ロッド

シマノ エクスプライド [EXPRIDE] | おすすめ機種の厳選ラインナップ

※2022年1月26日追記
シマノの新製品として、3代目となる「エクスプライド 2022年モデル」が発表されました。
詳細は下記をご覧ください。

現代バスロッドの中核!! | シマノ 2022 エクスプライド ラインナップ紹介
出典:SHIMANO2022年新製品として、シマノのバスロッド「エクスプライド」がフルモデルチェンジ!「22エクスプライド」として...

以下、元の記事となります。

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シマノのエクスプライドと言えば、2万円台という価格帯で最も主流なロッドではないでしょうか?
性能の高さと価格のバランスが良く、多数のロッドが必要なボートの釣りでも、本数を絞りたいオカッパリでも、必ずマッチする番手が見つかるラインナップ。トーナメントに参加されるプロ選手、ユーチューバー、サンデーアングラーまで幅広く使われている事からも、そのパフォーマンスの高さは伺えます。

ですが、あまりにも機種が多いので、これから購入を検討されている方は戸惑ってしまうのではないでしょうか。
そこで本記事では、2020年現行の「エクスプライド」の中で、特におすすめな機種を厳選してご紹介します。

エクスプライドの魅力と特徴

シマノ エクスプライド

エクスプライドは、シマノがその威信をかけて開発したバスロッドです。
エクスプライド登場以前のシマノは、高い技術や一部の人気シリーズがあるものの、バスロッド全体としては高い評価を得られていませんでした。特に、コストパフォーマンスの良いバスロッドは他社に先行され続けている状態。
今でこそ信じられませんが、「リールはシマノ、ロッドは絶対別メーカー」が一般的な評価だったと思います。

そのシマノが、プライドをかけて開発されたロッドが「エクスプライド」。
2万円台のロッドとしては、当時で考えられない程の高性能と使いやすさ、幅広いラインナップを揃えて登場しました。
その方向性は今も変わることがなく、多くの人が手にする価格帯のバスロッドを、飛躍的に進化させ続けているシリーズです。

使いやすくクセがない | 丈夫でパワフル

エクスプライドは、どちらかといえばハリがあるしっかりとしたロッド。
感度も良好で、パワーのあるブランクスはフッキングが決まりやすく、大物をグイグイ寄せ付けます。
それでいて、どの機種もクセが少なく、マイルドで使いやすいのが特徴。
また、軽量で全体のバランスが良く、かつ頑丈なロッドに仕上がっています。

これからバス釣りを始める方にも使いやすく、使い込むほど手に馴染む奥深さがあり、万人におすすめできるロッドです。

高い性能を支える技術

エクスプライドは、それまでハイエンドモデルの専売特許だった「ハイパワーX」を採用して登場しました。
これにより、使いやすさ、丈夫さ、性能が大きく向上。
結果、長く愛され、数多くの機種がリリースされるシリーズに成長しています。

その進化は今も止まらず、強度の高いソリッドティップ「タフテック」、シェイキングに特化した「エキサイトトップ」、低弾性カーボン「LM(ローモジュラス)」など、常に最新技術で強化され続けるので目が離せません!

センターカット2ピース

センターカット2ピースモデルが多数ラインナップされているのも、エクスプライドの特徴。
一昔前であれば、1ピースに比べて性能が劣るイメージでしたが、エクスプライドの2ピースは非常に高いレベルの仕上がり。1ピースと比べても遜色ないパフォーマンスと言えます。

2ピースモデルは、キャスティング時に微妙な曲がりの違和感があるももの、ほぼ問題ないレベル。むしろ、1ピースと2ピース側に分離しているモデルの方が調子を出しやすく、操作性や感度が良好な場合もあります。ただそれも微妙な違いで、1ピースもセンターカット2ピースもそれぞれに使いやすい性能です。

