ロッド

シマノ '16 ポイズングロリアス 267ML -DUAL SNIPER- | 実釣インプレ

ポイズングロリアス

シマノの現行ポイズングロリアス 267ML -DUAL SNIPER- をインプレッション。
267MLは、スピニングフィネスの万人向けロッドではありませんが、テクニカルなロッドワークに欠かせないロッドであることを主張します!

ポイズングロリアス 267ML の特徴

スペック 267ML,全長2.01m,自重85,適合ルアーウェイト4~12g,ライン4~8lb/PE MAX1.5,テーパーRF

267MLという番手は、シマノのスピニングロッドで小型ハードベイトに向いたモデル。
非常にテクニカルな用途でバツグンの性能を発揮します。さらに16ポイズングロリアスの267MLは、高弾性かつ高感度な特性が相まって、ライトリグへの対応力も兼ね備えています。

これこそが「デュアルスナイパー」

ハードベイトとライトリグの両方に特化したロッドです。

その感度、尋常にあらず | ポイズングロリアス

現行ポイズングロリアスの感度は尋常ではありません。
267MLも例外ではなく、1/16ozのシンカーがボトムの小石に当たった際、ラインテンションを緩めていたにもかかわらず、思わず声が上がる程。
使い古された表現で言うと「電撃が走った!!( )」ような、まさにその感覚。
思わずロッドを落としそうになり、(ネタではなく)本当に手からこぼれました。

感度の良さは、ハッキリと旧モデルのポイズングロリアスを上回ります。
感度が優れたロッドとして知られるポイズンアドレナや、ダイワのブラックレーベルBLX、今年リリースされたリベリオンなども大きく凌駕する性能。

カーボンモノコックグリップによる効果も大きいですが、ベースとなるブランクスもキンキンに研ぎ澄まされ、さらにトルザイトリング採用によるガイド周りの改修など、トータルのパワーアップがハンパありません。

現行ポイズングロリアスの感度は、ハイエンドとなるこのクラスの中でも、最上位に位置するといえるでしょう。

ロッド全体で鋭く飛ばす | 267MLのキャスティング

グロリアス267MLは、ややレギュラー寄りのテーパーで、ルアーの重みをロッド全体で受け止めます。そして、強い反発力で鋭くキャスト。
スパイラルXとハイパワーXによるダブルX効果でブレを極限まで押さえるので、ピンスポットへのダイレクトな投げ心地が爽快です。

ただシマノのMLパワーロッドは、適正ルアー重量上限のパフォーマンスが高いため、他社ロッドに比べると超軽量ルアーがやや難しいかもしれません。5g以下のシャッドや4インチ以下のネコリグであれば、「ポイズングロリアス 264L -VITALBEAT-」や「ポイズンアドレナ266L」の方が快適です。

267MLは、5gを超えるシャッドや9g程度のミノー、5インチ以上のカバーネコや5g前後のキャロが最高に気持ちいいロッド。
1.5号という強靭なPEが適応範囲なので、パワーフィネスも余裕な強さ。

こうしたルアーを、テクニカルでシャープなロッドアクションを絡めて使うことが267MLの真骨頂といえそうです。

使用感とデザイン

現行ポイズングロリアスのデザインは、スタイリッシュに美しく、細身のボディにしっかりとした重厚感を秘めています。手にするだけで最高の所有感に満たされ、ブランクスが空気に触れる感触までビンビン手元に伝わります。
この高級感は、同価格帯の他シリーズでも体験できないほど圧倒的で、前モデルのグロリアスから大きく進化しています。

使用感も素晴らしく、全長2mを超えるロッドながら85gと超軽量。リールをセッティングしていない状態でも先重りはなく、パーフェクトに仕上がっています。

グロリアス 267ML | 用途

ポイズングロリアス267MLは、ミノーやシャッドのジャーキングがメチャ快適!
これこそが267MLの魅力であり、ロッドワークを駆使するルアーを1日使いきれるテクニカルロッドと言えます。軽量なトップウォーターにも最適で、PEラインを使えば小型フロッグも問題ありません。1.5号までのPEに対応しているので、カバー周りへのパワーフィネスもOK。

軽量ルアーに特化したベイトタックルが増える中、スピニングタックルでミノーやシャッドを使うことにメリットが無いと思う方も多いかもしれません。

ですが、リールの重心がロッドに対して下向きになるスピニングタックルは、正確なロッドワークを1日やりきるために必須です。

朝夕だけトップ、あとはワイヤーベイトやクランクを巻き続ける、といった釣りではここまでのロッドは不要かもしれません。しかし、湖を1周、レイダウンの倒木1本1本にキャストし、1投1投を丁寧かつ的確なアクションで攻める。
そんな釣りでは、スピニングタックルによるロッドアクションが役立ちます。

ライトリグにすら口を使わないようなタフな状況でも、小型ハードベイトによる鋭いロッドワークが魚のスイッチを入れることがあります。ハードベイトが強すぎる状況なら、4インチ以上のソフトベイトやネイルリグをジャーキングで攻めるのも効果的!
とにかく、1日キチンとジャーキングを続けることはかなり過酷で、こうした専用ロッドの独壇場となります。

ポイズングロリアス267MLは、果敢に攻める超攻撃型ロッドといえますね。

グロリアス デュアルスナイパー | まとめ

現行グロリアスは、前モデルから大きく進化したことをハッキリ体感できる1品。
特に感度は、ハイエンドとなるこのクラスでもトップクラス。水中のルアーに対して、今までとは全く異なる世界をイメージできます。

その中で267MLは、ハードベイト寄りというレアなスピニングロッド。非常にテクニカルな面があり、必要とする方にとっては手放せない1品ではないでしょうか。
強めのライトリグへの対応力も兼ね備えているので、パワーフィネス用に併用することもできます。

普通で満足できない方、バーサタイルなスピニングロッドはすでに持っているが、もっと釣りの幅を広げたい、といった方におすすめしたい1本です。

  • グロリアス267MLは小型ハードベイトや強めのライトリグに最適
  • ロッドワークを駆使する小型ルアーのジャーキングが快適
  • ハイエンドモデルの中でも最高峰の感度

ポイズングロリアスのラインナップ

ポイズングロリアスのおすすめ機種や、現行バスロッドのランキングも記事にしているので、興味をお持ちの方は参考にしてみてください。

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  • この記事を書いた人

@BassTsuriTackle

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