出典:BASSMASTER
今から待ち遠しいニュース!
アブガルシアから、新型スピニングリール「ゼノン」が発売されます。
「ゼノン」は、先行して海外で発表された話題のスピニングリール。日本での発売は未定でしたが、2021年春にピュアフィッシングジャパンから国内発売予定となりました。
日本版ゼノンは、2500番台で自重148g、2000番台で自重145gという驚きの軽さ。
ワンピースギアボックスで剛性を兼ね備えつつも、世界最軽量を目指するバスフィッシング用スピニングリールです。シーバスなどにも使えそうな、ソルト対応なのも魅力!
※自重は現時点の予定です。
目次
ゼノンの特徴と魅力
ゼノンは、アブガルシアがリリースするスピニングリールのスーパーハイエンドモデル。
勿論、アブガルシアには、これまでにもハイエンドなスピニングリールを発売していました。
「レボ MGX トリーム」や「レボ MGX シータ」など、いずれもアブガルシアの従来機種から大きく性能アップしたモデル。ただ、従来のハイエンド機種は実売2万~3万円後半と、他社のハイエンドモデルよりリーズナブルで比較的入手しやすく、性能とバランスの取れたリールでした。
そうしたラインナップの中、満を持してスーパーハイエンドモデル「ゼノン」が登場。
一体どれだけの高性能が盛り込まれているのかも非常に気になりますが、正直お高いそうです。。
スピニングリール世界最軽量
ゼノンは、2500番台で自重148g、2000番台で自重145gという軽量リール。
まだ開発中の予定重量とはいえ、バスフィッシング用のスピニングリールとして、おそらく最軽量なのではないでしょうか。
事実、それを目指して作られているようで、日本のフィネススピン市場での実績を重ねたアブガルシアが、究極のスピニングリールとして世界に打ち出すリールといっても過言ではありません。
斬新かつスタイリッシュ、独創的なデザイン
出典:grayzlure
写真では質感や全体像が分かりにくいのですが、ゼノンはかなり斬新なデザインです。
箱から出した状態で、すでにフルカスタムのドレスアップが施されたようなリール。
削りだした金属のパーツを大胆にカットし、それをロックするネジすらスタイリッシュ。
シャープなエッジが随所で光を放つ、近未来的なギア感あふれる外観。
写真は2000番台ですが、2500番台はスプールがもう少し大きめで、より重厚な見た目に仕上がっています。
また、ハンドルノブなど細かい箇所も新規設計されていて、実際の使い勝手も良さそうです。
スペック
国内版のゼノンですが、どうやら1000番台~4000番台まで、あらゆる魚種用にリリースされるようです。バス釣り用に適したサイズのスペック(現時点)は次の通り。
製品名 | 自重(予定) | ギア比 | 最大ドラグ力 | ライン巻取長 | ボール/ローラーベアリング | 糸巻量(m) ナイロン・フロロ / PE |
2000S | 145g | 5.2:1 | 3kg | 69cm | 10/1 | 0.165(41b)-100/PE0.6-100 |
2000SH | 145g | 6.2:1 | 3kg | 82cm | 10/1 | 0.165(41b)-100/PE0.6-100 |
2500S | 148g | 5.2:1 | 5kg | 74cm | 10/1 | 0.205(6lb)-100/PE0.8-150 |
2500SH | 148g | 6.2:1 | 5kg | 87cm | 10/1 | 0.205(6lb)-100/PE0.8-150 |
本当に驚きの軽さ!
自分的には、2500Sと2000SHが1台ずつあれば、バス用スピニング全般をカバーできそうなイメージです。
ソルト対応
これだけ軽量で斬新なスタイルながら、ゼノンはきっちりとソルト対応。
それだけで耐久性に安心感が持てますし、バス釣り以外にも色々と使えるのは嬉しいですよね。
ゼノンのインプレ
ゼノンの情報解禁に伴い、ピュア・フィッシング・ジャパンのプロスタッフ「那須大士朗」氏のインプレ動画がアップされています。
2000番台のゼノンを、3lbラインで0.9gのダウンショットで実釣した動画。
動画中、特に気なった個所は次の通りです。
何かを持っているリール!?
これは驚きました。詳細は是非動画にて!
キャストは快適!
軽量小型なスリム化で、スプールの小径化によるキャスティングへの影響が懸念されますが、2000番台でもルアーの飛びは問題なし。
巻き心地は滑らか!
ギアボックスが極限まで小さいゼノンですが、巻きはかなり滑らかなようです。
レボのシータ以降、アブガルシアのスピニングは巻き心地が向上していますが、それを上回る巻き心地。
動画では40アップを掛けていますが、負荷が掛かった状態でもドラグを効かせながらグイグイ魚を引き寄せています
ドラグがスムーズ
出典:grayzlure
ドラグはスムーズで、出始めも滑らか。3lbラインでも40upと難なくファイトを展開しています。
ドラグノブの反応も良さそうで、ファイト中の調整動作も快適。
ゼノンの価格・値段は?
ゼノンの海外での定価は$499.95(約53,000円)。
レボ エムジーエクストリームの海外価格が$419.95(約44,500円)で、国内の実販価格が3万円代後半であることを考えると、ゼノンは4万円を超えてきそうですね。
ピュアフィッシングジャパンの方がインタビューに答えている記事などによると、6万円以上かかる事は無さそうとの事.....。
まだ国内価格は未定ですが、値段に応じたハイスペック・独創的なリールに仕上がっている事を期待!
※追記
日本国内での「アブガルシア ゼノン」発売は、2021年6月末ごろの予定だそうです。
実売価格が3万円台半ばなので、ハイエンドモデルとしては非常にコストパフォーマンスが高いと言えそうですね。
まとめ
アブガルシアの新型スピニングリール「ゼノン」。
まだ発売は先ですが、アブのリールが好きな方には楽しみな新製品ではないでしょうか。
ゼノンは、日本専用チューンナップモデルではなく、世界のグローバルモデルとしてスーパーハイエンドな位置付けであることから、アブガルシアの本気度が伺えます。
それは、斬新でユニークな新規デザインにも強く表れていると感じました。
自社の職人が開発していた昔とは異なり、今のアブのリールは大半がOEM生産。
ゼノンはどうなっているのか不明ですが、スーパーハイエンドリールを開発する新規技術や独自技術には弱いと感じるかもしれません。
ですが、世界中のメーカーからOEM生産を受け、コストパフォーマンスの高い製品を大量生産しているファクトリーにフィードバックされたノウハウには、計り知れない開発資産があります。
その蓄積された開発資産を、アブガルシアというブランドイメージで本気にフル活用した場合、製法と素材を極限まで高めた最高傑作も夢ではありません。
Abu is Abu.
アブはアブ
そう言い切れる、アブ史上最高峰となる至高のリールに期待大!
アブ好きだけに限らず、その大胆なデザインだけでも価値があるリールと言えます。
今年のアブガルシア新製品にも目が離せません!