現在の2ピースロッドはどれも性能が良くなっていますが、特にエクスプライドはクオリティが高いと感じます。

165ML+ | ジャーキング、ロッドワークが快適

スペック 165ML+, 全長(m)1.96, 自重(g)105, 適合ルアーウェイト(g)5~21, 適合ライン(lb)7~14, テーパーRF

海外では定番のモデルジャーキング用ベイトロッドがエクスプライドにも登場しました。
165ML+は、メガバス・ワンテンなどの7~14g程度のジャークベイトに最高で、ペンシルベイトやポッパーにもバツグン。
とにかく、ロッドワークを多用される方におすすめしたい1品です。

ラインを引っ張りすぎない柔軟さと、ルアーの移動距離を短く抑えつつ、しかし鋭くクイックに動かせる力強さ。
微妙にコンポジットされたグラスと、長すぎないレングスに、ML+というパワー設定が、その絶妙なバランスを実現しています。
全体に粘りがある、いわゆるクランキングロッドとは、また異なる仕上がり。

1アクションずつ丁寧にルアー操作する場合に限れば、他のロッドでも代用可能です。
ですが、高速ジャーキングによるアクションや、長時間の正確なロッドワークをキープするのであれば専用ロッドの効果は絶大。
今までキャッチできなかったタイプの魚を手にする可能性が高まります。

ハードルアーだけではなく、ソフトジャークベイトと呼ばれる低比重なヒラ打ち系ワームにも最適。スローなライトリグにも反応しないようなバスに、ワームのリアクションで攻めるアプローチが可能!

ただ、1/2ozを超えるような大型ジャークベイトの場合は、後述する165MH-LMの方が向いています。むしろ、「165ML+」と「165MH-LM」の2本さえあれば、ロッドアクション主体の釣りを存分に楽しめると言えるでしょう。

165MH-LM | スピナーベイト、大型ジャークベイトに!!

シマノ エクスプライド 165MH-LM 266L-LM

スペック 165MH-LM, 全長(m)1.96, 自重(g)110, 適合ルアーウェイト(g)10~35, 適合ライン(lb)10~20, テーパーRF

165MH-LMはスピナーベイト特化なベイトロッド。この番手も海外では主流のジャンルですね。その性質は、巻物全般に向いた全体がダルめのロッドとは一線を画します。
オカッパリ・ボートを問わず、カバーやストラクチャーをタイトにスピナーベイトで攻め続ける方に是非使っていただきたい1品。

165MH-LMで最も特徴的な性能は、低弾性カーボンを採用したLM(ローモジュラス)モデルである点。スピナーベイトを巻く際の振動が低弾性なブランクスを揺らし、その動きをつぶさに手元が捕らえます。
この特性によって、水中にあるスピナーベイトの動きが、今まで以上に明確なイメージとなります。
結果、一定レンジをリトリーブする操作性、根がかりに対する回避能力など、釣り人のアクションに大幅な向上を期待できます。

加えて低弾性な特性は、かかった魚の動きに追従し、強引なファイトでもバレにくくなる効果も。スピナーベイトだけではなく、ブレードジグやバズベイトといった、ワイヤーベイト全般にも良さそうです。
また、ワイヤーベイトだけではなく、ルドラなどの大型ジャークベイトや、重めのシャロークランクにも最適。逆に、軽量のバズベイトやブレードジグであれば、エクスプライド165ML+の方が向いています。
つまり、「165MH-LM」と「165ML+」の2本があれば、今まで以上に巻物の釣りを堪能できるラインナップと言えそうです。

175H-SB/2 | 2ピースのビッグベイト用ロッド

センターカット2ピーススペック 175H-SB/2, 全長(m)2.26, 自重(g)140, 適合ルアーウェイト(g)14~56, 適合ライン(lb)12~25, テーパーRF

175H-SB/2は、センターカット2ピースモデルだけに用意されたビッグベイト&スイムベイト用ロッド。7フィート5インチというロングパワーモデルを、携帯性に優れた2ピースで待ち望んでいた方も多いのではないでしょうか。

100gクラスの大型ビッグベイト用ではありませんが、主流となる2oz以下のビッグベイトやハネモノ、大型のクランクやバイブレーションといった、丁度いいストロングスタイル向けに仕上がっています。

ラバージグや底物にもある程度対応できるので、緩急を織り交ぜながらパワーゲームを楽しみたい方におすすめな1本。
初めてビッグベイトに挑戦される方にも最適です。
大規模フィールドで、遠投を交えてラン&ガンするスタイルを強力にアシストしてくれそうですね

