンアドレナもそれなりのグレードなバスロッド。
相応しいデザインと使用感に仕上がっています。
デザイン
前モデルの初期アドレナと比べ、現行のポイズンアドレナはシックなデザイン。過剰な装飾が無い分、どんなリールにも合わせやすく、長く使っても飽きがこない見た目です。
173MH-2は、7.3フィートという長さがありながら、自重が軽く取り回しも良好。この価格帯としては、バランスもよく、先重りなどもさほど気になりませんでした。
あと、ナノピッチによるブランクスの仕上がりもお気に入りです。
ロッドは成型時にテープでグルグル巻きにして焼き上げ、後からそれを外すのですが、ポイズンアドレナはそこに「ナノピッチ」を採用。非常に細かいピッチで成型テープを巻き上げているので、その跡がキレイにブランクスに刻まれています。
通常のロッドは、焼き上げた後に塗装を施し、削り込むことでテープ跡を無くしていますが、アドレナはその痕跡までがデザイン。
個人的には、このナノピッチで刻まれた細かいギザギザが好きです。
「ナノピッチ」にはロッドの真円度を上げる効果もあるので、見た目と性能を両立していますね。
センターカット2ピースの173MH-2は、継ぎ目の仕上がりも丁寧。
ハイパワーXを採用しているモデルの場合、ピースの継ぎ目部分に違和感がある機種もありますが、アドレナはキレイで気にならないクオリティです。
使用感
173MHは、パワーロッドながら、ティップからベリーがクセの無いレギュラーテーパーな設計。7.3フィートと言う長さがパワーをキレイに分散し、大規模なフィールドでキャストを続ける負荷を分散してくれます。
実際、1/2ozを超えるスピナーベイトやヘビキャロ、バイブレーションなどを投げ倒しましたが、長時間使い続けても1投1投のキャスト時が爽快。
センターカット2ピースモデルであっても、継ぎ目の違和感がかなり小さく、気になりませんでした。
最近のマルチピースモデルは、1ピースと遜色のない性能に進化してきていますが、キャストやフッキング、ランディング時に若干違和感を感じる事があります。そうした違和感の無さが、同じシマノ製品の現行モデルと比べてもかなり軽減されていると感じました。ハートランドなど、ダイワのハイエンドロッドに採用されているVジョイント相当なイメージ。
規模の広い場所でもフルキャストも爽快ですが、ロッド本体が軽量でバランスが悪くないので、意外と小回りも効きます。
ティップからベリーに柔軟性がありつつも、竿の戻りが高反発でシャープな事もあり、規模の狭い場所での使用感も悪くありません。近距離のオーバーハングへ延々と撃ち込むような用途でない限り、大は小を兼ねる汎用性の高い使い方ができますね。
用途
173MHの用途としては、3/8~1/2ozのスピナーベイトやスイムジグといったシングルフックの巻物に最適。トレーラーやブレードの重さにもよりますが、5/8oz程度であれば全く問題なく使えそうです。
投げ続けやすいテーパーで、遠投も効き、ワイヤーベイトのアクションやバイトを感じ取りやすい高感度が魅力。パワーがあるので、流れのある河川や風の強い場所でも、しっかりめのルアーで攻め続けるスタイルが可能になります。
トップウォーターやバイブレーションといったプラグにも使用できますが、グラスロッドのようなバレにくい粘り調子では無いので、トレブルフックのルアーは、しっかりとフッキングで貫ける大きめなサイズがおすすめ。1/2oz~3/4ozといった大型のポッパーでもしっかりと操作できるパワーがあり、重量級バイブレーションを遠投でかっ飛ばせるのも173MHの魅力。
また、巻物によるラン&ガンだけでは無く、10~14g程度のラバージグや、3.5~7gあたりのテキサス・フリリグ・ジカリグ・ゼロダンなどをピンスポットに撃ち込んで誘える繊細さもあります。
21g~28g程度のヘビキャロでも十分使用可能で、ウィードが生い茂るようなハイシーズン以外であれば、むしろヘビーロッドよりも扱いやすいかもしれません。
つまり、173MHは、ガチガチのストロングではなく、パワースタイルとテクニカルを兼ね備えた釣り方に向いています。
スイムジグやスピナーベイトで釣ってみたい方、規模の大きな場所でのオカッパリ用タックルが必要な方、ヘビーバーサタイル1本で攻略したい方におすすめのモデル!
まとめ
「ポイズンアドレナ 173MH-2」は、ビッグレイクバーサタイルに相応しい特性を、最新技術による高性能で仕上げたバスロッド。
眼前に広がる大規模フィールドの水面に、目ぼしいポイントを絞り切れず、途方もない気持ちになる状況でも、173MHは力強く答えてくれます。
アピールの強いルアーを投げ続けられるバランス、その遠投性能、アタリをキャッチしやすい感度、バイトを捕らえるフッキングパワー、どれも広範囲な場所からバスを見つけ出すには最適な特性と言えますね。
ここぞ!というポイントでは丁寧に底物を撃って誘う事もできる汎用性があり、様々なシチュエーションにこの1本で対応できる点も魅力。
センターカット2ピースモデルは、新幹線や飛行機などで遠征する場合にも重宝します。
また、シャープな操作感と使用感、軽量な本体は、比較的小規模な場所でも小回りも効き、野池などでも活躍してくれそうですね。
ボートから近距離のカバー下をキャストし続けるようなシーンでない限り、特にオカッパリであれば1本での応用範囲は非常に広いと言えます。
なので、タックルの数を絞ってオカッパリを攻略したい方に最適なロッドと言えるのではないでしょうか。
スイムジグやスピナーベイトを主体とし、時にはラバージグやフリリグ、ヘビキャロなどを駆使し、さまざまなフィールドのビッグバスを追い求めていける、そんなロッドだと感じました。
1ピースモデル(グリップジョイント式)のモデルはこちら。
ポイズンアドレナ 173MH-2 に合うリール
ポイズンアドレナ 173MHに合うおすすめリールは、シマノの「2020 メタニウム」。
高い剛性と巻き感、軽量ルアーでも投げやすいバーサタイル性がピッタリで、しっかりとしたリールなのに軽量な所がベストマッチです。
また、遠投性を重視する場合は、シマノの「SLX DC」がおすすめ。
デジタル制御のDCブレーキを搭載するこのリールは、重量級ルアーをロングキャストしやすく、トラブルも軽減されます。
非常にコストパフォーマンスが高いリールなので、DC機を初めて使う方にもいいですね。
遠投性能に最高峰を求めるのであれば、ハイエンドモデルでかなり高価ですが「アンタレスDC」一択です。
ポイズンアドレナのラインナップ
ポイズンアドレナのおすすめ機種や、現行バスロッドのランキングも記事にしているので、参考にしてみてください。