木曽川、長良川、揖斐川の木曾三川に挟まれた岐阜県海津市を流れる、東海地区有数のメジャーリバー「大江川」。
アクセスの良さもあり毎週末たくさんのアングラーが訪れます。
自分自身、仕事前の朝に大江川で釣りをして、仕事終わりにまた大江川で釣りをするというほど通い詰めていました。
そんな大江川の魅力は、なんといっても『難しさ』ではないでしょうか(笑)
難攻不落のメジャーフィールドを攻略する、それだけ釣れた時の嬉しさは格別です。
そんな大江川で釣れるようになれば、確実に自分の釣りがレベルアップします。
価値ある一本を獲っていただくために、本記事を参考にしてみてください。
目次
大江川の紹介
岐阜県海津市を流れる一級河川です。
水源は海津市の大博川当たりのいくつかの流れが集まりできた川です。
河口は揖斐川に流入します。
下流側は海水も入ってくる汽水域で、たまにボラ、セイゴなどもいます。
大江川の注意点
大江川は「海津市漁業協同組合」が管理されているオフィシャルなフィールド。なので、大江川で釣りをする場合は入漁料がかかります。
遊漁料金は、付近を流れる中江川と共通で一日300円。
証明書が必要ですが、小学生以下なら無料で中学生だと150円です。
遊漁券は組合事務所や、現地にいる監視員の方から購入が可能。
釣りをされる方は、ご協力をよろしくお願いいたします!
海津市漁業協同組合(海津市庁舎より徒歩10分)
〒503-0646 岐阜県海津市海津町萱野205-5
TEL(0584)53-2460
FAX(0584)53-3884
平日(月~金)9:00~15:00
注意事項
付近に池がいくつかありますが、それぞれの場所で別の遊漁券(各500円)が必要なのでご注意を!
どのフィールドでも同じですが、立ち入り禁止や釣り禁止の厳守は勿論、駐車禁止や騒音、ゴミのポイ捨てなど、マナーに気を付けて釣りを楽しみましょう。
また、本記事と実際のフィールドで状況が変化している可能性もあります。あらかじめご了承ください。
アクセス
車で行かれる場合、ナビに『海津市役所』と入力すると分かりやすいです。
愛知県側から
県道8号線を通って、東海大橋を渡って約5分で着きます。
岐阜県側から
県道8号線を通って、福岡大橋を渡って約2分で着きます。
付近の釣具屋
昔は近くにあったのですが、今は一軒もありません。メジャーフィールドなのに少しさみしいですよね…
バス釣り用品を置いてある一番近い釣具店でも、車で30分程かかります。
フックやシンカーやラインなど、予備を含めて十分に持って行くのが安心ですね。
大江川の実績ポイント
大江川には、上流・中流・下流と無数にポイントが存在。
どのポイントでも四季のパターンがあるので、春夏秋冬すべての季節で挑戦してみるのがおすすめです。たとえ釣れなくても、継続的に通うことでパターンを知り、それが釣りの上達へとつながるのではないでしょうか。
ここでは、過去に実績のあった大江川のポイントを紹介します。
自分なりのポイントを見つける参考にしてみてください。
下流 万寿新田大橋
狙うべきポイントとしてはまず橋桁。
橋があればまず橋桁は鉄則です。
その後は、橋から下流の岸際の反応を探って、反応が無ければ川の中央付近にあるブレイクを探っていきます。
このポントはベイトの魚影も濃く、水深もあるので期待度高め。
ここで釣ったMAXサイズは55cm。自分の中では、出ればデカいと思っているポイントです。
場所
駐車スペース:橋の東側に数台分
おすすめのルアー
まずはベイトタックルでスピナーベイト。反応があれば、フォローでフリリグやテキサスリグが良い感じです。
また、流行りの高比重スティックベイトも効果的。ノーシンカーで巻くか、フォールで誘うか、底物でも使えるので便利です。
丁寧に探るのであれば、ベイトフィネスやスピニングタックルでネコリグがベスト。
水深がありますが、障害物が多く沈んでいるので、根がかりしにくいルアー選びがキモに。
ストレスなく攻められるルアーの方が、集中して丁寧に探れるので、結果的に高釣果に結びつきやすいです。
注意点
万寿橋から上流部は釣り禁止のエリアがあります。
釣り禁止を示す旗が立っているので、立ち入らないように要注意。
深浜大橋
ここは、どのサイトにも載るほどの一級ポイントです。
最大で10mほど水深がある所もあり、大江川でランカーに会う確率が一番高い場所と言われています。