267L+ | ビッグバスを仕留めるシェイキングロッド

267L+は、シェイキングに特化した「エキサイトトップ」採用のスピニングロッド。
穂先が残るティップと柔軟なベリーが、オートマチックなシェイキングを誘発させ、釣り人の操作を大幅に向上。長時間、正確なシェイクを刻み続けることができます。

今までのエキサイトトップ採用モデルは繊細な番手が多かったのですが、267L+はそのパワーアップ版。ビッグバスをものともしない強いバットパワーで、大規模フィールドでのミドストやボトストに最適です。

パワーはプラスされたものの、ライトリグへのフィネスな操作感はそのままキープ。その上で、やや大きめのワームにも対応可能な懐の深さをもっています。
待つのではなく、攻めるフィネスで大物をゲットしたい方に是非おすすめしたい1本。

266L-LM | 低弾性カーボンでフィネス、ライトプラグを決める!!

シマノ エクスプライド 266L-LM

スペック 266L-LM, 全長(m)1.98, 自重(g)102, 適合ルアーウェイト(g)3~12, 適合ライン(lb)3~6, テーパーR

266L-LMは、スピニングロッドの中でも珍しい低弾性カーボンを採用したLM(ローモジュラス)モデル。
かなり独創的な番手で、エクスプライドならではの細分化と言えるのではないでしょうか。
ですが、決して特化しすぎたスペシャルモデルではなく、エクスプライドらしいバランスがよく使い勝手のいい機種。

シャッドやスモールクランクといった巻物は勿論、ラインスラックを多用するライトリグの操作性も良好。
初代のエクスプライドには、264UL+というレギュラーテーパーでカーボン含有率の低めのロッドがあったのですが、ミドストやスモラバにも使いやすい、良い意味での粘りがありました。266L-LMは、その粘りをより現代風にリファインしたイメージ。

低弾性カーボンとはいえ、それはあくまでも現代基準。一昔前のハイエンドロッドと同程度な弾性もあり、しなやかな分使い勝手がいいので、ハリの強いロッドとは一味違うフィネスを楽しめる1品です。

164L-BFS/164L-BFS/2 | 繊細なベイトフィネス

スペック 164L-BFS, 全長(m)1.93, 自重(g)100, 適合ルアーウェイト(g)3.5~10, 適合ライン(lb)6~12, テーパーFF
センターカット2ピース 164L-BFS/2, 全長(m)1.93, 自重(g)100, 適合ルアーウェイト(g)3.5~10, 適合ライン(lb)6~12, テーパーFF
3インチのネコリグやスモラバなど、繊細なベイトフィネスを求めるなら164L-BFSが最適。
シャッドや小型のスピナーベイト、ヘビダン等も十分使えますが、穂先の繊細さが際立ったいるのがこの番手です。
ピンスポットにキャストしやすく、点のシェイクが快適。
その反面、魚がかかった時にはロッド全体が回り、その繊細さからはイメージできないバットの強さを発揮してくれる1本。
センターカット2ピースモデルがあるのも携帯性を重視する方には嬉しいポイントですね。

168L-BFS/168L-BFS/2 | バーサタイルなベイトフィネス

シマノ エクスプライド

スペック 168L-BFS, 全長(m)2.03, 自重(g)100, 適合ルアーウェイト(g)3.5~10, 適合ライン(lb)6~12, テーパーFF
センターカット2ピース 168L-BFS/2, 全長(m)2.03, 自重(g)102, 適合ルアーウェイト(g)3.5~10, 適合ライン(lb)6~12, テーパーFF

168L-BFSは、シャッドやスモールクランク、小型のスピナーベイトなど、ベイトフィネスをバーサタイルに扱える1本。
4インチ前後のネコリグや1/16oz以上のダウンショットは勿論、フリリグやライトキャロ、ヘビダンまで万能。10g未満のミノーやジャークベイト、1/4oz程度のワイヤーベイトも気持ちいいですね。

