釣り慣れたホームを離れ、新しいフィールドで釣りをすることは、釣り人にとってたまらない楽しみの一つと言えるでしょう。
新しいフィールドを求めながら車を走らせるとき、様々な想像が掻き立てられ、それだけでワクワクしてきますよね。
しかし、実際には何の情報もなく“アタリ”といえるフィールドを見つけることは、かなり難しいと言わざるを得ません。
正確には、近年ますます難しくなってきた、というのが本当のところでしょう。
具体的に以下の理由から、バス釣りのフィールドを見つけるのは難しくなっています。
② 水害対策の護岸工事等が急ピッチで進んでいる
③ 雑誌や動画で紹介されたフィールドは、スレまくっている
④ 田舎などは、人の手が入にりくく、雑草等が生い茂り立ち入れなくなっている
以前、所縁があった岡山県では、④が顕著です。
悲しいことに昔釣り親しんだいくつもの池やダムが、荒れまくっています……
しかし、いくら困難になってきたとはいえ、新しいフィールドで感動的な一匹との出会いを求めるのはアングラーの性。
それにお応えすべく、今日は岡山県のとっておきのフィールドをご紹介します!!
注意事項
野池や河川や湖といったフィールドは、一部を除き、積極的に釣りを推奨している観光地のような場所ではありません。立ち入り禁止や釣り禁止の厳守は勿論、駐車禁止や騒音、ゴミのポイ捨てなど、マナーに気を付けて釣りを楽しみましょう。
また、かつて釣り可能な場所でも、状況が変化している可能性があります。本記事のフィールドが、常に釣り可能であることは保証できませんので、あらかじめご了承ください。
秘境!!「青野ダム」
今回、ご紹介するフィールドは岡山県南西部に位置する「青野ダム」です。
「秘境」という言葉がピッタリの一押しバス釣りスポットです!
では、さっそく基本情報から見ていきましょう。
「青野ダム」の基本情報
場所
「岡山県井原市青野町中尾 青野ダム」
アクセス
車のみ。近くに公共交通機関はありません。
大きさ
流域面積2.9㎢
そこそこ大きいです。
設備
トイレあり
駐車場あり(5台ほど)
周辺情報
近くには飲食店・コンビニはおろか、自動販売機もありません。
必ず、何か買っていくこと。
ボート乗り降り
注意:青野ダムはボートが禁止されています。ブログを見ていただいた方から指摘がありました。当方の確認不足で誤った情報を公開してしまい、大変申し訳ありません。
駐車場・トイレから約30メートルでダムの入り口です。
そこには石の階段が水中へくだっており、そこからスムーズにボートを出せます。
ゴムボートやカヌーが主ですが、エレキ付きの小型ボートの方もいるようです。
魚種
ラージマウスバス・ブルーギル・ナマズ・コイ・ライギョ・ハヤ・メダカ等
危険個所
特になし。
夏場はたまにヘビが出ます。
「青野ダム」の良いところ
まず、水質がキレイです。
※本記事の多くの写真では水が濁っていますが、これは撮影日が豪雨明けだったためです。
※本来の水質はこれくらいキレイです。
そして、周りを囲む山々が雄大で、景観もgood
地元アングラーの方もいますが、基本的に人は少なめで、気兼ねなく釣りを楽しめます。
その分、バスも比較的スレていません。
トイレや駐車場も完備。釣場の心配事が少なく、ストレスなく楽しめますね。
肝心のバスはというと、オカッパリでもランカーサイズが狙える..そうです。
標準サイズは、だいたいこのくらいです。
「青野ダム」を攻略せよ!!
もちろん、新しいフィールドで自分なりの攻略法を見つけるのが楽しい、ということは知っています。
ですが、一応、念のためにオススメの攻略法(オカッパリ限定)をいくつか書いておこうと思います。
先に少しでも多くの情報を仕入れておきたい方はご覧になってください。
「青野ダム」オカッパリはここを狙え!
1.石段脇のオーバーハング
駐車場からすぐの場所です。
石段が水中深くまで続いているので、そこがストラクチャーの役割をしています。
さらに脇にはオーバーハングがあるので、とりあえず青野ダムに着いたらここへ投げます(笑)
2.人工島付近
駐車場から200~300mほど道なりに県道を進むとダムの中にある人工島へ降りていく小道があります。
その人工島は、周囲がカケアガリのようになっていて、それ自体が巨大なストラクチャーの役割をしています。
周囲にはウィードやオーバーハング、水深20センチほどの超浅瀬があり、どれも実績あるポイントです。
祠のようなものがあるので、お賽銭すると釣果もアップするかも!?
人工島付近の超シャロ―
人工島付近のオーバーハング
3.流れ出し
人工島からさらに200mほど県道を行くと、大きな流れ出しがあります。
ここには活性の高いバスが多く一年を通じて攻めるべきポイントと言えます。
特に夏はマズメ時のトップウォーターの実績が高いです。
小魚を模したソフトルアーの早巻きも釣れますよ!
「青野ダム」のベイト
フィールドの攻略で欠かせないのが、ベイトですよね。
どれだけ正確にバスがいるポイントを把握できても何を食べているのか、までわからなければ釣り上げることはできません。
さて、青野ダムのベイトですが、基本は小魚と虫になると思います。
近年のダムでは珍しく、日本の固有種の淡水魚も結構多く生息していますので、やはりメインベイトは小魚になると思います。
また、山々に囲まれていますので、虫やカエルなどのベイトも豊富です。
特にオカッパリでオーバーハングを狙い打つ展開ではセオリー通り虫系がちゃんと刺さります。
一つ傾向として知っておいた方が良いのは、あくまで経験上ですが、エビ系ルアーの実績は高くありません。
というより、青野ダムでは、ザリガニやエビを模したルアーで釣ったことがないです。
ベイトとしてカワエビやザリガニが全くいないわけではないと思うのですが、原因はよくわかりません。
あくまで、これまでの経験での話です。
最後に
いかがだったでしょうか?
今日は、岡山県にあるバス釣りスポット「青野ダム」を紹介しました。
スレていないバスやきれいな景観を求めるアングラーにはもってこいではないかと思います。
是非いろいろな場所の情報を調べて、楽しいバス釣り遠征をしてみてくださいね!
こちらの記事も参考にしてみてください。