大江川版の琵琶湖ディープホールみたいな感じですね。
場所
駐車スペース:少なめ
おすすめのルアー
水深があるので、少し重めのスピナーベイトで探ります。より広範囲に探るならバイブレーション。
ただ、障害物も多く沈んでいるので、丁寧なアプローチが重要です。
ワームであれば、水深が深い事を踏まえて7gくらいのテキサスがおすすめ。ピンポンでシェイクするよりも、ボトムをズル引きして広い範囲を探る方が効率的です。
とにかく、1発サイズ狙いであれば深浜大橋がおすすめです。
札野ワンド
こちらも大江川の定番ポイント。深浜からは上流部に位置します。
深浜から札野にかけて大小さまざまなワンドがありますが、どれも人気ポイントでプレッシャーは高め。ですが、それだけチャンスが多いとも言えます。
基本的な攻略方法としては、シャローに隣接するかけあがりを丁寧に探っていく形。
ただ、シャローエリアに蛇籠が沈んでいるので要注意です。目視で十分確認できるので、くれぐれも気を付けてください。
何度これでルアーをロストしたか…(笑)
ですが、障害物=バスの居場所となるので、それだけチャンスも多くなります。
場所
駐車スペース:近場には見当たらないので注意
おすすめのルアー
シャローエリアに点在する蛇籠、その一段下にバスがいると仮定して、シャロークランクで探るのが効果的です。
良さそうな場所であれば、同じポイントをダウンショットでネチネチじっくり探ってみてもいいですね。ボトムは根がかりが多いので、オフセットフックなどのスナッグレス性重視なセッティングがおすすめ。
反応がない場合は、川の中央からブレイクになっているので、スピナーベイトを巻くか、フリリグやテキサスのズル引きで探ります。丁寧に探るのであれば、ここでもネコリグが効果的。
大江川のおすすめタックル
大江川を攻略する場合、ベイトタックルをメインにするスタイルがおすすめです。
最近ではベイトフィネスも主流になりつつありますよね。
その理由としては、川全体に障害物が多い事、魚影の濃いワンド帯には蛇籠など根がかり要素が多い事。こうした状況から、ライトラインのスピニングだと、魚を掛けるまではいいのですが、『獲る』のが難しい環境と言えます。
なので、14~16ポンドのフロロラインでMHクラスのベイトロッドを使えば、魚のキャッチ率がアップします。
おすすめロッドは、ダイワの「リベリオン 6101MHRB」や2ピースの「6102MHRB」。重量級ルアーだけではなく、7g程度のシャッドや5g位の底物も扱えてバーサタイルに万能です。
カバーが薄いエリアでのフォローとして、5ポンド以上のフロロラインを巻いたL~MLのスピニングロッドが2本目にあれば盤石。8~10ポンドラインのベイトフィネスもオールマイティで良さそうです。
オカッパリ用のタックルについては、次の記事も参考にしてみてください。
大江川のこれは必ず!持っていくルアー
大江川で実績の高いおすすめルアーを紹介します。
巻物用
巻物用ルアーは、スピナーベイトやチャターベイトなど、根がかりに比較的強いワイヤーベイトがおすすめ。シャロークランクも深度を抑えられるので、根がかりを回避しやすいですね。
底物用(フリリグ、テキサス)
ワームのカラーは、グリーンパンプキンとウォーターメロンの定番2色をベースに、濁りがある場合はチャート系も効果的。
高比重ワーム
ジャスタースティックは流行りのスティックベイト。ノーシンカーの巻きでもフォールでも使え、フリリグやテキサスといった底物にもバッチリ。
定番のヤマセンコーは、根がかりの多い地帯をノーシンカーでズル引きします。
ネコリグ用
ジークラックは、地元に拠点を置くルアーメーカーなので、大江川での相性が期待できますね。ジークローラーは、琵琶湖などでも良く釣れるストレートワームです。
まとめ
大江川は、その難易度から必ず自分の腕を磨いてくれるフィールド。
ランカーを釣ることはかなり困難ですが、価値ある一匹に出会える可能性があります。
また、漁業組合がブラックバスに対して真摯に向き合ってくださる数少ない場所でもあります。こうしたフィールドを大切に残すためにも、マナーとルールを守って、思いっきり釣りを楽しみたいですね!
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シーズン別の攻略や、おすすめルアーの記事も参考にしてみてください。