164L-BFSがよりライトなリグの操作性に向いているのに対し、168L-BFSは遠投性を含む全体的によりクセの無い番手。
極論この1本があれば、極端なカバーフィールド以外、最も手早く魚をキャッチできるのではないでしょうか。
フィネスをベイトでカバーできる最大のメリットを体感できる1本です。

1610M/1610M-2 | 人気No1 バーサタイルベイトロッド

スペック 1610M, 全長(m)2.08, 自重(g)110, 適合ルアーウェイト(g)7~21, 適合ライン(lb)8~16, テーパーRF
センターカット2ピース 1610M-2, 全長(m)2.08, 自重(g)117, 適合ルアーウェイト(g)7~21, 適合ライン(lb)8~16, テーパーRF

ベイトロッドで最も人気のある番手が1610Mです。
1610Mの中でも、特にクセが無く、使いやすいのがエクスプライドと言えるかもしれません。

この価格帯ながら、感度・粘り・ハリの強さ・操作性など、総合的なバランスの良さはピカイチ。7から20gのハードルアー、3/8~1/2ozのワイヤーベイト、10g前後のジャークベイトは勿論、7g以下のフリリグやヘビダン、ライトテキサスまで万能に使えます。

とにかく、適度な長さとパワー設定が絶妙で、キャスティングやフッキングが決まりやすい1本。さらに、シマノのロッドは適正ルアー上限近くのパフォーマンスがいいので、比較的重めのルアーでの使用感も快適。

近距離でも遠距離でも、オカッパリでもボートでも、あらゆるシーンでタックルの中心軸となるロッドです。

168MH/168MH-2 | 使い勝手が気持ちいいジグロッド

スペック 168MH, 全長(m)2.03, 自重(g)112, 適合ルアーウェイト(g)10~30, 適合ライン(lb)10~20, テーパーF
センターカット2ピース 168MH-2, 全長(m)2.03, 自重(g)120, 適合ルアーウェイト(g)10~30, 適合ライン(lb)10~20, テーパーF

操作性とパワー、その上でクセのない使いやすさを兼ね備えたジグロッドが168MH。
1ozのスイムベイトをフルキャストしてもブレない力強さをもちながら、穂先のアクションが絶妙で、10g以下のジグをピンにズバズバ打ち込めます。
近~中距離であれば5~7g程度といった軽量ジグも扱いやすく、丁寧な誘いを仕掛けることができます。

6.8フィートという取り回しの良い長さが、特にダム湖でのボートや小規模なフィールドでのパワーゲムに最適。それでいてマイルドな仕上がりで、大型のジャークベイトや1/2ozのワイヤーベイトも快適に扱えます。
ジグを主体とされる方や、小回りの効くパワーロッドを必要とされる方に是非使っていただきたい1品です。

172MH/172MH-2 | ヘビーバーサタイルロッドならこれ!

グリップジョイントスペック 172MH, 全長(m)2.18, 自重(g)127, 適合ルアーウェイト(g)10~30, 適合ライン(lb)10~20, テーパーRF
センターカット2ピース172MH-2, 全長(m)2.18, 自重(g)125, 適合ルアーウェイト(g)10~30, 適合ライン(lb)10~20, テーパーRF

172MHは、操作性と遠投性能のバランスが取れたエクスプライドのパワーバーサタイルモデル。
3/8oz以下の底物や1/2ozクラスのスピナーベイトが快適で、1ozクラスのスイムベイトといった重量級ルアーも余裕。

7.2フィートという長さは、一昔前はロングロッドなイメージがありましたが、軽量化による取り回しの良さと、全体のバランスの向上によって、この長さでも丁度いいバーサタイルになっているのではないでしょうか。
特に、エクスプライドに7フィートオーバーのその傾向が高まったように感じます。
その中でも、MH以上のパワーロッドはフッキングや操作性、キャスティングにおいて、長さのメリットが絶妙。
ロングロッドを苦手とされている方でも、最初に手にする172MHをおすすめします。

172H/172H-2 | ヘビーカバーを攻略するパワーロッド

シマノ エクスプライド 172H

グリップジョイントスペック 172H, 全長(m)2.18, 自重(g)125, 適合ルアーウェイト(g)12~42, 適合ライン(lb)12~25, テーパーF
センターカット2ピース 172H-2, 全長(m)2.18, 自重(g)127, 適合ルアーウェイト(g)12~42, 適合ライン(lb)12~25, テーパーF

カバーゲームに必須のパワーロッドが172Hです。
重量級ルアーや1/2oz前後のジグを力強くキャスティングし、丁寧な操作が可能。1ozを超えるヘビキャロはもちろん、カバー周りのフロッグにも最適です。
パワーロッドであるにもかかわらず、高い操作性とクセのない使いやすさ、高感度軽量な仕上がりも特徴。

その本領を発揮するのはビッグバスがかかった時。
頑丈なバットとブランクス全体が、しっかりと曲がりつつ、高い反発力で魚をグイグイ寄せ付けます。
そのパワーは、ウィードの藻だまりといった、カバーごと魚を引き抜ける程。
カバーゲームをされる方であれば、必ず必要となる番手と言えるでしょう。

172MH-G | 3~5mのディープクランクに最適

グリップジョイントスペック 172MH-G, 全長(m)2.18, 自重(g)140, 適合ルアーウェイト(g)10~35, 適合ライン(lb)10~20, テーパーR

3~5m前後を潜るディープクランクや大型バイブレーションを多用される方に是非使っていただきたいロッド。
グラスコンポジットながら、ブランクス全体はシャープで軽量。ブレのないしっかりとしたキャスティングでハードルアーを飛ばすことができます。
それでいて粘りのあるグラス素材が、ハードルアーの動きを損なうことなく、理想的なアクションを実現。
また、クランクベイトのアタリを絡めるようにフッキングし、粘りのあるブランクスがバラシにくさにも効果を発揮します。
他のロッドでも巻物は十分可能ですが、バレやすく、アクションの精度が釣果と直結するクランキングでは特に必要となる1本。
パワーがあるロッドながら、10g以上の中型クランクにも対応できる懐の深さも兼ね備えています。

262UL-S/262UL-S/2 | 超フィネスのソリッドスピニング

スペック 262UL-S, 全長(m)1.88, 自重(g)87, 適合ルアーウェイト(g)1.5~5, 適合ライン(lb)2.5~5, テーパーFF
センターカット2ピース 262UL-S/2, 全長(m)1.88, 自重(g)87, 適合ルアーウェイト(g)1.5~5, 適合ライン(lb)2.5~5, テーパーFF

262UL-Sは、ソリッドティップを採用したウルトラライトスピニングロッドです。
1gクラスのスモラバやライトキャロ、ノーシンカーを繊細に扱うなら262UL-Sの出番。
繊細なソリッドティップがライトリグの振動を捉え、それをブランクス全体が感知するので、想像以上に水中のイメージが明確になります。
極寒の冬など、極端に活性が落ちて、弱い吸い込みでしか口を使えないバスを仕留める...そんな超フィネスの切り札となる1本です。
冬のクリアレイクが楽しくなるかもしれません。

265UL+/265UL+-2 | 使いやすいシェイキングロッド

シマノ エクスプライド 265UL;

スペック 265UL+, 全長(m)1.96, 自重(g)92, 適合ルアーウェイト(g)2~10, 適合ライン(lb)2.5~6, テーパーRF
センターカット2ピース 265UL+-2, 全長(m)1.96, 自重(g)92, 適合ルアーウェイト(g)2~10, 適合ライン(lb)2.5~6, テーパーRF

265UL+は、シェイキングに特化した「エキサイトトップ」採用のスピニングロッド。
しっかりめの穂先をオートマチックでナチュラルに揺らす絶妙なベリーが組み合わさったこの機構は、現行エクスプライドスピニングモデルの中でも特選機能と言えるでしょう。
ダウンショットやネコリグを点を誘うのは勿論、ミドストなどラインスラックを出す釣りも快適。
またUL+というパワー設定は、軽量なライトリグを扱いやすいにもかかわらず、大物にも対応できる粘り強さを持っています。
底物が特に気持ちいいい使用感ですが、軽量なシャッドやミノーにも対応。
春先など、ナーバスになっているバスを攻略したい方におすすめな1本です。

263L-S/263L-S/2 | バーサタイルなソリッドスピニング

スペック 263L-S, 全長(m)1.91, 自重(g)90, 適合ルアーウェイト(g)2.5~10, 適合ライン(lb)3~6, テーパーFF
センターカット2ピース 263L-S/2, 全長(m)1.91, 自重(g)92, 適合ルアーウェイト(g)2.5~10, 適合ライン(lb)3~6, テーパーFF

263L-Sは、バーサタイルなソリッドティップのスピニングロッド。
他のソリッド機種同様、「タフテック」採用のカーボンソリッドは強度も十分。ソリッドは弱いというイメージを覆してくれます。
やや短めなソリッドティップ設計なのも、シマノの古いモデルから蓄積されたノウハウ。
ソリッドの喰わせと、ルアーの操作性を両立し、ダウンショットやネコリグ、虫系ワームなどが快適!
ウィードエリアなど、多少のカバーに負けないティップの強さと、一瞬の喰わせの間のバランスが絶妙です。
全体的な操作感はしっかりとしていて、5~7gのシャッドやスモールプラグにも高相性。
穂先のソリッドを活かした操作を駆使すれば、ミドストのようなラインスラックを出す釣りでも対応できます。

ティップがラインの振動を敏感にキャッチし、それをブランクス全体が捕らえるので、水中やボトムのイメージも掴みやすいのも特徴。ソリッドモデルながら、驚くほどバーサタイルな仕上がりになっています。

ライトリグ用ロッドとして強さも兼ね備えた263L-Sは、オカッパリでもボートでも万能なスピニングロッド。
初めてソリッドモデルを使用される方にもおすすめできる1本です。

266L/266L-2 | 人気No1 バーサタイルスピニング

シマノ エクスプライド 266L

スペック 266L, 全長(m)1.98, 自重(g)97, 適合ルアーウェイト(g)3~10, 適合ライン(lb)3~6, テーパーF
センターカット2ピース 266L-2, 全長(m)1.98, 自重(g)102, 適合ルアーウェイト(g)3~10, 適合ライン(lb)3~6, テーパーF

266Lは、エクスプライドに限らす、バス用スピニングロッドとして最も人気がある番手ではないでしょうか。
繊細かつ粘りがあり、キャストしやすく、デカバスがかかってもラインブレイクしにくい...オカッパリでもボートでも、スピニングに必要な要素が全て詰まっています。

1/16ozを超えるダウンショットや4インチ前後のネコリグ、2g台のスモラバやジグヘッド、5g前後のシャッドや、1/4oz以下のスピナーベイトなど、ライトリグの中核全てが扱いやすい1本。
操作性と感度にも優れ、底物は勿論、ロッドワークを多用する釣りにも、I字形のようなストレートリトリーブの釣りにも対応できます。

とにかく、最初のスピニングロッドとしておすすめな1本。
ライトリグが切り札となるシチュエーションは多いので、ここぞという時の為に、使いやすくて性能が良いスピニングロッドを探している方にも良さそうですね!

2610ML/2610ML-2 | 遠投性とパワーを秘めたスピニング

スペック 2610ML, 全長(m)2.08, 自重(g)95, 適合ルアーウェイト(g)4~12, 適合ライン(lb)4~8, テーパーF
センターカット2ピース 2610ML-2, 全長(m)2.08, 自重(g)97, 適合ルアーウェイト(g)4~12, 適合ライン(lb)4~8, テーパーF

2610MLは、長さとパワーが特徴のスピニングロッド。
ライトキャロやシャッドなどを遠投し、ロングディスタンスでの操作性やフッキングで高いパフォーマンスを発揮します。
ロングキャストだけではなく、繊細なティップは点で誘う操作性も快適。PEラインによる近距離のパワーフィネスにも対応してくれます。
長さと強さがあるので、ハネジグのようなリアクションを誘う使い方も!

超フィネスが得意なロッドではありませんが、大規模フィールドやカバーエリアなど、ハードなロケーションを力強く支えてくれる、1本あれば何かと重宝する番手です。

まとめ

エクスプライドは、シマノが威信をかけて開発したバスロッド。
その性能と使いやすさ、そしてコストパフォーマンスの高さは、バスロッドのスタンダードと言えるのではないでしょうか。
1つのモデル寿命が長い事、数多くの機種が揃っている事からも、それは明らかだと思います。
また、現行モデルのラインナップが充実している今でも、前モデルの機種がまだまだ十分現役として活躍できる基本性能の高さも魅力。
今の時代、携帯に便利なセンターカット2ピースモデルが多いのも嬉しいポイントですよね。

コストパフォーマンスも高いので、手持ちのタックルを入れ替えたり、持っていない番手を追加する場合にもおすすめ!
これからバスロッドを手に入れる方にも、是非検討してもらいたいシリーズです。

  • 165ML+:ジャークベイト、ソフトジャークベイト、小型バズベイト等に最適。
  • 165MH-LM:スピナーベイト等ワイヤーベイト全般、大型ジャークベイト等に最適。
  • 175H-SB/2:センターカット2ピースのビッグベイト用ロッド。
  • 267L+:ビッグバス対応の強いバットを持った、シェイキング用スピニングロッド。
  • 266L-LM:低弾性カーボンのスピニング。シャッドやスモールクランク、ラインスラックを要するライトリグ向け。
  • 164L-BFS/164L-BFS/2:繊細なライトリグ操作に向いたベイトフィネスロッド。
  • 168L-BFS/168L-BFS/2:ライトリグや軽量ルアー全般に向いたバーサタイルなベイトフィネス。
  • 1610M/1610M-2:7から20gのハードルアー、3/8~1/2ozのワイヤーベイト、7g以下の底物などに向いたバーサタイルなベイトロッド。
  • 168MH/168MH-2:操作性とパワーに優れたジグロッド。1/2スピナーベイトや1ozスイムベイトにも対応。
  • 172MH/172MH-2:1/2ozのスピナーベイトやスイムベイトなどの大型ルアーもこなすヘビーバーサタイルロッド。
  • 172MH-G:3~5m前後のディープクランクや大型バイブレーションに最適なグラスンポジットロッド。
  • 262UL-S/262UL-S/2:ソリッドティップの超フィネスに向いたスピニングロッド。
  • 265UL+/265UL+-2:シェイキングに特化しつつも、ライトリグ全般が使いやすいスピニングロッド。
  • 263L-S/263L-S/2:強めのソリッドティップで、喰わせとカバー周りでの操作性を両立させたスピニングロッド。
  • 266L/266L-2:あらゆるライトリグや軽量ルアーが使いやすいバーサタイルなスピニングロッド。
  • 2610ML/2610ML-2:遠投性能と操作性に長けたスピニング。パワーフィネスやハネジグにも最適。
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エクスプライドに合うリール

エクスプライドのベイトロッドに合わせるリールは、「2020メタニウム」や「SLX MGL」が最適。
適度にハリがあり、クセの無いエクスプライドは、最新の遠心ブレーキリールが気持ちよくマッチします。
MHやHパワーの場合、カバーでのPEライン使用や、遠投性を重視した「SLX DC」も候補になります。
ベイトフィネスモデルであれば「アルデバランBFS」がベストチョイス!

スピニングロッドには、「ヴァンキッシュ」や「コンプレックスCI4+」がおすすめ。
スピニングリールは内部機構が複雑で、かつ繊細なライトラインをトラブル無く扱う必要があるので、可能な限り高性能なリールが快適です。エクスプライドの性能を十分に発揮する為にも、高機能なリールが合います。
LやMLのパワーなら2500番台、ULやUL+であればC2500番台がバランスも良くていいですね。

現行リールのランキングも記事にしているので、参考にしてみてください。

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エクスプライドのインプレ

実際にロッドを使用したインプレも記事にしているので、参考にしてみてください。

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本記事で使用している写真の一部は黒田健史の「いろはにほへと」から引用しています。 黒田健史プロは、国内最高峰のバスフィッシングトーナメントTOP50に参加している猛者で、シマノ製品の開発にも関わっています。エクスプライドについても、プロ目線の解説記事を掲載されているので是非参考にしてみてください。

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